2015年4月 | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

2015/4/27 (月)

[白山ジオトレイル対策①]装備のこだわり

4/19に「チャレンジ富士五湖・100kの部」を完走してから疲れが抜けません。
五日後の24日(金)に2キロをのんびり泳いだだけで、翌日はドーンと脚腰がだるい。
おまけに、とにかく眠い。夕食中も目を閉じれば寝ちゃいそう。

それとレース中に痛んだ、左側坐骨結節(お尻のとんがった所・大腿後面筋群の付着部)が痛い。
ストレッチの前屈も痛みでできないため、確実に傷ついているようです。
もう一週間は疲労取るためダラダラ過ごし、坐骨結節修復のため合計3週間ランを控えます。
トレーニングしないので、8月の「白山ジオトレイル※」の装備について書きます。

 ※<白山ジオトレイル>:8/22~8/28の7日間、石川県の山中(総距離250キロ)を走るレース。
 七日間の食料・着替え・寝袋等、必要装備は全て背負って移動しなければならない。(水は貰える)
 ステージレースなので、1日毎にスタート・ゴールが設定され、寝るためのテントは用意される。

画像の説明
先ずリュック等運搬用品から… でも山用品は全くの無知で手探り、大丈夫かなぁ…
七日分の食料はどの位か?空腹は絶えられないので多めに用意する予定。デザートも忘れず。
他に寝袋・マット。OFF時の服・下着・サンダル・生活用品等、経験上後で増えるので
<ドイター・40+10L(\10800特価品)>を選択。(大き過ぎないか?走れるのか?)
背中の変形するアルミ板を、身体のラインに合わせてフィットさせるとなんとか走れそうです。

画像の説明

次は<レイドライト・フロントバッグ¥6480><レイドライト・750㎖ボトル¥2052×2本>です。
①レース中の食料・ウインドブレーカー等すぐに必要な物は、リュックを下ろさず取り出せるよう。
②エイド間の距離を考慮し、水はリュックを下ろさず足せるよう、前側の750㎖ボトル2本を選択。
チューブ付きの背中のハイドレーションパックは使いません。(ハセツネでは背中側がいいかも)

労力・時間節約のため全て前面にパックし、背側リュックは生活用品・緊急用品専用にします。
8月にゴアテックス・ウインドブレーカー、エマージェンシーシート(保温用アルミ蒸着)、保温手袋
等々を使う時はかなり危険な状況の時ですが、生き残るためにUTMBと同等の装備をします。
 ※UTMB:「ウルトラトレイル・ド・モンブラン」欧州アルプス最高峰のモンブラ(4810m)と
 その山郡の周囲168kmを制限時間46時間で走破する、世界最高のトレイルランニング・レース。
 毎年8月に開催され吹雪で中止になる事も。私は昨年42時間51分で完走。

4/20(月):休み
 21(火):休み
 22(水):休み
 23(木):ウエイト・トレーニング(ほとんど上半身のみ)
 24(金):スイム2K(の~んびり)
 25(土):休み(脚腰だるくて何もしたくない)
 26(日):休み
以上、先週のトレーニングでした。


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2015/4/20 (月)

悪夢の「チャレンジ富士五湖」の言い訳

昨日(4/19)『チャレンジ富士五湖・4湖コース(100kの部)』を走りました。

なんとか完走するもスパルタスロンの
参加資格[10時間切り]はダメでした。

私は辛いレースでも
まずリタイアを考える事はないのですが
今回は本気で考えました。

いやー、本当に辛かった…
(写真はスタート前、まだやる気十分の時)

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100kのレースなのに、15k過ぎから左坐骨結節(骨盤の下部のとんがった所)に痛みを感じ始め
「これは脳が増幅している痛みなのか?」と疑いつつも次第に強くなり、信号待ちで走り出すと
すぐに走れずびっこ(差別用語ですみません)で歩き出し、徐々に走れるようになるありさま。
「これ以上痛んだら、いつまで走れるのか…?」リタイアが頭をよぎります。

そのうえ気付くと…すごく眠い。「…今日は本当にダメかもしれない」
痛み・眠気をこらえて30キロ地点、40キロ地点を通過するも、50キロ地点通過後
「もうダメだ。寝る!」睡魔を我慢できず河口湖畔へ下りて横になり、時間確認して目を閉じる。
ストンと眠りに落ちて…目覚めると11分経過。ちょっとスッキリ「よし、行くか」

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走り出すと痛みも少し軽減しており、60キロ地点で5時間54分、10時間切りはまだ行ける。
「70キロまでは頑張る」と決心するも、もはやスピードアップどころか歩かないのが精一杯。
70キロを過ぎた時、10時間切りはあきらめ「歩かず完走、早く帰ろう」に下方修正。
我慢の80キロを越えた辺りから、再び睡魔が湧いてくる…「もう寝ない!」

90キロ地点を通過「あと10キロ…ここから7キロの上り坂、でも後半の3キロは歩ける」
後半の急坂3キロは『高速歩き』で温存し、ゴールまでの下り2キロを飛ばすのが最初からの作戦。
歩く私を10人程が抜き去るも、多くの選手が少し先で歩き出します。うち二人を高速歩きでパス。
登り切れば全力疾走で10人以上抜き去ります。坂で脚を使った選手達は着いて来ません。

画像の説明

坐骨の痛みは切り放して
早く終わらせる事だけに集中します。
なんとか我慢の忍耐でゴール。
「…あぁ、もう走らなくていいんだ」
全身に痛みと疲労が湧き上がります。

(写真は笑ってますが心は泣いてます)

10時間27分36秒
10時間切りの宣言は惨敗の結果となり『スパルタスロン※』が夢となりました。
 ※ギリシャのアテネ~スパルタ間246kmを36時間制限で走るレース。
  100kmを10時間以内完走が出場資格の一つ。
今後、出場資格を取れるか確信が無くなりました。
でも、まだ諦めるわけにはいきません。
(今日は体調不良だったし、ロングの練習してないし、坐骨結節治せば…云々)
オヤジの悪あがきはまだ続きます。こうご期待!


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2015/4/13 (月)

『チャレンジ富士五湖』100キロに挑戦です

いよいよ19日は『チャレンジ富士五湖』の100キロの部です。(「チャレンジ富士四湖」と呼ぶ?)
私が2008年に走ったコースと若干異なり、手強い登りが増えています。
昔からある、難所の<91キロ地点から7キロで230m登る坂>に加え
<37キロ地点から4キロで100m登る坂>が加わっています。

2008年は、91キロからの登りは戦術的に「高速歩き」で臨み、9時間44分でゴールできました。
疲労の少ない高速歩きで進むも、前を走って登る選手と差は開かず、頂上で疲れきった選手を
簡単に抜き去り、ゴール迄の2キロを頑張り切れました。
平均5分42秒/kmで走る予定(7kを40分)が、この登り7キロは8分00/kmで56分掛る計算のため
この16分差の貯金を作らなければなりません。
今回は更に「4キロで100mの登り」→[差分2分18秒(8分-5分42秒)×4km→10分弱]
の貯金も作らなければなりません。

「大丈夫!絶対行ける!」と自分に言い聞かせているのですが…
1月末の「勝田マラソン(フル)」以後疲労が抜けず、思うようにトレーニングができません。
更に3/22の「板橋マラソン(フル)」以後は、夜になると眠くて眠くて仕方ない状態です。
30キロ以上の長距離トレーニングを、1本も行わず臨む事となりました。
10時間切りのため、今週は徹底的に疲労を抜いて、最良の状態でスタートするつもりです。

さて昨日は、さいたま新都心へのんびり15キロのスロージョグをしました。
さいたまアリーナでは「浜崎あゆみ」さんのコンサートの準備が進んでいたのですが
そこで驚き…
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会場前の準備は他のスター達と同じですが、グッズ販売ブースの数が半端じゃない。
上写真は販売エリアの入口ですが、その後方に下写真のような[同じ商品を売る]テントの列が3列。
一人の「特別な若い女の子」の持つ影響力と、その経済効果の大きさに驚かされました。
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ところで、今年は9月開催になった『ウルトラトレイル・マウント富士』の参加者の発表があり
私の仲間3人が出場権を取りました。スギタさん・イトウさん・と、もう一人はヒ・ミ・ツ。
今年は反時計回りのため、前半に天子山地を走ります。私はサポートに回ります。

その練習のため私と同メンバー達、計4人で7月に「ハセツネ1周」練習に行く事になりました。
もし、ご希望の方がいましたら一緒に走りましょう。当院に電話でご連絡下さい。

 <ハセツネ1周練習>
 ・日 時:7/18(土)夕方7:00スタート~19(日)午後3時頃ゴール予定
       (のんびり20時間位・総距離:71,5km・原則雨天決行) 
 ・集 合:〈現地・五日市駅前〉または〈当院〉に集まりご自分の車で現地へ
 ・参加費:無料(有志達の練習会です。和気藹々で楽しく走りましょう)

 ※『ウルトラトレイル・マウント富士』完走のための練習会です。
 ※走力のある経験者が対象(食料・ヘッドライト・予備電池・緊急シート等必要と思う装備)
 ※自己責任でお願いします(当院主催のツアーではありません。有志の練習会です)
 ※山岳保険に入る事をお勧めします(日本山岳協会山岳共済事務センターのHP参照)
  ・私の山岳保険:<三井住友海上プリオール>「ハイキングコース」・Ⅰ型
          年間保険料:2,240円
                  


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2015/4/5 (日)

チャレンジ富士五湖・一番嫌いな練習

4/19(日)に『チャレンジ富士五湖・100キロの部』に参加します。10時間切りが目標です。
ギリシャで行われる『スパルタスロン』の参加資格が、来年から「100キロ:10時間以内完走」
に短縮されたためです。
今年まで10時間30分以内完走でしたが申込みに漏れてしまい、再び参加資格を
取らなければならなくなりました。

あと二週間なので、今日がきついトレーニングの最終日なのですが…
今日(4/5)は朝から小雨で、大宮公園の満開の桜がはらはら散っていました。
私は濡れると溶けてしまうので、雨の中は走りません。(…根性が無いだけです、スミマセン)
仕方なく、ジムのトレッドミルで25キロ走を敢行しました。   …これが辛かった(T_T)

画像の説明

朝、プロテインと野菜ジュースを摂り、所属する『埼玉南走友会』総会に出席。
早く終わったのでジムへ向かい、トレッドミルで「修行」開始。
今日の目的は「10時間切りの速度で25キロずっと走り続ける事」
ところが4キロ程走った頃、どうもやる気が出ない。「体重いなぁ。10キロでやめよかなぁ」
なんとか10キロ走った時気付きました。「あ、昼食べてない!」エネルギー切れ(低血糖)です。
脳は低血糖を危険状態と感じるため、さらに血糖を消費する運動を止めさせようとします。
すぐに、持っていたエナジーバーを食べます。
すると10分程で戦意復活します。(ハセツネ等で眠くなった時もこの方法で眠気が消えます)

トレッドミルは景色が変わりません。好きな音楽を聞きながら、TVを見ますが精神的にキツイ。
TV画面に写る自分の顔がゆがんでいます。
残り15キロで「85キロ走って残り15キロ、この位辛いんだろうなぁ」
時速11,5kで25キロ押し通す予定が、最後5キロ「こんな辛い事グズグズやってらんない!」と
12k/hにスピードアップ。またまた弱い自分に負けてしまいました。

トレッドミルで25キロを2時間14分 …本当にキツかった。一番嫌いなトレーニングです。
3/30(月):休み
 31(火):休み
4/01(水):休み
 02(木):①ウエイト・トレーニング ②バイク・40分(パワーサイクリング)
 03(金):ラン8,5k・48分
 04(土):①スイム1,4k ②バイク・60分(パワーサイクリング)
 05(日):ラン25k・2時間14分(トレッドミル)
以上、先週のトレーニングでした。