生徒からの質問。
『音楽をやっている人が数えられるのはなぜですか?』
このブログに書いたことです。
https://ameblo.jp/hiyokozaballet/entry-12881669221.html
自分にとっての当たり前が全員の当たり前ではない、と改めて思い出しました。
説明が足りなかった部分を補足します。
音楽は拍子、音の長さから成り立っているので、演奏する場合は拍子は常に数えています。
少なくとも、私のピアノの先生、声楽の先生、合唱関係で関わった先生や先輩方には常に拍子を取りながら演奏するよう教わりました。
演奏会でご一緒したプロのオーケストラの方も、リハーサルで部分ごとに確認される時には誰かが指揮するように手を振ったり、足踏みで拍子を取られていたので音楽をやる方は皆さんされると思います。
ピアノの先生にはよく叱られたものです。
「知っている曲だとなんとなく雰囲気で弾いてしまうけれど楽譜通りに!」
「音の長さが正確でない、楽譜を見て、拍子を取りながら。」
拍子を取れていないと音符一つ一つの長さの基準がバラバラになり、曲になりません。
音楽は雰囲気だけでは成り立ちません。
まずは楽譜通りに。
この楽譜通りが難しいのですが
バレエも基礎は同じ。
まずは基本を正確に。
バレエでは音楽はプロのピアニストさんが弾いてくださるか、録音されているものを使うので自分で拍子を取らなくても素敵な音楽を鳴らしてもらえますが、踊りの拍子をとるのは踊る人自身。
その拍子が音楽と合わないと、音楽と踊りが合わない事態になるのです。
よく、「音を聴いて」「音とズレている」など注意される人はまずは音楽を聴こうとするところからやってみてくださいね。