バレエ経験があって私のところに移ってくる人は多いのですが、よく聞くお話。
・あなたは内股だから
・膝をもっと伸ばして
・膝のお皿が出ている
・骨がO脚だから直せない
バレエの先生に言われたとのことです。
レントゲンで確認したのでしょうか?
その人が赤ちゃんの時からよーく知っている?
バレエの先生の多くはプロのダンサー経験があり、そういう人って生まれつきまっすぐできれいな脚で、きれいだからプロになれたんです。
バレエに向いている身体の人はテクニックの習得もスムーズです。
できなかったり、悪くなったものを直した経験がないので、生まれつきだと決めつけてしまう。
膝のお皿については以前に書いたとおり。
https://ameblo.jp/hiyokozaballet/entry-12733567504.html
その他のことって、使い方・動かし方、筋肉のバランスの問題で、正しいトレーニングや正しいバレエのレッスンで改善が可能なものです。
内股と言われた生徒さんは、内股ではありませんでした。
バレエ歴が浅く、ターンアウトの仕方を知らなかっただけ。
膝をもっと…は反張膝の人からよく聞きます。
ただでさえ過伸展なのに、もっともっとと言われて脚の形が悪くなってから気づくケースは多いです。
O脚も同じく。
昔やっていたスポーツをがむしゃらにやった結果、赤ちゃんの歩きはじめのときの癖が抜けないまま、その他の理由で外側にバランスの悪い筋肉がつき、O脚のように見えるだけ。
骨の変形がなければ、筋肉の付き方でまっすぐ見えるようにできます。
これらはあくまでも指導内容を素直に受け取り、努力した人が改善したケースです。
でも、脚の形に悩みがあるなら、使い方・鍛え方で改善することが可能かもしれません。
バレエを真面目に頑張っているのに脚の形が悪くなるなら、使い方が間違っている可能性が大きいです。
何度も書いていますが、力を入れて直そうとするのは問題を悪化させます。
使う筋肉ではなくて、正しい動きを教えてくれる先生に教わってくださいね。