私はテクニック的にうまくいかないことを解決する方法の他に痛みに関することもよく相談されます。


痛みの種類や箇所は人によって様々ですが多いのは腰。


細かく書き出すと長くなってしまうので今回は反り腰を中心に。


反り腰というのは腰、背中が反った状態です。

つまり逆を言うとお腹は伸びて出ています。


猫背も姿勢が悪いですが、反り腰も悪い姿勢です。


猫背は内臓が圧迫されて地味にストレスがかかるのですが、反り腰はダイレクトに脊柱に負担がかかってわかりやすく腰痛などを感じることが多いです。


反り腰になる理由です。

・良い姿勢を知らない、わからない。

・腿裏やお尻の筋肉がうまく使えていない。

・腿前、股関節の前側が貼っている、硬い。つまりはうまく使えていない。

・つま先重心(かかとが踏めていない)

・腹筋の使い方がわからない。


ザッとよくあるパターンを並べてもこれだけあります。

ここに、人によってさらに複雑な状況が絡み合うことになります。


反り腰の人はほぼ全員骨盤が前傾して、アバラが後傾しています。


以前にこれとほぼ同じことをアバラに注目して書いています。

よかったらリンク先の前のブログも読んでみてください。

https://ameblo.jp/hiyokozaballet/entry-12727164800.html 



『腹筋の使い方がわからない』が腹筋が弱いではないのはなぜか?
腹筋がどのくらい働かせられるかは、骨盤とアバラのアライメントに影響されるからです。

骨盤の前傾が自力で修正できないほど強い癖になっているのでしたら、骨盤周りでも特に股関節側を整えることを先にやらないと腹筋が使えません。

だから腰が痛い、反ってしまう、お腹が引き上げられない、ことを直せずにいる人は骨盤の向きに注目してみてください。

そして身体は一繋がりなので、1箇所だけをなんとかしようとすると他の箇所に違う負荷がかかることになります。
全身のトータルバランスを考えてみましょう。