マイケル・くらいトンの「恐怖の存在」を図書館で借りて読んだ。上下2巻の上だけだが、興味深い内容で、夢中で読んだ。
世界中で進む異常気象。南極の氷が溶けて、太平洋の水位があがる。これにより、何回の島国「バヌーツ(バヌアツ)」が海に沈んでしまう。バヌーツ政府は、この異常気象は、大量の二酸化炭素を放出しながら、なんら対策を打たないアメリカ政府のせいだと、訴訟を起こすことに。その訴訟のバックについたのが、アメリカの強力な弁護士事務所。気象学者を大量に雇用し、勝訴を目指す。
一方、アメリカ政府も弁護団を結成し、対抗する。アメリカや世界の気象学者を集めて検証すれば、実は世界で温暖化が進んでいるとは、一概に言えないという結論に。過去数百年の気温を集めてみれば・・・・
しかしその背後で何かが動きはじめている。気象をコントロールし、大国を脅かす恐怖の存在。気象テロリスト。
下巻が楽しみである。