昨日は、新しい方法でブログを発信する予定でしたが
上手くいかなかったため発信ができませんでした。
楽しみにされていた方には、大変申し訳ありませんでした。
しばらくは以前のやり方でお届け致します。
せて、今日の話題は『逆流性食道炎』なのですが
あくまで私が考えた仮説です。
根拠もなく、証明もできないため参考とお考えください。
まず、一般的な考え方として、『柏厚生総合病院』ページより抜粋。
【逆流性食道炎とは】
胃酸などを含んだ胃の内容物の逆流による食道の炎症をいいます。
胃酸は非常に強い酸性を示すため、食道に逆流すると食道の粘膜に炎症を起こします。
食生活の欧米化、肥満、高齢、ストレス増などが原因となり、
最近、日本人に逆流性食道炎が増えています。
【症 状】
最もよくみられる症状は、胸やけであり、みぞおちの辺りから胸の下の方へかけて
焼けつく、あるいは、熱くなるような不快感が出現します。
のどの方まで上がってくる感じや、痛みを伴う場合もあります。
その他、口まですっぱいものがあがってくる、食べたあとにムカムカする、
胃や胸が痛むといった症状があります。
また、慢性的な咳の原因となっていることもあります。
【食道の仕組み】
食道には食物をぜん動運動によって胃の中に送り込む機能があります。
食道は横隔膜(おうかくまく)を貫く食道裂孔(しょくどうれっこう)を通って胃に通じています。
横隔膜は、食道をしっかりと支える働きをしています。
また、食道には食べたものが胃から逆流しないように、逆流防止機能が備わっています。
【原 因】
A. 下部食道括約筋のゆるみ
年齢とともに、食道と胃のつなぎ目でバルブのような働きをしている筋肉である
『下部食道括約筋』のしまりが悪くなり、胃酸が逆流しやすくなります。
B. 食道裂孔のゆるみ
食道裂孔も食道と胃の境界部を外側から締め付けていますが、食べ過ぎの習慣や年齢とともに緩んでしまい、ここから胃がはみだす“食道裂孔ヘルニア”になることがあります。
この場合、胃の一部が横隔膜より口側に脱出しているわけですから、さらに胃液が逆流しやすくなります。
以上が一般的な理由ですが、私は他の影響もあるのではないか、と考えています。
その理由は、10年ほど前ですが、ある患者さんから言われた言葉。
「こちらで首~腰の施術を始めたら、半年前から胃の調子が悪かったのが無くなりました。
半年前からずっと、内科から出された薬を飲んでいましたが、良くなりませんでした。
だんだん胃のモタレが軽くなって、今では症状が消えたので薬も飲んでいません。」
始めは理由が分かりませんでしたが、他の患者さんと話している時
「私は、胃がモタレたり、ムカムカするんです。」と言われ
最初の患者さんと、ある共通条件がある事に気付きました。
第7~第12胸椎の棘突起の調整をしている時の、異常な痛がり方。
それも100%左側の異常で、右側の異常で胃のモタレ・ムカツキはゼロでした。
その後すぐ『第5~第12胸椎左側の棘突起のバランス異常』の患者さんに
「胃のモタレやムカムカはありませんか?」と尋ねると
「私は、逆流性食道炎の治療を受けていますが、そう言えば
ここで首の施術を受けてから次第に軽くなっています。」と言われました。
さらに、胸椎左側の棘突起のバランス異常の患者さんに尋ねていくと
過半数(約60%)の方が、過去を含めて胃や食道の異常を仰いました。
その中にたまたま、逆流性食道炎の治療中の患者さんで
胃カメラで経過観察されている方がいたため
2ヶ月間の頚部の施術をさせて頂き、術前・術後の検査結果をお聞きした所
2ヶ月間の施術で、食道のタダレが消えて治癒していた、との報告を受けました。
【噴門につて】(看護roo!より)
胃から食道に食物が逆流しないのは『噴門/ふんもん』という弁があるからです。
噴門の収縮・弛緩を制御しているのは自律神経です。
交感神経が優位な状態では噴門は収縮し、副交感神経が優位な状態では弛緩します。
食物を嚥下する時に噴門が開くのは、食塊による圧迫刺激があるためです。
【私の仮説】
『胸椎』は、背骨の胸の部分で12個あり肋骨が付いています。(頚椎・腰椎に肋骨は無い)
『大内臓神経』(第5~第9胸椎から)と、『小内臓神経』(第9~第11胸椎から)が
影響すると思われます。。
『第5~第12胸椎・棘突起の左側のバランス異常』が、
背骨の中を通る神経の束『脊髄』から、左右に出ている『神経根』を引っ張るため
脳からの指令が、何らかの形で変化されてしまい、間違った指令になる。
胃は正常なのに、間違った指令通りの動きをするため胃モタレが起こる。
噴門も正常なのに、間違った指令通りの動きをするため
キチンと締まらず内容物が逆流する。
『第5~第12胸椎・棘突起の左側のバランス異常』を調整すると
神経根は正常な太さに戻るため、脳の指令が正常に届くようになる。
以上が、私の仮説ですが
以前、当院の患者さんで内科のドクターがいらっしゃいました。
その先生に尋ねた所、「面白いですねー。」で終わっちゃいました。
それでも、胃や食道の症状がかなりの高率で取れるので
お役に立てれば嬉しいです。
(ちょっと宣伝になってしまいました。)
【腰痛・膝痛 さいたま市北区 ふく山接骨院、福山眞弘】