季節は気にしないで
最近の冷え込みのせいか、当院で2年前に挙げたとあるページが頻繁に見られています。
それがこちらです。
恐らく今の時期に妊活が上手くいかない方が、ネット上を探している内に辿り着いたのでしょう。
そこで結果だけ言うなら、妊娠と季節はほぼ関係ありません。
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但し生まれ月に僅かな変動はあるようです。
政府が出している人口動態統計の2021年度を見てみると、最も出産数が多いのが7~9月で、最も少ないのが2月になっています。
例えば9月半ばに生まれてくるお子さんの場合、タイミングをとったのがクリスマス前後になると思われます。
それからすると、7~9月に生まれたお子さんは、10月中旬~12月中旬前後タイミングだと言えます。
その後も1~2カ月はそれほど出産数が減りませんので、冬場にタイミングを取ったからといって、それほど妊娠率が低くなることはないことが分かります。
むしろ出産数のトレンドに影響を与えるのは、早生まれを避けようとする親側の配慮が伺えます。
そのせいで最も早生まれの確率が高くなる、2月出産のタイミングを避けたのではないでしょうか?
3月出産なら、多少遅れれば4月出産ですから。
まぁ小さい時の成長なんて個人差が一番大きいですから、早生まれを気にしても仕方ないのですが。
季節を気にするなら、季節なりの養生を考えて妊活をする方がはるかに建設的ですね。
もし鍼灸治療にかかる機会があるようなら、是非季節の養生について鍼灸師に尋ねてみて下さい。
それが東洋医学の強みでもありますので。