今日の内容は、きっと気を悪くされる方もいると思います。
しかし、実はこんな人達が潜在的に大勢いるんだろう、と感じます。
若い方は未来を
年配の方は老後を
そして日本の未来を考えてほしい
…大きな問題だと思います。
14歳・中3男子・両膝の痛みで来院された患者さん。
症状は、走ると痛い、歩いても痛い
しゃがんでもらうと、屈曲90度位で痛くてしゃがめない。
エコー検査で、骨が成長する『骨端線』を確認
14歳なら、まだまだ背が伸びるのは当たり前
その他も、骨・靭帯・腱には異常がない…
しかし、膝関節の周りにいくつか水腫がある…
患者さん達が「水が溜まってないですか?」
と心配する水ではなく、何かを含んだ水の袋がいくつか
…でもこの水腫は、痛みを作らないのはわかっている。
痛みの原因は、画像に映らない全く別のもの
『本当の痛みの原因』だけ処置すれば、痛みは引く。
なので最初は、敢えて水腫の事は指摘しなかった。
しかし、お付き添いの母上の質問
「これは本当は無い物なんですか?」
と聞かれて、説明した方がいいと思った。
これは、若い人にはあまり見られず
50代過ぎ~御老人によく見られる水の袋…
成長期の少年として、明らかな運動不足。
膝を伸ばした角度は『軽度屈曲位』で、完全に伸びない。
ふくらはぎの筋肉量の少なさからすると
跳んだり走ったりは、あまりしていないよう。
部活は文化部との事
成長期は、身体に様々な刺激を入れて強くしていく時。
・小学時代は、投げたり蹴ったりの多様な動作の習得の時
・中学時代は、持久力を伸ばす時
・高校時代は、筋力アップと筋肉量を増やす時
一生にこの時しか、得られない要素もある。
そのチャンスを逃す事は、一個体の生存にとって大きなマイナス
過酷な地球環境下で『歩く・走る』という移動の目的は
① エサを捕食するため→エサ場まで行き、逃げるエサを捕える
② 外敵や災害から逃避→侵略者・猛獣・津波・山火事から逃げる
グズグズしてたら食う事はできず、殺されてしまう。
『誰かが作った便利な世界』でしか生きていけず
オリの中で安全を確保され、時間が来たらエサを貰うだけ…
また、『膝が曲がって背中が丸い姿勢』は弱そうに見える。
エサは取れないし、外敵に勝てなさそう…
本能として、強い遺伝子を残したいメスは
そのパートナーとして選ばない形状…
『カッコいい・美しい』動物の形状とは
筋肉・骨格系を、仕組み通りに使った時の動きや姿勢
だから、一流のスポーツマンは皆カッコよく・美しい。
※私が、カッコいいオジイを目指すのは、遺伝子を残すためではありません。
速くゴールしてビール飲むためです。念のため…
『年寄りの身体』は、年を取ったからではなく
『年寄りの生活』というライフスタイルで作られる。
では、『オジイの身体を作る3つの動き』とは
『崩れた姿勢で・小さく・ノロノロ』
① 崩れた姿勢→膝が曲がって、腰が曲がって背中が丸い姿勢
② 小さく →関節可動域をいっぱいまで伸ばさない・曲げない
③ ノロノロ →年寄りは動作が遅い
一方、若々しい動きは、『正しい姿勢で・大きく・キビキビ』
① 正しい姿勢→膝が伸びて、胸が伸びて体幹軸ができた形
② 大きく →関節可動域を最大限に動かす
③ キビキビ →スムーズに素早い動作
『正しい姿勢で・大きく・キビキビ』動くための要素は
・十分な筋力
・正しく動ける神経系
『正しい姿勢』の作り方はこれを見てください。
『正しい姿勢』のチエック法と
『正しい重心位置』はこれを見てください。
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初回で、少年の痛みは8割減り、深くしゃがめるようになりました。
運動制限は一切せず、むしろ運動量と強度は増やすべき
数回の施術で終了できる予定です。
・体重 : 6/14・59,0㎏ → 6/28・56,4㎏ (-2,6㎏)
・体脂肪率: 6/14・17,0% → 6/28・14,6% (-2,4%)
2週間頑張りました。
【先週のトレーニング】
6/22(月):休 み
23(火):ウエイトトレーニング
24(水):休 み
25(木):休 み
26(金):スイム・2,0㎞
27(土):ラ ン・21,4㎞/2時間21分26
28(日):バイク(ローラー台)・120分/距離63,35㎞・平均31,6㎞/h・瞬間最高35,3㎞/h
【腰痛・膝痛 さいたま市北区 ふく山接骨院、福山眞弘】