ご夫婦で妊活に来て頂いた際に、
妊活のお話をご夫婦で別々にお聞きするのと、
同じ場所で同時にお聞きするのとでは、
かなり違いがあります。
それはお互いの妊活や不妊治療に対する考えや、
思いの深さをしっかりと共有出来ていないからです。
例えば、
妊活の原点である、
「お子さんを授かりたい思いの深さ」
をパートナーがどの程度抱いているかを、
お互いが分かっていません。
自分のパートナーが妊娠や出産に対して、
或いは自分たちの間に子を授かり、
親になりたいという思いがどの程度なのかを、
しっかり分かりあえていなのです。
実はこうした話し合いが出来ているカップルは案外少なく、
不妊治療や妊活をしていなければ、
殆どのご夫婦がこうした思いを共有していません。
私の役割は、
ただ単に鍼を刺したり情報を提供するだけではなく、
こうした思いの擦り合わせをすることも、
大事な役割だと感じています。
妊活が上手くいかなかったり、
二人で協力が出来ない原因の1つは、
こうした擦り合わせをしていないからだと思うからです。
妊活が上手くいかないと思ったら、
治療法の選択だけでなく、
根本に立ち返った話し合いが必要です。