燃料切れ | ひよよのブログ

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アクセスランキングとは縁の無いBlogですので、ペタ返しを希望でのペタは対応致しかねます。

今日は、メンタルヘルスクリニックの診察日だったので、診察の為に医院へと向かいました。
その道すがら、もう少しで医院と言う所の大きな交差点で1台の車がエンストしていたのか、立ち往生していました。
後ろの車やトラックからクラクションならされながらも、エンジンを再始動を試みている様でした。しかし、自分は信号待ちの為、信号が変わるのを待っていました。

信号が変わり、近づいて見ると、初老の男性が困っている状態でした。車の計器を見ると、燃料が無い状態を示すエンプティーマークが点灯し、燃料計は振り切れた状態でした。

まずは、通行の妨げになっているので、まずは非常点滅灯を作動させ、シフトレバーをニュートラルにして貰い、あまり邪魔にならない程度になる様、数m後ろから押して、トランクを開けて、三角停止番を立てました。その後話を良く聞いて見ると、一昨日にセルフサービスのガソリンスタンドで満タンに給油したのに、エンプティマークが点いているので、整備工場へ向かう途中だとの事でした。自分が携帯電話を持っていたので、該当の整備工場へ連絡するも、定休日の為、留守番電話になっていました。そこで、初老の男性は、JAFに入会しているものの、会員証が無い為、自分のカードが有るので、JAFを呼ぶ事にしました。

到着まで約30分掛かるとの事でしたので、一度医院へ行き、受付にて経緯を話し、受付のみ済ませ、再び車へと戻りました。

その待っている間に、更に詳細に話しを聞いて見ると、ガソリンスタンドでの話しで、どうも給油の調子がおかしい様で、機械がおかしかったのか、初老の男性がうまく出来なかったかは判りませんでしたが、その時点で、計器は満タンの所までに行かない所か、半分にも満たしていなかったとの事。その際、何かの加減か判りませんが、給油の速度が遅かったとの事。その上、昨日遠出をして、一昨日満タンにした筈なのに、エンプティーマークは点灯し、メーターも燃料無しまで来たので、これは故障と思い、いつも点検に出している整備工場へと向かう所だった所で、この交差点で止まってしまったとの事。

そこで、セルフスタンドで有りがちな事で、ガソリンを入れる際に、泡が立って、それが給油ノズルのセンサーが、満タンと探知してしまう事や、一定時間経つ(大体5分)と、給油を自動的にストップさせてしまう事をお話ししました。

そういうやり取りをしていたので、「おたくは、何処かの車のメーカーにお勤めなのですか?」と聞いて来たので「言いえ、違いますよ。ただ、昔は良く自分で車を見ていたので、少々の事なら判りますよ」と、答えました。

その上で、名前と住所と電話番号を教えてくれと言われましたが、それは、固くお断りしました。今後、この方が何をしようとしたいかが、すぐに判ったからです。特段、何かが欲しくてやった訳で無く、幹線道路の真ん中で、交通を妨げている上、困っている様子だったのと、少しは何か役に立つのでは?と言う思いだけでしたので、何回か口にされましたが、「お互い様ですから」と、断り続けました。


腕時計を見ると、丁度30分位経った時間で、何となく周りを見渡していたら、JAFの車がやって来ました。

その後、多分5Lほどだと思うのですが、燃料を給油し、一旦車を動かしやすい場所まで移動させ、その後男性の名前と免許証から、JAFに入会している事が確認出来ましたので、その後の事務処理はお任せし、自分は医院へと向かいました。


しかし、今回のケースは、多分初老の男性の勘違いに有ったと思います。燃料は満タンな筈。メーターがおかしい筈だから、直して貰わないといけない等です。これは、年齢云々カンヌンで無く、人として、良く有るケースで有ると思っています。笑えない話で、この手の燃料の話しで、満タンな筈で、計器がおかしいんだとパイロットが思いこんで、旅客機が墜落しているケースも有ります。


これを自分の今の病気に当てはめてみると、過去に”思いこみ”で、間違った方向へと考えが行っていた事が多々有った事を思い出せました。

どんなに頑張っても、人間は間違いや思い込みをする生き物です。その事を今、自分は試されていると思っている時期に巡り合った今回の事。

きっと、自分の見つめ直しに、警鐘を鳴らす為の事だったのでは無いかと、思わずにいられない出来事でした。