【RUNの疑問にズバッと回答!】(22)太っているけど走って大丈夫? | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

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ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

【30日間連続・RUNの疑問にズバッと回答!】チャレンジの22日目(6/22)です。

☆質問№22:【私は170㎝/78㎏と、ちょっと太ってるんですが、走っても大丈夫でしょうか?】

 

☆お答え:ハイ!大丈夫です。むしろ絶対走るべきです。

まず、『太ってる(肥満)の危険性』について説明します。ちょっと怖いぞー。

 

 

<(1)肥満=脂肪細胞の膨張→(2)脂肪細胞が老化する→(3)サイトカイン・ストーム(大量発生)→正常細胞を攻撃→身体中で(4)慢性炎症を作る→(5)活性酸素が大量発生→生活習慣病>

乱暴に言うとこういう図式。


(1)肥満:脂肪細胞の膨張→食べ過ぎ・運動不足で中性脂肪と血糖が増加し

糖は脂肪に変換されて、脂肪細胞に蓄積される。→細胞が老化する。

 

(2)細胞が老化すると→炎症を促進させるサイトカインを大量に分泌する→健全な細胞を傷つける→細胞破壊

☆老化は、周りの細胞に伝播する。

 

(3)サイトカインとは:白血球の一種であるマクロファージ。炎症を促進させる→炎症の拡がり→疾患

 

☆サイトカイン・ストーム:免疫システムの暴走→大量のサイトカインが放出され健全な細胞を傷つける→炎症拡大する。

 

(4)慢性炎症:病原菌等を排除できなかったり、病原菌が無いのに炎症が発生して終わらない状態。

 

☆炎症とは:生体の生理学的反応の一つ。恒常性を正常に維持する非特異的防御機構の一員である。

炎症は組織損傷などの異常が生体に生じた際、当該組織と生体全体の相互応答により生じる。

 

 

(5)活性酸素:【RUNの疑問にズバッと回答!】(11)活性酸素が怖いをご覧ください。

これ、結構怖いですよ。

 

何となく分かって頂けたでしょうか。

ここで言う『生活習慣病/疾患』とは、糖尿病・アルツハイマー病・ガン・動脈硬化、等です。

なりたくないですよねー。

 

この時、筋肉が炎症から守ってくれるんです。

☆筋細胞:炎症を抑制する『ミオカイン』を分泌。

筋細胞が減少すると→分泌減少→炎症を抑制できなくなる。

この場合、ランニングは最高の運動になります。

 

より良く長生きするため、アンチエイジングってやつですね。

でもね、長生きしようと思って走ってる人はいないと思います。

私は楽しいから、好きだから走ってます。

ご相談者様も、ランニングを好きになってくれる事を願います。

 

さて、ご相談者様がランニングを始める時の注意

全く初めてなら、『ウォーキングから』がオススメ。

 

最初は大変かも知れませんが

だんだんジョグを混ぜて行き、最後は全部走れるようになれます。

 

5/24の『トレ日誌』

ランナーになりたい人がやるべき3つの条件【まったく初めて編】

をご覧ください。

このメニューなら、ムリなくランニングが続くと思います。

 

カッコよくなりますよ。

ご健闘を祈ります!

 

皆さまのランニングの疑問にお答えします。

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