前回『膝の痛みの勘違い・Part1・角度』の続きです。
そもそも痛みの原因が分からないので
<老化・体重増加・使い過ぎ>というよく分かんない理由にしちゃいます。
考えてみて下さい。
例:[右膝が痛い60歳・男性の場合]
「それはお歳のせいですね。」→「じゃあ、左膝は37歳か~い?」
「体重80㎏は重いですね。」→「じゃあ、左膝の負担は42㎏か~い?」
「1日1万歩は少し多いですね。」→「じゃあ、左膝は5千歩しか歩いてないのか~い?」
という理屈に合わない会話になるのですが、世の中まん延してます。
原因は『膝関節のバランス異常』なのですが、容易に確認ができません。
何故なら、その『バランス異常』のほとんどは画像に写らないんです。
ホント~に微妙なバランス異常だから。
その上一般的には、<痛みを感じた時=痛みの原因>と考えます。
走ると痛いので、「痛みを取るため、1ヶ月ランニング休みましょう。」という事になる。
分かんないけど、とにかく負荷を減らそう作戦です。
だけど1ヶ月休んで走ると、やっぱり痛い。
そりゃそうです。
1ヶ月間、ランニングの負荷を減らした分の痛みは減っても
相変わらず、日常生活『立ち方&歩き方』で
微妙~に緩めて(曲げて)、痛みを感じないままバランス異常を作り続けてる。
大きな負荷をかけるランニングで、膝は悲鳴を上げます。
休んで痛みが取れないと医療者も患者さんも、どうしたらいいか分からない。
理由は、画像で原因を確認しようとするからですね。
先生方が画像で探すのは、<骨・関節・靭帯・腱・半月板・関節軟骨>の傷や損傷。
でも見つからない…
どこも壊れてなくて、原因はバランス異常なんだから。
立つ時・歩く時に膝を、『軽度屈曲位』でいつも緩めておくと
次第に伸びなくなって行きます。
この状態で、太腿を基準としてスネの部分は後ろへ変位しています。
ではお題の『勘違い』2つ。
①膝の負担が原因ではない!
<老化・体重増加・使い過ぎ>は原因ではなくて、痛みを強くする条件。
②かばっちゃダメ!
膝の負担(負荷)を減らすため、庇おうとします。
庇う動きは、少し膝を曲げて、時につま先から着きます。
これは最悪!ドンドン痛みが増えます。
→つま先上げて→踵着地→膝を伸ばして歩きましょう。
その前に、体幹の3つの筋肉を使う『正しい立ち方』の練習をどうぞ。
①40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ【第1回】『正しい立ち方』
②40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ【第2回】『正しい立ち方&正しい重心位置』
③40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ【第3回】『正しい歩き方』
④40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ【第4回】『歩かないで歩く練習』
☆これまで【ブログ・トレ日誌】では診療について、あまり書かないようにして来ました。
理由は、当院の宣伝になってしまうから。
ブログでは、『お役立ち情報&私が感じた事』がコンセプト。
できるだけ宣伝しないようにして来ました。
☆しかし今回は申し上げます。
神経系は、崩れた動きを記憶してしまってるので
『正しい立ち方・歩き方』に変える事は容易ではなく、なかなか身に付きません。
もし、膝痛で思うように走れないランナーの方がいらっしゃったら
『痛みの原因&動きの仕組み』を熟知している私に一度施術させてください。
①初回で痛みを大きく変えます。
②あなたの特徴に合わせた『動き』のコツをお教えします。
まず、できるだけ早く走れるようにします。(重症でなければ1~3回の施術)
今始めれば、秋のレースは痛みが無く思いどおりにベストが狙えます。
是非一度、施術を受けてビックリしてみてください。
問い合わせ:電話048-663-3055『ふく山接骨院』
詳しくはふく山接骨院のホームページをどうぞ。
【腰痛・膝痛 さいたま市北区 ふく山接骨院、福山眞弘】