興味深いデーターに出会ったので紹介。
台湾の月刊誌「遠見」が台湾の人々お国際的視野に関するアンケート調査を行った。
質問:今、海外旅行にいくとしたら、最も行ってみたい国はどこか?
回答:
1位 日本(53%)
2位 アメリカ(28%)
3位 中国(17%)
質問:最も留学したい国はどこか?
1位 アメリカ(50%)
2位 日本(31%)
3位 イギリス(26%)
質問:最も移住したい国はどこか?
1位 日本(32%)
2位 アメリカ(29%)
3位 カナダ(27%)
質問:最も尊敬する国はどこか?
1位 日本(48%)
2位 アメリカ(40%)
3位 中国(16%)
対中関係は政治的には色々ともめてはいるものの、旅行したい国、尊敬する国では中国が3位に入っている。台湾人の日本への思いはかなり強い。しかし、日本人は台湾のことをほとんど知らない。これは日本に旅行したり出張したりしたことのある台湾人からよく聞く話である。台湾人は日本に興味があり、毎日のニュースショーでも日本の事件や出来事をよく放送されているが、日経新聞を見ても、台湾のことを取り上げていることは少ない。
同じ調査の台湾人の国際情勢への関心は、経済や災害、戦争へのものは強いが、文化や芸術、貧困や人権については興味が薄い。「税金の1%を貧困国家への援助にするかしないか」という質問については、賛成が50%であったがら、これは世界の標準から見れば非常に低い。トルコの95%を筆頭に日本でも70%が賛成と言っている。世界フォーラムが各国を対象とした調査の結果、台湾は下から2番目だった。台湾人は社交的な人が多いが、外国人の友達がいないと回答したのは73%で以外に低い。更に、台湾を貧困国家だと思うかとの質問には36%が思うと回答しているのも、注目に値する。今年行われた国際的な国家自尊心調査では、台湾はポーランドと並んで下から7番目であった。自尊心がかなり低い部類に属している。陽気な台湾人も内には複雑な心境を抱えているようだ。台湾人が誇りをもつためには、もっと国際的な活動の舞台に立つことが必要なようだ。