7/13・14(土・日)で、北アルプスへ山登りに行きました。
初日は『燕岳/つばくろだけ・大天井岳/おてんしょうだけ』に登り、二日目は『常念岳』に登頂して下山。
メンバーは、トレラン仲間で登山家のイトーさんと我々夫婦の3人。
<イルカ岩>
正確には、7/12(金)・午後9時に自宅を出発し、13日(土)午前0時過ぎに長野県安曇野市に到着。
そこのタクシー会社に車を置き、会社の会議室で仮眠を取らせてもらい、朝5時タクシーで出発。
タクシーにて朝7時前、中房温泉の登山口到着。
登山口は、多くの登山者でワサワサ。
イトーさん曰く、「燕岳までのルートはチャラチャラしてて、北アルプスの原宿シブヤみたいでしょ。」
うん、確かに『山ガール』が3~4割ほどもいて、かなり女性が目立つ感じ。
<燕岳ルート途中の合戦小屋は人がワンサカ>
登山届を出してウ〇コも出すと、燕岳目指してスタート。
曇天で高湿の中、急坂を登って行くとすぐに汗だく、アームウォーマーを脱ぎゲーターを引き下げます。
長い登りの末、山小屋『燕山荘/えんざんそう』、『イルカ岩』を過ぎ燕岳山頂へ。
朝10時半、標高2763mのここらでは、時々晴れ間が現れ、流れる雲間に槍ヶ岳が見え隠れします。
<ど真ん中にポチっと槍ヶ岳・頂上(槍の穂先)>
燕岳山頂では、槍ヶ岳に対面してボーっと一休み。
もしかしたら、「こんな時間を過ごしに来たのかも知れない。」、フッと思う。
燕岳山頂から戻る途中、登山道で数人が立ち止まってカメラを構えている… 何?
ライチョウ!
<ライチョウくんが登山道で砂浴び>
登山道の2~3mすぐ脇をトコトコと、人間達をまったく気にせず砂を啄ばんでいる。
その内なんと登山道に入り込んで砂浴びを始め、完全に寛いでいる様子。
むしろ人間達の方が、登山道の向こうとコチラで、脅かさないよう緊張で固まっている。
こちらを見る目は、警戒の光はなくあどけなくて、少しして気が済んだのか山に帰って行きました。
<のんきなライチョウくん>
『燕山荘/えんざんそう』に戻ると、コーヒータイム。
イトーさんがお湯を沸かしてコーヒーを淹れ、朝食の残りのパンを分け合う。
こんな美味いコーヒーは、そう味わえるもんじゃありません。 …なんと贅沢
<真ん中やや右側寄りのトンガリが槍ヶ岳>
さて一休みの後は、大天井岳山頂の手前の山小屋『大天荘』を目指します。
尾根伝いに歩くと、尾根東側は雲に覆われ、西側は晴れてスッキリと見晴らせる不思議な景色。
<尾根の右側は雲の中/左側は晴れ間>
午後1時半、大天荘到着、今夜泊まるテントを建てる。
建て終わると午後2時過ぎ、手ぶらで大天井岳山頂へブラブラと登り、雄大な景色を堪能。
<大天井岳山頂・立て札右側に槍ヶ岳>
テントへ戻ると、チューハイで乾杯。
実は、今回の登山は二泊三日の予定だったので、私はチューハイ6本を背負って持参していました。
ん~、二日分6本は結構重くて、いい足腰のトレーニングになりました。
飲んだら昼寝、目覚めた4時過ぎ、夕食のためお湯を沸かし始めるとポツポツと雨が降り始める。
なんとかアルファ米とラーメンにお湯を入れ終えた頃本降り、20張り程ある他のテントでも全員避難。
食べ終えると明日の行動予定の相談。
『明日は小降りの予報なので、予定通り槍ヶ岳に登り、『槍ヶ岳山荘』に宿泊して上高地に下山。』
という事に決定して就寝。
しかし…
夜間が豪雨となり、すさまじい雨風で眠れないほどの轟音のため、早朝に再び行動予定の相談。
『槍ヶ岳ともう一泊は断念し、一の沢に下山し、天気次第で途中の常念岳に登るかどうか。』に決定。
朝6時過ぎ、朝食アルファ米を食べ、雨の中テントを撤収し、一ノ沢に向かって下山スタート。
歩き出すと次第に小降りになり、やがて止んでしまったので『常念小屋』に荷物を置き、常念岳山頂へ。
終始ガレた岩場を1時間ほど登り、かなりの脚筋力のトレーニングをして登頂、狭い山頂で記念撮影。
下りると常念小屋ベンチで、またまたコーヒータイム。 …は~、やっぱり美味い!
出発すると川沿いの長~い下りの末、一ノ沢登山口に到着し、予約したタクシーでタクシー会社へ帰還。
預けておいた車で、安曇野インターそばのお風呂に入り、トンカツを食して帰宅、お疲れ様でした。
ところで、不思議な事がひとつ…
一ノ沢への下山途中、川沿いで休憩していると、一組の70歳代の老夫婦が通り過ぎて行きました…
我々3人は『100マイラー※』であり、イトーさんは過去UTMFを36時間台でゴールする健脚。
我々夫婦も去年の富士登山練習で、『御殿場ルート往復+おはち巡り』を8時間40分でこなす脚です。
※100マイラー : 100マイル(160キロ)のトレイルレースの完走者の称号。
…通り過ぎて数分後に我々も出発し、急がないもののそれなりのペースで下山する。
しかし、…老夫婦に追い付かない、どころか影も形も見えない…
この速度なら、普通のハイカーであればとっくに追い付いているはず。
そうこうしてる内に、一ノ沢登山口に到着すると、タクシー待ちのハイカーが数組。
丸顔のおじいちゃんの老夫婦はいない…
ここに駐車場は無いので、何処に行ってしまったのか…? 今も謎です。
<大天荘>
【先週のトレーニング】
07/08(月):ラ ン:6,1キロ/35分
09(火):ウエイトトレーニング
10(水):ラ ン:10,2キロ/58分
11(木):バイク:スピニング60分
12(金):ラ ン:10,1キロ/1時間02分
13(土):↑『北アルプス登山』: 燕岳~大天井岳~大天荘・テント泊
14(日):↓『 々 々 』: 常念岳~下山
15(月):①バイク:ローラー台80㎞/2時間半37分 ②:ラ ン:6,0キロ/36分
【腰痛・膝痛 さいたま市北区 ふく山接骨院、福山眞弘】