今日はお休みです。
あいにく、お天気は梅雨空でさえないけど、朝から映画を観ようとゴソゴソ起き出して行って来ました。
南町田の109シアターへ。
ダイ・ハード4.0を観た。
冒頭から、ブルース・ウィルスがガンガンやられています。
今回の敵は、サイバーテロリストです。何と、元CIAのメンバーで、サイバー系の人間だということが分かります。
システムやネットワークを利用して、通信、交通、金融からライフラインまでを掌握していきます。
マックレーン君はあくまでアナログです。
使えるのは携帯電話くらいのものです。
派手なアクションがバンバン展開されて手に汗を握るのですが、そればっかり続くので、もう刺激になれてしまい、後半でうたた寝をしてしまった。
すっごい音で目が覚めたら、娘を救うべくマックレーンが最後の戦いを挑んでいる場面でした。
しかし、うたた寝している内に最も大切な部分を見落としました。
そう!「犯人の狙いは何だったのか」です。あああああ!!!!!
もちろんダイハードのお約束通り、敵をやっつけて、正義の味方マックレーンは傷だらけでハッピーエンドを迎えます。これはお約束。
しかし、犯人の目的が分からないし、それについては余り触れられない物語展開には疑問を抱きます。
あくまで、ドンパチ、ガーン、ボカーン、ドシャーンなダイ・ハード4.0は、まあまあでした。
それから図書館に本を返しに行かないといけなかったので、町田のTSUTAYAで返却して大和へ。
腹が減ったので、讃岐うどんを食べました。
前に並んでいる工務店系の人たちが、なにやら問題を抱えているようで、誰かにお詫びをしながらうどんを並んでいます。実に迷惑です。
気を取り直して、
きつねうどんに天麩羅を3種。えび、卵、ちくわで680円でした。
高い?安い?
でも結構お腹は膨らんだので、帰宅。
DVDのDLに専念しました。
夜は、NHKスペシャルで「デザイン・ウォー」をやっていました。
携帯電話の競争は、今や機能ではなくデザインであるということで、わが社の担当者もTVに出てました。
どこの部署でもそうなんだなぁと思ったのは、デザイナーと技術の葛藤です。
売れるデザインと、技術的な問題の戦い。
ああ、この会話、あるなぁと思った。
技術:営業やデザイナーは夢物語を語ればよいが、我々はそれを作るにあたって技術的制約がある。現実と戦っている
デザイン:いくら技術がいいといっても、売れなければ意味がない。売れるためにはこのデザインが必要で、それを現実にするのが、技術の力
LG、サムソン等の韓国勢の進出も興味深い。
彼らも同じように、デザインと技術のハザマで苦しんでいるんだが、一つ違うのは、技術が提案を出していること。これはダメでもこれならできると言っている。できる技術で必要が補えるか。そこは営業とマーケティングが考える番だ。韓国勢は伸びてくるだろう。
ソニーが組んだエリクソンでは、営業、デザイン、技術が集まって、Shingiなる会議を定期的に開催しているらしい。Shingiとは「審議」のことである。世界中の担当者が一同に会して、時期製品のコンセプトを「審議」して決定する。日本のデザイナーが「中古の古びたジーンズにも、新品より高いお金を払って買っている若者がいる。」とか、「市場の体制は、個人利用と法人利用に二分され、個人利用市場は若い女性層で決まる」と発表。
全員がそれを聞いて「Patinaだね!」と叫ぶ。
折りしも会議は京都で開催されていた。審議の責任者は日本人ではないが、「ここには多くのPatinaがあるね。これは参考になるよ。この橋の欄干、この金具。全部Patinaで古びて枯れた感じが新しいね」と言っている。
他の文化を否定することなく、理解したり感じようとしている姿勢が自然でいい。
日本人は、他の文化を見るとき、必ず自分の文化と比較して語ってしまう。
それは逆に言えば、他の文化を排除している行為にすぎない。
他を理解するということは、あるがままを感じることだと思う。
それは非常に難しいことでもあるんだがね。