ラブホをチェックアウトして、おやじの会社へ向かう。タクシーの運転手に、これはラブホか?と質問したら、聞くまでもないとバカにされたと、副社長さんが言っていた。聞くほうも聞くほうだ。みりゃ分かるでしょ。
厳しい要求をかわしながらも、妥協案を模索して午前中が終わる。どうしても会いたいというディーラーがいるというので、昼食を一緒に。すっごいデカイ案件の話で驚く。どうしても取りたい。どうしたらいいの?欲しい、欲しい、欲しいとおねだりしたら、分かった。協力しようと言われる。足元みられないように注意が必要だ。
その後、ショップ系ディーラーを2社。一つのディーラーに行って驚いた。狭い事務所に巨大な木の切り株がおいてある。すっごいでかい!5mか6mはあるだろう!何と、それをくりぬいて、応接セットになっているのだ!
写真じゃちょっとみずらいだろうが、中央のテーブルとその飾りは、あきらかに一つの切り株をくりぬいて作ったものだ。これは高いだろう。ヒノキをくり貫いた壷なんてのも見せられた。ヒノキの香りがすごい!でも、何に使うんだろう。第一、事務所の3分の2を占めてるこの応接セットにしろ、なんか場違いだなぁ。その癖、商売にはならず。写真だけ撮って帰る。結局四の五ので6時半になり、夕食に誘われたが、これから台北までバスで帰るんだからと丁重にお断りした。おやじ曰く、昨日の同い年の女性がどうしても会いたいと電話してきたとか。それを聞いて僕は、どうしても家に帰りたくなった。午前2時のバスに乗れば、夜中は道が空いているから4時間で台北に着くぞ。それから会社へ行けとおやじは言うが、そんなに若くないよ。昔は東京で酒飲んで、バスで大阪に帰り、そのまま会社に行って仕事して、その夜もまた酒を飲んでも平気だったが、今は気力がありゃせんよ。
おやじを振り切り、またくるから化け物達によろしく伝えてくれと、車中の人に。新竹と桃園の間でトレーラー三台がひっくり返る事故があり、道をふさいでいたため、すっごい渋滞。腹はぺこぺこ。ようやく台北駅についたら11時半だ。タクシーで家に帰って、ちゃるめらラーメンにキムチをごっそり入れて食べて寝る。ビールも一缶飲んだ。そのまま、ソファーで気を失った。