大阪日本橋 眼科鍼灸の鍼灸ひより堂

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不妊鍼灸や妊活の秘訣、眼科疾患の鍼灸の情報をお伝えします。
大阪市のど真ん中、日本橋で開院する鍼灸ひより堂のブログです。
妊活の最新情報から、古くから伝わる鍼灸や東洋医学のお話まで、
また眼科鍼灸にまつわるお話を、随時UPしていきます。

成功の秘訣は出来ることを出来る人がやるということ

 

 昨日は、自分でやってみる羞明への対策をメインに書いてみました。

 

<昨日のアメブロ記事↑>

 

ただ羞明の改善をより積極的にしてみようと思ったのであれば、最寄りの鍼灸院での施術も選択肢に入れて頂ければと思います。

 

鍼灸治療では、更に積極的に羞明への対策を行うことが出来ます。

 

 鍼灸治療で行うことは、主に

 

1.三叉神経の興奮を鎮める

2.自律神経を整える

3.心理的ストレス(脳ストレス)の軽減

 

の3つです。

 

では順にご説明しましょう。

 

1.三叉神経の興奮を鎮める

 

 三叉神経の第一枝である眼神経は、眼の周辺部の知覚を司る神経です。

三叉神経の図:眼神経、上顎神経、下顎神経

 

この神経が過剰に興奮することで、網膜(メラノプシン細胞)から脳(視床下部)に伝わる光信号はより強く脳に伝わります。

※詳しくは昨日のブログをご覧下さい。

 

視床下部に強い信号が伝わることで、自律神経やホルモン分泌は乱れてしまい、様々な体の不調が起こります。

 

そこで三叉神経の興奮を鎮めることで、脳に伝わる刺激を減弱化されることを期待します。

 

施術は主に眼の周辺部や側頭部に行います。

 

2.自律神経を整える

 

 自律神経を整えることは脳の異常な興奮を鎮めることにも繋がりますので、視床下部が過剰に反応することを制御出来ると思われます。

 

また自律神経が調整している瞳孔の大きさにも影響を与える為、光が瞳孔から入る量自体を適度に調節することにも繋がります。

 

瞳孔の大きさと神経の関係図

 

これには全身のツボを使いますが、鍼灸師は専門的な知識や経験を用いてして行いますので、ある意味では一番経験値が現れる施術となるかもしれません。

 

ツボの部位や数なども結果に繋がりますし、施術部位も全身の及ぶため知識や経験が問われます。

 

3.心理的ストレスや脳ストレスの軽減

 

 心理的ストレスは=脳のストレスです。

 

これに対しても、全身の施術を行う場合や限定的に頭部への施術を行うことがあります。

 

ただ過剰な心理的なストレスや精神科疾患に関しては、鍼灸治療単独で扱うよりも精神科医を受診することをお勧めします。

 

また重症の精神科疾患や発達障害に関しては、どうしても薬剤の利用が欠かせない場合もあります。

 

精神科疾患を抱えている患者さんは、くれぐれも専門家ではない鍼灸師に丸投げすることなく、必ず専門家の意見を聞いた上で鍼灸師を上手く利用して下さい。

 

鍼灸師に関しても、くれぐれも東洋医学は万能だなんて考えは止めて、得意と不得意、現実と理想を知った上で施術することを強くお勧めします。

 

鍼灸師・柔道整復師の著者の略歴と顔写真

外に出るのが億劫なら自宅で何とかするしかない

 

 普通なら何ともない程度の照明や太陽の光が、目を刺すような眩しさや痛みとして感じるという方がいらっしゃいます。

 

こうした過剰な眩しさを感じることを「羞明(しゅうめい)」と言います。

 

この羞明は一過性のこともありますが、人によっては徐々に眩しさが強まり、時には日常生活すら困難になることがあります。

 

 一般的には光は網膜から視神経を通じて脳に伝えられますが、羞明にはそれ以外の神経が関係していると思われています。

 

その神経は通常なら眼の知覚を支配する眼神経(三叉神経)で、視神経とは違うルートで脳に光刺激を伝えています。

 

また最終的に伝わる部位も視神経とは違い、視神経では最終的に視覚野に到達するのですが、眼神経では視床下部に伝わるようです。

 

視床下部は自律神経やホルモン分泌、概日リズムなどを司っていますので、光刺激によってこうした乱れが出ることも予想されます。

 

実際に重症例では、眩しさ以外の様々な症状が現れます。

 

脳の下面図、三叉神経と視神経の役割

 

 病状が重症化してくると、様々な症状から日常生活に支障を来すようになりますが、最も厄介なのはそれが光刺激で現れるということです。

 

そしてその光刺激は、普通の方なら何ともない程度の光でも十分で、昼間の屋外などの強い光でなくても、室内灯程度の光でも羞明を感じてしまいます。

 

つまりいざ治療となっても、屋外に出ること自体が苦痛を伴う為、通院が困難を伴うことになります。

 

そこで少しでも自宅で症状緩和に繋がるようなことを試してみて、最低限屋外に出られるようになれる状態に近付いてみては如何でしょうか。

 

 先ずは生活習慣の改善です。

 

光を避けるあまり昼夜が逆転してしまうと、視床下部は正常に働けなくなります。

 

その為、少しずつでも朝起きて夜寝るという生活を取り戻すべきです。

 

次にやりがちなことですが、完全には光を避けない生活をするべきです。

 

昼間から遮光カーテンを閉め、屋内でもサングラスをしているような生活は、光の感受性を高めることに繋がります。

 

その状態で一生過ごす覚悟なら良いのですが、治すということなら徐々にでも光に慣らしていくべきです。

 

更には、あまり屋外に出ずにある種植物のような生活を続けているよりも、しっかりと心拍数を上げて自律神経やホルモン分泌を働かせる生活をしましょう。

 

視床下部には適度な刺激も大切です。

 

 最後になりますが、羞明を抱えた方で避けて通れないのは、心理的ストレスとの対峙です。

 

羞明に悩む方の中には、そのきっかけや増悪が心理的ストレスによって引き起こされる方が少なくありません。

 

その為、もし心理的ストレスの原因がはっきりしている方に関しては、その解消や改善が欠かせません。

 

羞明によって休職をしたとしても、その原因が残ったままでしたら、復職すれば恐らく再発を繰り返すでしょう。

 

更に元々感覚過敏を持っているADHDのような方の場合には、精神科医との面談や投薬が必須の方もいらっしゃいます。

 

基本的に精神科疾患をお持ちの方は、自力だけで解決するのは難しい場合も多いと思います。

 

もし精神科医疾患を疑われる場合には、先ずは精神科を受診しましょう。

 

羞明改善のための生活習慣改善リスト

 

著者略歴:鍼灸院院長、眼科疾患専門治療

緑内障との付き合いは長くなりますので向き合い方が大事

 

 眼科疾患に対する鍼灸治療を多く手掛けていると、避けて通れないのが緑内障です。

 

現代では40歳以上の14人に1人は緑内障であると言われ、今でも失明に至る原因の第一位ですから仕方ありません。

 

多くの方は何となく、

 

「眼圧が高くなって視野が狭くなり、やがて失明に至る病気。」

 

といった認識はお持ちではないでしょうか?

 

更に自分の見内や自分自身が緑内障になった方は、例え眼圧を抑えていても進行することがあることもご存じでしょう。

 

 実際に西洋医学では、それに対して眼圧を低くする為に薬剤(点眼・内服)や手術で治療を行います。

 

ただ私は鍼灸師ですから、それ以外の方法で緑内障にアプローチしています。

 

それが血液循環の正常化です。

 

これは眼圧を下げる目的のみならず、視神経に対する栄養や酸素の供給、そして老廃物や代謝産物の除去を行うことを目的にしています。

 

 また眼圧の話題で最近ニュースレターに書いたのが、枕の高さに関する記事です。

 

寝ている間に眼圧が高くなるということは、少し緑内障を知っている方ならご存じでしょう。

 

その為、寝ている間に眼圧を高くしない為に、枕を高くして頭を高い位置に維持しようという方がいらっしゃいます。

 

ところが頭だけを高くしようと枕を高くした結果、返って眼圧が高くなることが分かりました。

 

図にすると分かりやすいのですが、頭だけを高く持ち上げるため、返って首を通っている頚静脈を圧迫する形になるようです。

 

緑内障と枕の高さの図解

その為、どうしても寝ている姿勢を気にする場合には、上半身全体を少しだけ持ち上げるように、欧米のような大きなクッションを利用するか介護用ベッドを用意する必要があるということです。

 

 またもう一つ緑内障で最近出会った出来事があります。

 

それは以前、高眼圧ということで緑内障予防の為にご来院していた方がいらっしゃったのですが、暫く通院した後に通院を止めた状態でした。

 

その後はご連絡が無かった為、すっかり忘れていたのですが、先日ご連絡があり、通院を止めてから緑内障を発病し、症状がかなり進行しているということでした。

 

高眼圧だけに限らず、最近は健康診断などで緑内障予備軍を指摘された方がたまに来院されますが、比較的短期間でほとんどの方が来院をされなくなります。

 

予防だけの為に毎月2回程度の施術を受けるのは、金銭的にも時間的にも余程の余裕が無いと出来ないと思いますので、途中でやめること時代は仕方ないと思います。

 

ただその場合には、定期的(年2~3回程度)に眼科を受診して早期発見に努めるべきだと思います。

 

また出来れば分かった時点で、当院に再来院して頂ければと思います。

 

何故なら、「既に死滅した視神経は再生しない」からです。

 

折角一度は鍼灸治療で予防しようとまで考えたのですから、せめて早期に発見し、早期に鍼灸治療を開始して頂ければ、後で後悔することが少なくなると思います。

 

再来院は人によってはハードルが高いみたいですが、施術する側の人間はそんなこと全く気にしていませんので、少しでも早い段階で施術を再開して頂ければと思います。

 

緑内障治療の専門院、鍼灸師の著者の略歴

 

陽陵泉は使えるツボ

 

 眼科疾患の中にも色々な病態がありますが、その中でも眼の周囲の筋肉にまつわる病気に関しては、題名にあるような筋肉を主るツボが大きな役割を果たすことがあります。

 

この筋肉を主るツボというのは「陽陵泉(ようりょうせん)」というツボです。

 

陽陵泉は少陽胆経という経絡にあるツボで、筋会(きんえ)という役割を持っています。

 

東洋医学ではこの筋会以外にも8種類の役割を持つツボがありますが、それらをまとめて八会穴(はちえけつ)と呼ばれています。

 

今回のお話は、眼科疾患に対してもこの筋会である陽陵泉を使用すると、非常に面白く効果的であるというお話です。

 

陽陵泉:筋肉の病に効果的なツボ

 

 陽陵泉は膝の外側にあるため、膝の周辺部や下肢の障害に使用されることが多いツボです。

 

ところがそれ以外にも広く筋肉の疾患に使用すると、病状を変化させる力があります。

 

使い方としては、全体治療の添加剤として利用します。

 

つまりこれ一穴で治すという利用の仕方ではなく、今までに利用してきたツボにプラスαとして利用する感じです。

 

 少しマニアックなお話ですが、どうしても上半身に偏りがちな眼科疾患のツボ選択で、バランサーのような役割を果たすこともあります。

 

臨床家であれば、上半身ばかりに刺激を与えること抵抗を感じたり、施術後の逆上せや頭痛、肩こりなどを引き起こしたことがある方は多いはずです。

 

この時に筋肉全体に影響を与え、尚且つ全身に気血を循環させる表裏を繋ぐ半表半裏の少陰経絡で下半身にある陽陵泉は非常に魅力的なツボなのです。

 

こうした3Dの考え方に、更に時間軸も加えた4Dの施術をすることが東洋医学では大切で、その中でこの陽陵泉は大きな役割を果たすのです。

 

陽陵泉で眼科疾患を改善

 

眼科疾患専門の鍼灸師の経歴と写真

 

 

 網膜剥離の手術後の視野の歪みは多くの方に発生します。

 

この時に発生する歪みの大きさは、剥離した網膜の範囲や部位で変わりますが、その後の回復にはそれ以外の要素も関係するようです。

 

鍼灸治療を訪れる患者さんを観察していると、それは複数要素の相互作用であることを実感します。

 

 そしてその中でも「血流」はかなり大きな問題です。

 

傷付いた細胞を修復する為には、その材料や栄養が欠かせません。

 

こうした材料や栄養、酸素を供給するのは血液の循環です。

 

また補修の為に高まった新陳代謝によって老廃物も多く作られますので、血流によって老廃物を取り去る必要もあります。

 

網膜剥離と血流、眼球構造の図

 

その為、血流が十分に確保されていないことは大きな問題です。

 

もし元々血流が悪かったとすると、その血流を回復するまでに要した時間も傷の修復にとって不利な条件になります。

 

 また傷の修復をするためには、網膜に出来た傷口に過度の張力(物理的な力)が過度に働かないことも大切です。

 

傷口を引っ張る力が働くと、より瘢痕化しやすくなるからです。

 

この意味合いで言うと、強度近視の方はより瘢痕化しやい要素を持っている為、視野の歪みが生じやすい傾向があります。

 

強度近視の眼球と網膜の構造

 

また近視以外にもいわゆるケロイド体質の方などは、瘢痕化しやすい為、より視野の歪みが生じやすいと思われます。

 

これらを含めて、「体質」も視野の歪みを作る(残す)大きな原因になります。

 

 こうしたことを考慮して視野の歪みを回復させようとするならば、改善出来るものそうでないものをしっかりと見分けて対策を取ることが大切です。

 

これらに関しては長くなるので、また追加の記事で書きたいと思います。

 

一つだけ言うとすれば、時間の問題は早く気付いた方だけ得られるインセンティブのようなもんだということです。

 

早く気付いた方は、早期回復を目指して対策が打てるということです。

 

当院にも多くの相談が寄せられますが、殆どは回復期を過ぎた方ですので、一か八かで施術を開始することが多く、施術開始1~2か月で中止になる方が多いことも事実です。

 

回復期:初発後3ヶ月もしくは術後3か月以内。

     出来るだけ早期が理想。

 

眼科疾患治療の専門家、鍼灸師の写真