【RUNの疑問にズバッと回答!】(25)100㎞ウルトラマラソンを走りたい | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

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ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

【30日間連続・RUNの疑問にズバッと回答!】チャレンジの25日目(6/25)です。

☆質問№25:【100㎞ウルトラマラソンにチャレンジしたいです。何をすればいいですか?】

 

ようこそ、素晴らしきウルトラの世界へ!

ウルトラが初めての方として、完走法をご説明します。

その前に問題点を整理しましょう。

 

 

<ウルトラをリタイアする理由は3つ>

(1)局所の痛み:膝とか足裏とか一部分の強い痛み

・【原因】:身体の使い方(フォーム)が崩れているため、局所に応力集中した痛みと思われます。

・【対処】:『正しく立つ・正しく歩く』を練習して身に付けましょう。

 

(2)全身の痛み:首から下の全部が痛い

・【原因】:まだ身体が長距離の『着地衝撃』に慣れていないと考えます。

・【対処】:長い距離・長い時間の走り込みが必要です。

 

(3)走力不足:残念ながらまだウルトラはムリ

【原因】タイムの問題。『筋力・走力・精神力(メンタル)』が低過ぎ。

【対処】もっと練習して『筋力・走力・精神力(メンタル)』をj引き上げましょう。

 

☆:お答え:下の5つを実行すると完走できます!きっと多分…

 

 

①【50キロ走or5時間30分走】

前提として、100㎞ウルトラ完走のためには

『フルマラソン3時間50分以内』の走力が必要だと考えます。

 

それより遅くても完走する方はいると思いますが、確率は低い。

単純に2倍しても「84,4㎞/7時間40分」

ウルトラの場合、最低3~4時間は遅いはずで、『10時間40分~11時間40分』

 

この身体の状態で、残り16㎞を2時間20分はギリギリ。

完走できるかは、練習と運次第だと思います。

 

という訳で、【50キロ走or5時間30分走】のどちらかできれば

完走確立が跳ね上がります。

レースの1ヶ月前ころに走ってみてください。


やればスゴイ自信が付いて、100%走力アップします。

走る身体のベースができ、辛さに耐えるメンタル(精神力)が養われます。

 

私としては、5時間走より『50キロ走』の方が圧倒的にツライ。

なので、私はあえて50キロ走をやって自信を付けます。

 

②【アスリート立位を身に付けましょう。】

『4つのキーワードで3つの筋肉を使う』立ち方を練習してください。

肉体面で考えると『最後は体幹勝負』です。

最後まで、体幹の筋群が動いてくれるかどうか。

 

『4つのキーワードで3つの筋肉を使う』で体幹筋群を使いましょう。

40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ【第1回】

『正しい立ち方』の作り方

 

40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ【第2回】

『正しい立ち方』のチエック法と『正しい重心位置』

をご参考にしてください。

 

「練習した。」ではダメ、「身に付けた。」が必要です。

「身に付けた。」は、考えてなくても、自動的にその動きができるようになる事。

そうでないと、終盤グダグダでリタイアします。

 

 

③【ピッチ走法】

①②ができたらテクニックです。

 

『スパルタスロン』(ギリシャ・アテネ→スパルタ246㎞/36時間制限)

を2016年9月、34:33:40で完走した時、私がこだわったのは

『速いピッチで走る』練習でした。

 

皆さんご存知のように、速く走るには、『大きいストライド×速いピッチ』。

しかし、高疲労状態でストライドを広げるのはほぼ不可能。

けれども、ピッチは比較的に維持しやすい。

 

レース始めから、『疲労しない程度に速いピッチ』で走る。

身体は、最初のリズムを維持しようとするので

「ストライドは小さくてなっても、スピードダウンは減らせる。」と考えました。

スパルタ出場が決まってからは、『速いピッチ』の練習がメインでした。

 

皆さんも是非、『神経系に速いピッチを刷り込む』練習を試してください。

 

④【ダラダラ歩かず速歩き】

後半歩いても構いません。

しかし、「もうダメだ~。」のダラダラ歩きはいけません。

 

「走れるようになるまでの繋ぎ」と考えて

歩きながらも、タイムの短縮を忘れないように。

 

私が、スパルタで『末房師匠』から教えられたスエフサ理論は、『50歩×100歩走法』。

戦術的に<50歩歩く×100歩走る>を繰り返す。

 

疲労を貯めないうちに、『速歩き50歩』→『100歩・走る』です。

まだ走れても、『100歩・走ったら50歩・歩く』を繰り返す。

 

スパルタで、私はこの走法で40人近く抜きました。

抜かれた方は、「なんで歩いてるヤツに抜かれるんだ?」と思った事でしょう。

強いメンタルで実行してください。

 

⑤【補給食の取り方】

腹が減ってなくても、スタート後2時間で食べ始めましょう。

「食べるの面倒くさい。」と思ったら要注意。

疲労している証拠。

面倒くさい、と思ったら「マズイ!」と思って無理やり食べてください。

 

体幹が出来ていないと、胃腸障害を起こします。

水が飲めなくなっても、アメ玉を口に入れましょう。

最後の最後はメンタル勝負。

 

「絶対完走してやる!自分はできる。」を忘れずに。

 

皆さまのランニングの疑問にお答えします。

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