飯能生越トレイル10時間・単独走やったどー(後編) | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

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ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

「ダッルいなー。やんなっちったなー。でもクルマ鎌北湖だしなー…」

(YouTube動画『中田敦彦氏のエクストリーム○○』の口調でお楽しみ下さい)

 

カミさんから、けつバット喰らってスタートした『飯能生越トレイル10時間修業』。

朝6:15にスタートして、子(ね)の権現(29㎞位/6:30位)到着が午後1時。

取りあえず半分過ぎたものの、気持ちはド~ンと重いまま…しか~し
「あ!この気持ちの原因は…」

 

 

パパラパッパパ~!「ていけっとう~!」

説明しよう。

低血糖になると脳が機能低下し、途端に戦意を喪失するのである。

「食ってないわ~。脳がエネルギー不足なんだわー。」

 

私は練習の時、スタート前にバカバカ食べて走り出します。

すると走りに集中でき、3時間位食べなくてもヘッチャラ~。

(本番はダメよ、スタート・ダッシュできないから)

 

思い出した途端、甘いドリンク飲みたくってもうガマンできませんわー

で、西吾野駅の自販機でメロンソーダ~!「うまい~。最高ー!」

「そう言えば、ずっと休憩とってないわー」座りますー

メロンパン・アンドーナツ・ジェルとバカバカ食う!

 

ドーナツ頬ばりながら、ふと地図を見ると「おや?」

西吾野駅の、今この目の前の二股道

二股に分かれてから、並んで同じ方向にカーブしてる…

 

右側の道で駅前を通ると思ってたら、違う…

左側の道で、しばらく行って線路下をくぐる!

「危なー!ここミスしたら何十分か損してたー。」

 

食べ終わって、立ち上がる!

ぱぱらぱっぱぱ~!シャキーン!シャキーン!シャキーン!

「よ~し!行ったるでー!」

 

左側の道を進んで線路下をくぐる…「ラッキー!」

「子の権現さん、気づかせてくれてホンマありがとさん。」

 

 

                    < 由緒ある高山不動さん >

 

民家の裏山から、高山不動を目指してトレイル登り始めますー。

オオー!さすがメロンパン、ダルさは消えてテケテケ登れますー。

 

長~いシングルトラック(一人分の道幅の道)登り続けて

ようやく広い林道に出ると、ハイカーに会いますー。

「ハイカーおるから高山不動はもうすぐやー」と思ってからが、長い…

 

高山不動さん(36,3㎞/8:36)到着。

登りの間の平坦路は走ったので、けっこう脚に来てますー。

 

高山不動さんにご挨拶して、さらに登ると「おおー!グリーンラインや~。」

グリーンラインは『奥武蔵ウルトラマラソン・75㎞』のコースですー。

このロードを20㎞位行けば鎌北湖に戻れるー。「もう安心やー。」

 

  < 関八州見晴台 >

 

すると…

左肩の悪魔:「ロード行っちゃえよー。楽だぜー。2時間ちょっとで着くぜ。

大丈夫だよ。ここまで頑張ったから文句言われねーよ。」

右肩の天使:「お前はトレイルランナーだろ。最後までトレイル走れよ。

100マイラー(160㎞レース完走者の称号)のプライドは無いのか。」

 

ウチのカミさんもUTMFやUTMB走った『100マイラー』

いちいち、人がやりたくない痛い所突っついて来るんですわー。

もし「グリーンラインで帰った。」なんて言ったら…

「あほー!も一回行ってきーや。一周走るまで帰ってくんなー!」

って言われる、絶対…

 

「は~…」グリーンライン突っ切って、トレイル登り始めますー。

まあ、まだ脚は動くんで何とかなるかー。

 

関八州見晴台(38,0㎞/9:08)からは、黒山三滝まで一気に下りますー。

 

晴れて暖かい快適トレイル、「こんな所誰もおらんだろー。」と思ったら

大っきなカメラ持ったオジサンが下ってますやん。

何処にでも人はおるんやなー。

 

     <  トレイルを下ると黒山三滝(女滝・天狗滝・男滝)の天狗滝に出ますー。>

 

そして、黒山三滝に下りると観光客であふれてますやん。

私は、長袖シャツ1枚に黒いタイツ、変なリュックを背負って

ノロノロ走るへろへろランナー…完全に場違いな存在

「あんたは一体どっから来たの?」みたいに見られますー。

 

しか~し、そんな視線を気にしてる場合やあらへん。

もうひと頑張りしないと、山の中は日暮れが早いんですわー。

日が暮れちゃうと、またまたヘッドライトのお世話になるんですー。

 

まず、黒山三滝の自販機で、ドリンク飲んでアンドーナツ休憩ですー。

「さあ、こっから顔振峠(こうぶりとおげ)まで一気登り。

そっから鎌北湖まで一気に走るでー!」


笹郷の登りロードから、長~いトレイルに入りますー。

土石流の跡のような荒れたトレイルをテケテケ登ると

「ようやくここまで来たやん。」顔振峠(40,2㎞/9:33)到着ですー。

 

     < 日が傾き始めた顔振峠。早く行かないと山中は暗くなりますー >

 

地図を見ても、次は何処からトレイルに入るのかわからないので

顔振峠のお茶屋さんのおばあちゃんに、教えてもらったら

「200m先を左に入る。」と聞いたけど、かなり余計に走ったー。

 

小刻みなアップダウンを走ると、笹郷の最上地点に出ますー。

「ああ、ここへ出るのかー。」

ここは、さっき登り始めた笹郷のロードの終点で

夏場のバイク(自転車)トレーニングの目的地点ですー。

 

かなり鎌北湖に近付いたと思うと、元気バンバン。

平坦路はガンガン走り、下りもポンポン快調ー!

「うん、行ける行ける。ボロボロでもまだ走れるわー。」

 

エビガ坂(42,0㎞/10:05)を左折して鎌北湖に向かいますー。

トレイル→林道、そして湖畔のロードを全部走り通して駐車場にゴール。

なんとか長~い修業が終わりましたー。

 

午後4:44分到着。タイムは10時間29分。

私のGPSちゃんは、斜面の誤差を計測してくれないので

数値は44,58㎞だけど、多分50㎞は走ってるはずですやん。

 

一人はホンマに大変、いいメンタル・トレーニングになりましたー。

UTMFはこの3倍以上だけど、なんとか行けそうですー。

あとはレースやってくれるかどうか…

鏑木さん、なんとかお願いしますー。

 

コース:鎌北湖→北向き地蔵→物見山(2、9㎞/0:36)→日和田山→巾着田→天覧山→

 

多峯主山(とおのすやま・10、1㎞/1:50)→久須美坂(17,9㎞/3:45)→

 

天覚山(20,0㎞/4:26)→大高山(24,6㎞/5:50)→前坂→子の権現(29㎞位/6:30位)

 

→西吾野(にしあがの)駅(31,9㎞/7:42)→高山不動(36,3㎞/8:36)→

 

関八州見晴台(38,0㎞/9:08)→黒山三滝→笹郷→顔振峠(40,2㎞/9:33)→

 

一本杉峠→エビガ坂(42,0㎞/10:05)→ゴール・鎌北湖(44,58㎞/10:29)

 

【先週のトレーニング】

02/15(月):休 み

   16(火):休 み

   17(水):休 み

   18(木):ウエイトトレーニング

   19(金):休 み

   20(土):バイク・ローラー台120分:距離67,71㎞/平均時速33,8㎞/瞬間最大時速69,1㎞

   21(日):ラ ン・20,1㎞/3時間07分51(マラニック・9:20/㎞)

 

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                        【腰痛・膝痛 さいたま市北区 ふく山接骨院、福山眞弘】