生き方と年齢は関係ないと思います…
私の所属する『Team Viva la vida(ティーム ビバ ラ ビーダ)』は、超長距離を楽しむ仲間達の集団。
発起人は「ボス・ヒライ」、多分63歳か64歳と思います。
50歳を過ぎて、※『MDSサハラマラソン』を走るためランニングを始め、58歳で完走した稀有なボスです。
※MDSサハラマラソン:サハラ砂漠250キロを、食料・生活用品全てを自ら持って7日間で走る
世界最高・最も過酷なアドベンチャーレース。
右側が『ティーム ビバ』を率いるボス・ヒライ”
ボス・ヒライは毎年の100キロ・ウルトラマラソンはもとより、昨年と今年はポルトガルのトレイル250キロを7日間で走るレースに参戦する強者。
またティームビバには、ボスと同じ63歳で※UTMBにチャレンジするキシさん夫妻がいます。
※UTMB/ウルトラトレイル・ヴ・モンブラン:モンブラン周囲168キロを47時間で走るトレイルレース。
世界中のトレイルランナーの憧れであり、世界最高・最も過酷なトレイルレースの一つ。
私は、ティーム ビバの年長の彼らや、若くて速い年下の仲間達から大いに刺激を受けます。
先輩たちは100キロはあたり前、200キロ超のレースにも抵抗なく参加する。
後輩たちは、300キロ、400キロのレースの上位で争う実力の連中。
負けていられません!
『Team Viva la vida』の変態マゾでユカイな仲間達
一方、かつて一緒に※アイアンマン・トライアスロンにも出た、今年63歳の仲間…
現在は、スイムもバイクも引退し、フルマラソンとトレイルレースには辛うじて出ている。
しかし、数年来の坐骨結節の痛みが抜けず、最近では練習の質も量も落ちている様子。
※アイアンマン・トライアスロン:水泳3.8K/自転車180K/マラソン42,2Kを連続で行う鉄人レース。
3月のフルマラソンは練習不足のためスタートせず、申し込んだ※UTMF/STYも同様に出走しない様子。
参加費24,000円はパーになる見込み。
しかしそれでも、60過ぎた同年代の人達と比べれば、素晴らしい身体と能力を持っている。
※UTMF/STY:ウルトラトレイル・マウント富士170キロの約半分92キロを20時間で走るトレイルレース。
STYは「静岡 to 山梨」の略。
どうも多くの人達にとって、50歳前後に一つの分かれ道があるようです。
彼も50歳頃から次第に、練習に長時間かかるバイク(自転車)に乗らなくなり、数年後にはプールにも来なくなりました。
しかし、その気持ちはよくわかります。
私も、49歳の時「もう、昔のように走れない…」とフルマラソンのタイムに限界を感じました。
トレーニングのモチベーションが維持できず「もう潮時かなぁ…」などと考えるようになりました。
2009年秋、偶然福田六花さんから「今、日本で初の100マイルレースを計画しています。」の言葉。
聞いた途端「走りたい!」と思い、募集始まりすぐに申し込むも、第1回開催は1年延期されて2012年。
ハセツネ(71,5K)の2倍以上の距離を休みなく走り続ける事に、かなりビビりつつ練習していました。
また50歳になったその頃、決心ではないものの漠然と思い始めていた事は
「もう昔のように走れないなら、50代の10年間にかつて憧れだったレースに出てみよう。
これ以上落ちたら完走どころか、チャレンジさえできなくなる。
どうせやるなら トレイル・ロード・アドベンチャーの世界最高・最も過酷な3つのレース。
UTMB・スパルタスロン・サハラマラソン!」
ところがUTMFを完走すると、称賛される事この上ないことにビックリ!
そして、さらに大きなオマケがくっ付いて…
トレーニングの質・量ともに増やした結果、フルマラソンやその他のタイムが大きく復活。
年のせいにして、チャレンジせずに諦めてはいけない事を知りました。
…昔鉄人だったその彼の体型はまだ整っており、かつての筋肉は維持されています。
とても勿体なく思うも、もはやシンドイ新しい事にチャレンジする気持ちはない様子。
本当に残念。
若い頃から始めるも燃え尽き諦め細くなっていく仲間、遅く始めて大レースを完走し挑戦し続ける仲間。
当然後者を目指すものの、モチベーションを維持し続ける事に疲れてきているのも事実です。
〖先週のトレーニング〗
04/09(月):休 み
10(火):ウエイトトレーニング
11(水):休 み
12(木):①ラ ン:10K/1時間01分 ②バイク:スピニング60分
13(金):休 み(先週先々週の疲労が大きいため)
14(土):休 み
15(日):①ステッパー60分 ②ラ ン:10K/53分(トレッドミル)
〖腰痛・膝痛 さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗