鍼灸ひより堂院長 冨田秀洋のブログ

鍼灸ひより堂院長 冨田秀洋のブログ

不妊鍼灸や妊活の秘訣、眼科疾患の鍼灸の情報をお伝えします。
大阪市のど真ん中、日本橋で開院する鍼灸ひより堂のブログです。
妊活の最新情報から、古くから伝わる鍼灸や東洋医学のお話まで、
また眼科鍼灸にまつわるお話を、随時UPしていきます。

鍼灸が効果を挙げる理由の一つ

 

 統計上では、

40代の日本人では約5%が緑内障です。

 

その5%の内、

原発性開放隅角緑内障が3.9%、

原発性閉塞隅角緑内障が0.6%、

続発緑内障が0.5%という割合です。

 

つまり緑内障全体の内、

約8割の方が原発性開放隅角緑内障だということになります。

 

この原発性開放隅角緑内障では、

黄斑部の血管密度と症状の進行に、

一定の相関があるようです。

 

 

 黄斑部は網膜の中で最も視覚に関係する部分で、

目に映る映像の中心部に当たります。

 

 

この部分で血管の密度が低いということは、

供給される血液の量も少なくなりますので、

血液中の酸素や栄養素も少なくなります。

 

その結果、

網膜や視神経は脆弱になってしまい、

緑内障は進行するということのようです。

 

緑内障がある程度進行すると、

黄斑部での血管密度が低くなっている可能性が高いですが、

鍼灸治療により血流を継続的に改善すると、

ある程度のマイナス面をカバー出来るのだと思われます。

 

 

そのため鍼灸治療を受けている方では、

継続的に症状進行を防ぐことが出来ているのでしょう。

 

願わくば血管密度も増えてくれれば良いのですが、

この辺りは未知の部分ですので、

今後の報告を待ちましょう。

 

妊娠しやすさの要素とは

 

 不妊治療を長年続けていると、

徐々に細かい検査数値や検査結果に拘るようになります。

 

上手くいかないせいで全てに疑心暗鬼になり、

数値化出来るものに頼ってしまうからです。

 

数値化出来るものは経過を観察するには良いのですが、

皆さんも経験的には、

これが必ずしも正しいことではないとお分かりでしょう。

 

妊娠や出産されている方の中には、

極度の肥満や痩せ、

心身の疲労を抱えながら、

飲酒や喫煙まで続けている方がいます。

 

長い間辛い不妊治療を続けている方には、

さぞかし不公平に思うことでしょうが、

これも現実です。

 

妊活を20年以上サポートしてきた経験的には、

最も妊娠しやすさに関係するのは、

年齢や生活習慣ではなく、

生まれもっての妊娠しやすさだと考えています。

 

不妊治療中であれば、

それに次いで大きな要素は、

病院での不妊治療になります。

 

そして治療を始めてから短期間で妊娠される方にとっては、

あまり病院の良し悪しは関係ありません。

 

病院の良し悪しが関係してくるのは、

長期間妊娠されない方や、

最初から妊娠や妊娠維持、

そして出産が難しい方の場合です。

 

 

またこうした方の場合、

結果を左右するのが、

養生であるということです。

 

養生の中には、

栄養や休養、運動などの要素や、

補助的に行われる鍼灸治療なども含まれます。

 

根本的な体調を整えるということは、

こうした妊娠、出産が難しい方の切り札になるのです。

 

 

 

危険を冒してまでしない

 

 長時間のPC作業や、

ついつい見てしまうスマホなどで、

眼精疲労は最早国民病と言っても良いくらいです。

 

知らぬ間に目の周囲を揉んでみたり、

眼球を指で押してみたりしがちですが、

やり方によっては非常に危険なことだと知っていましたか?

 

眼球には、

圧受容器という特殊な受容器があり、

眼球を圧迫することで血圧を下げる働きがあります。

 

 

そのため場合によっては、

眼を圧迫することで血圧低下により失神することすらあります。

 

そのため眼精疲労にマッサージをする際には、

眼球を直接押さず、

周辺部にあるツボを刺激するか、

手足にあるツボを押すことをお勧めします。

 

 

自分でやるツボ療法は安全が一番ですからね。

 

 

リスク対効果の考え方は大事

 

 医療行為を行う場合、

治療によるリスクと効果を比較して、

よりリスクが低く効果が高い方法を取ることは、

何よりも重要です。

 

これは鍼灸治療も同様で、

鍼灸治療によるリスクと効果を比べて、

より効果が高い方法を取る必要があります。

 

当院で行うような眼科疾患の施術では、

眼の周囲や顔面部、頭部に刺す鍼が多いため、

リスク対効果には特に気を遣います。

 

こうした部位に鍼を刺すリスクとしては、

次のようなものがあります。

 

1.出血のリスク

 

 顔面部は非常に出血をしやすい部位です。

 

しかも非常に内出血が目立つため、

出来るだけ内出血のリスクを避ける必要があります、

 

そのため当院では、

顔面部に使う鍼は非常に細いものをしようし、

特に内出血しやすい眼窩内刺鍼などは行いません。

 

 

2.病的共同運動のリスク

 

 顔面部のパルス通電やSSPでは、

病的共同運動を招く危険性があります。

 

特に顔面神経麻痺の回復期では、

そのリスクが高まる為、

この時期にはパルス通電は行いません。

 

 

顔面部の電気刺激では、

顔面神経麻痺の回復期ではなくても、

病的共同運動を引き起こすリスクがあるとされています。

 

3.白内障のリスク

 

 提携治療院の先生から、

眼の周囲でパルス通電を行うと、

白内障リスクが高まるというお話がありました。

 

出典は不明ですが、

特にパルスを流す利益が無ければ、

眼球周囲にパルス通電を行うメリットが無いため、

当院では行いません。

 

4.神経損傷や眼球の損傷

 

 こうしたリスクは、

無暗に深い鍼をすると高まります。

 

そのため当院では極短鍼を使用するか、

横刺を使って深度を浅くする工夫をしています。

 

また眼窩内刺鍼は、

この理由からも行いません。

 

 

つまりリスクの割に、

他の治療法との差がないと考えるからです。

 

例外的な場合も

 

 リスク対効果の考え方は非常に重要なのですが、

時として多少のリスクを冒しても、

効果を期待して行うべき時もあると思っています。

 

それが急性・亜急性期のレーベル病に対する、

顔面部でのパルス通電です。

 

上でも書きましたが、

顔面部へのパルス通電は、

時として病的共同運動の原因になるため、

他の治療法で大体できる場合には、

敢えて行うべきではないと考えています。

 

また目に近い部位では、

白内障のリスクになる可能性も考えると、

更に行うべきではないと思われます。

 

ただしレーベル病では、

かなり高度な視力障害となることが多いため、

多少のリスクを考えるよりも、

視機能の回復を目指すことの方が良い場合もあります。

 

確かな効果とは言えないまでも、

顔面部のパルス通電で回復したという論文もあり、

効果を期待出来るからです。

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7290509/

「A Single-Arm, Prospective, Exploratory Study to Preliminarily Test Effectiveness and Safety of Skin Electrical Stimulation for Leber Hereditary Optic Neuropathy」

 

現在のレーベル病治療は、

確かな効果が期待できるものは一つもありません。

 

鍼灸治療を受けた方も多いようですが、

効果が全くなかったという方が多いことも事実です。

 

当院の患者さんや提携院の患者さんでは、

一定の変化は見られていますが、

受けて頂いた時期が良かったのかもしれません。

 

まだ評価できる症例数ではない為、

あまり大きく効果を語ることは出来ませんが、

急性期や亜急性期であれば、

パルス通電を使用した方法も選択肢の一つになると思われます。

 

 

無料PCR体験記

 

 現在、

大阪府では新型コロナ感染症患者が急増したため、

感染の不安に悩む府民を対象にして、

無料でPCR検査が受けれるようになっています。

 

詳しくはこちら↓

 

そこで私も治療所の空き時間に、

PCR検査を受けてきました。

 

私が受けたのは、

大阪と東京に検査場を持つ某クリニック。

 

ただクリニックとは名ばかりで、

治療は行っていない様子でした。

 

小さなスペースにかなりの人数が押し寄せており、

正直なところ、

 

「ここで感染するのでは?」

 

と思わせるような所でした。

 

今回受けた検査は、

唾液を元にして行うPCR検査で、

よくニュース映像で見るような、

棒を鼻から突っ込む検査ではありませんでした。

 

唾液で行う検査は、

棒を差し込んで粘膜を採取する方法と違い、

多少精度に劣るようです。

 

ではどちらが楽かというと、

正直なところ私には唾液の方がきつかった…。

 

というのも、

唾液を採取する30分前は飲食が不可ということで、

喉を潤すことが出来ません。

 

私が受けた会場までは、

治療所から徒歩で約15~20分かかりましたので、

付くころには喉が渇いて唾液を出すのが結構大変でした。

 

5CCの唾液が必要なのですが、

この5CCが果てしなく遠く感じました。

 

会場の壁には唾液を出しやすいように、

こんなポスターが貼られています。

 

 

ところがこの画像を見ても、

普段梅干を全く食べない私からすると、

全く唾液が出なかったのです。

(条件反射ですからね…。)

 

約20分くらい苦しんで、

やっと絞り出した結果こうなりました。

 

 

オミクロン株は無症状の方が多いということで、

日常ほぼ患者さん以外と接することのない私も、

少々緊張しましたが無事でした。

 

検査会場は密な状態

 

今回の検査会場には、

様々な人が来所されていました

 

「朝から38度熱があります!」

(発熱していると無料検査は不可)、


という方や

 

「上手く唾液が取れない!」

 

とマスクを外した状態で受付まで騒ぐ人など。

 

また帰りに見た別の会場では、

会場の外まで長蛇の列が出来ていました。

 

検査会場はどこも密な状態で、

必ずしも感染予防が完全ではありません。

 

もしこれから行く予定の人は、

周囲の人と上手く距離を取ったり、

無暗に周囲のものに触れないなど、

自分で感染予防をしながら上手く検査を受けて下さいね。