生徒とのお話しから。


「私O脚なんです」

という人は多いのですが、たいてい骨はまっすぐ、またはほぼまっすぐです。


脚の形の見え方の要素は筋肉のつき方。


足をパラレルにしてふくらはぎ、膝、内ももがつかないのは外側のほうが強かったり筋肉量が多いから。


この状態の人がバレエで内ももを使おうとしてもほぼ無理です。


そして以前にも書いた内もものトレーニングを自己流でやると、ますます脚はねじれたり曲がって見えるようになることが多いのです。


内ももを使うとはそんなに単純なことではありません。


以前に投稿したブログはこちら。

画像はやらないほうが良いトレーニングです。https://ameblo.jp/hiyokozaballet/entry-12782905842.html 



脚の動きの中心は膝。


膝は基本的には伸展(伸ばす)、屈曲(曲げる)の方向にしか動きません。

※伸展時に脛骨(すね)がやや外旋、屈曲時にやや内旋します。


関節の機能を上げる、パフォーマンスを上げたかったら、形を整えたかったら、脚の前後の筋肉の使い方を直すべきです。

どの様に直すのかは人によって違います。


O脚に見えるからといって、自分は生まれつきこの形の脚だから…と思わなくてもいいんです。

トレーニング次第で美脚になれます。


私も昔はターンアウトではなく「爪先を外側に向けなさい」と言われて力を入れて捻っていたために外腿がムキムキで、教室を移って初めて6番ポジションをやったときは全く閉じられませんでした。


今は「先生の脚きれい」と言ってもらえます。


昔の写真を撮っておけば比べられたのですが…

筋トレを始める前は自分は生まれつきO脚だから仕方ないと思っていましたし、自分の体型が嫌いすぎて写真撮影から逃げ回っていたので証拠がありません。

残念。


というわけで、骨が本当にO脚な人はまれです。

もし本当に曲がっていたとしても筋肉の付け方できれいに見せることはできます。

ただし、変形性膝関節症が重症になるなどすると本当に骨が変形して曲がったまま固定されてしまうこともあります。

そうなる前に、正しいトレーニングを。