今回のホテルは「老錦江飯店」。上海市内のロケーションにしては静かなホテル。「老」という位だから歴史も古く、その分建物や設備、部屋も古かったがリノベーションを施して、見た目は綺麗になってる。でも、ボイラー設備が弱くて、4階の部屋でシャワーにお湯が出るまで30分かかってしまう。どうも中国は、「仏作って魂いれず」の傾向が強いように思う。
マレーシア販社の社長、中国販社の社長、香港工場の社長、北京駐在員に僕と僕のボスというそうそうたる面々で、上海蟹を食べにいった。もうシーズンは終わりにさしかかっており、メスよりオスが美味しい季節であったが、やっぱり高い。一匹3000円もする。今夜は中国販社の社長が歓迎会として主催してくれた。久しぶりに顔を揃えて、噂話から事業の話まで、ゆっくり飲みながら話ができてよかった。
マレーシア社長は上海は初めてということだったので、ちょっとだけ外灘へ。
上海は西洋と中国が混ざり合った独特の美しさがあって、僕は好きだ。混沌とし、雑然としているが、その背後に凛とした文化を感じる。
ホテル近くのカラオケで多いに盛り上がる。香港社長が芸達者で、思い切り笑わせてもらった。「オラ東京さ行くだ」という歌を即興で中国語で歌ったり、卑猥なダンスを踊ったり。鳩は出ないという手品をやってもらったり。鳩は出ないというから何が出るのかと思ったら、何もでない。じゃ、何が手品なんだと聞くと、この空気がマジックだと言われて大笑した。
朝までやるぞと盛り上がる香港社長を残して、僕達は退散。部屋で30分待ってシャワーを浴びて眠る。