超ハードランニング | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

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ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

私はこの秋、9月に『信越五岳トレイルレース100マイル(160㎞)』と、11月に『※沖サバ』に出ます。

信越五岳100マイルは、160キロを33時間でゴールするという厳しい制限時間。

『※沖縄本島一周サバイバルラン』は、沖縄本島400キロを72時間制限で走るという超過酷レース。

 

さて、信越五岳100マイルは、家のカミさんも出るのですが…

51歳、身長151㎝の小ちゃいおばちゃんにとっては大いなる挑戦です。 (…脚も短いし)

 

 

家のカミさんは、過去5回100マイルレースにチャレンジし、完走したのは昨年のUTMFとUTMBだけ。

2回は関門アウト、1回はスイーパーによるストップで、2018年のUTMF(ウルトラトレイル・マウント富士)

は44時間01分、UTMB(ウルトラトレイル・ヴ・モンブラン)は46時間03分でどちらも際どい完走。

 

昨年のカミさんは、『UTMB絶対完走計画』で富士登山練習や西沢渓谷練習をしたのに、今年はサボり。

「UTMBという人生の目標を達成したんだから、辛い練習はもうやらない。」んだそうです。

 

 

ところが今年、信越五岳の制限時間が1時間延長されて33時間になると、「完走できるかも知れない…」

などと言い出し、本当に申し込んでしまった。

するとエンジンかかちゃったようで、『土曜日40キロ走+日曜日50キロ走』とか始めちゃう。

 

そして、私に声が掛かる…

  「夜中いっぱい走っとかないと不安だから、夜中の山走りに連れてってあげる。」

私はペースメーカーでボディーガード 「ハイハイ。」

 

計画はいつもカミさんが立て、 私は付いて行くだけ。 

 私   : 「…で、今回のコースは?、…これずいぶん長いよね」

 カミさん: 「そんなのわかんない。地図上でロードとトレイルを16時間くらいで計算しただけだから。」

 

16~18時間は違和感ないものの、ザッと計算した地図上の距離はフツーじゃない、これ大丈夫か…?

 

 

7/20(土)夜7:45、少し蒸している霧雨の中、鎌北湖をスタート。 そのコースは…

 

  鎌北湖→北向き地蔵→笹郷7,5㎞→顔振峠10,7㎞→高山不動15,0㎞→刈場坂峠20,8㎞→ 

  大野峠23,2㎞(までロード)→

  (大野峠からトレイル)→あしがくぼ駅26,5㎞→浅間神社28,1㎞→双子山(雌岳29,5㎞・雄岳)→

  焼山→武川岳30,6㎞→山伏峠33,9㎞→伊豆ヶ岳37,0㎞→正丸峠38,9㎞→正丸山39,3㎞→

  虚空蔵峠41,5㎞→刈場坂峠42,9㎞(までトレイル)→

  (刈場坂峠からロード)→高山不動→顔振峠→笹郷→北向き地蔵→鎌北湖64,2㎞

 

 

北向き地蔵へ登りのロード、ひどい時は4~5m先までしか見えない霧、蒸し暑く時折サーッと雨が降る。

『奥武蔵グリーンライン』の顔振峠を過ぎ、まだ10キロ/2時間もたたないのに嫌になってくる。

 

 

それでも夜11:30・大野峠からトレイルに入ると、気持ちが変わり楽しくなってくる。

「熊出没注意」の看板と、濡れて滑る岩の路面が怖く、熊鈴リンリン鳴らして大声で話しながら下る。

 

夜12:40・あしがくぼ駅26,5㎞で休憩・水分補給し、浅間神社に向けて再び細い急坂のトレイルへ。

浅間神社まで、滑って踏み外しそうな泥の急坂を登り、トタン作りの御社にお参りして双子山へ。

 

浅間神社~双子山(雌岳29,5㎞・雄岳)まで急坂・鎖場・岩場の連続で、滑りそうで危険なコース。

あしがくぼ駅~双子山の3キロは、今回の練習中最もキツい部分で、たった1時間登り続けてヘトヘト。

 

 

午前4:40・武川岳30,6㎞~午前4:30・山伏峠33,9㎞を過ぎると、鳥がさえずり夜が明け始める。

キツイ登坂を登って今回メインの伊豆ヶ岳37,0㎞を朝5:50に通過し、少し気が楽になって正丸峠へ、

朝6:40・正丸峠38,9㎞で休憩中ウトウト2分寝るも、虚空蔵峠への下り中眠気が強くなる。

 

朝8:00・虚空蔵峠41,5㎞の東屋のベンチで15分の仮眠、スッキリして刈場坂峠へ。

トレイルコース中走れたのはほぼ平坦路のみで、登坂路と下りは滑るため歩きだけ。

 

 

鎌北湖へダラダラ下りて行く途中、速いランナーがいいペースで駆け下りて行く。

「行っていいわよ。」 ご主人様からお許しが出たので、パワー全開リミッターを外して追う。

30mほど離れて同じペースで1キロほど付いて行き、平坦路のトイレで終了しカミさんを待つ。

 

最後にピリッと刺激を入れて、再びダラダラ走って駐車場にゴール。

9:40・刈場坂峠42,9㎞からグリーンラインに乗り、ロード下りをほぼ走り切って昼1:10鎌北湖に到着。

お疲れ様でした。(^ω^)

 

 

<ロード44,5㎞+トレイル19,7㎞→総距離64,2㎞>を16時間48分での走破でした。

大野峠~刈場坂峠までのトレイル区間19,7㎞を、休憩・仮眠を含めて10時間10分。

 

私の計算では、ロード換算1,7倍なので<トレイル19,7キロ×1,7倍→ロード33,49キロ>と考えます。

  44,5㎞+33,49㎞→77,99㎞ ロードであれば約78キロ走った計算。

 

長いロードと、きついトレイルを同時に練習できたのはいいけれど、さすがに疲労困憊。

老いた身体はなかなか疲労が抜けないので、ちょっと休んで8/10のトライアスロンに備えます。

 

しかし、身長151㎝・51歳のカミさん、走り切っちゃった。

これはビックリ! 信越五岳100マイル本当に行けるかも知れない。(^O^)/

 

 

【先週のトレーニング】

07/15(月):ラ ン:6,0キロ/36分

   16(火):ウエイトトレーニング

   17(水):休 み

   18(木):①スイム:2,0キロ ②バイク:スピニング60分

   19(金):ラ ン:8,0キロ/53分

   20(土):↑『大野峠~伊豆ヶ岳コース』: 鎌北湖~大野峠~伊豆ヶ岳~刈場坂峠~鎌北湖

   21(日):↓『    々    々    』: 総距離64,2㎞ / 16時間48分

 

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