サハラマラソン②/こりゃ大変!にワクワク | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

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ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

 

 

    <Marathon des sables2017 サハラマラソン/世界一過酷な銀婚旅行>

 

4/9~15の7日間サハラ砂漠を250キロ走る『世界で最も過酷なウルトラマラソン』の一つ。
昼間は40℃前後(時に50℃)の暑さと極度の乾燥に晒され、夜は5℃まで下がる寒さ。
さらに、極めて小さい粒子の砂と闘いながら7日間で250キロを走る。

 

レース中の<食料・着替え/ウエア・寝袋/食器>等、スタート時に用意した生活用品全てを
自分で背負って走らなければならない。

主催者から提供されるのは<水・塩タブレット>と、現地ベルベル人が建てるテントのみ。

 

<ステージレース>なので毎朝スタート・夕方ゴールし、その総合タイム・順位を競う。

朝・夕、自分で火をおこし、食事を作ってテントで寝る。
第4~5日目に、約80キロを夜通し走る<オーバーナイトステージ>が最大の難関。

 

結婚25周年を記念して、このレースに夫婦で参加します。

 

 

 

<第1ステージ(4/9)・30,3㎞・4時間49分48/535位>

 

初日の朝6:40頃、誰かの叫び声が「テントが片付けられてる。まだ7時前なのに!」
後に『ベルちゃん攻撃』と呼ぶようになった<現地ベルベル人のテントの撤収作業>が
Ⅽ字型に並んだテント群の反対側から始まっており、間もなくこちらに来るもよう。

私は、のんびり寝袋をたたんでいた所を猛ダッシュで袋に入れ終えた所で、ベルちゃんの襲撃。

 

その作業は見事で、数人で先ず杭を抜き、テントの支柱の1本を持ってずらし、素早くはがします。
多少埃はたつものの、中の人間は全く影響を受けません。

 

私はベルベル人に、テントメイトの『ノリさん(32歳)』から教わった挨拶をしてみます。
   手を合わせて 「アッサラーム・アライクム」(貴方に平和を・こんにちは)
驚いた表情からニッコリしてきちんと挨拶を返されますが、意味はわかりません。

 

 

スタート前、恒例の人文字、第32回大会の『32』を作ります。(私は『2』の最下段左端角)

 

で、さぁいよいよスタート! 
水を含んで約12,5㎏のリュックが肩に食い込むように揺れる。
「初日は飛ばすな! 身体が気候に慣れてないので脱水になる!」の助言に従い汗に敏感になる。

 

路面のデコボコは避ければいいものの、砂地は蹴っても進まない。
ムリに走ると疲労するので、誰かが歩くと「これ幸い」と一緒に歩く。
しかし歩いても離される。かなり頑張っても離され、外人の女子にも置いて行かれる。

私の脚は余程、砂地には向いていないらしい。

 

 

初日は主催者も、まだ足慣らしだからとフラットコースを用意していたようで
これがサハラ砂漠か、と見回しながら走ります。

 

3年前完走のヒライさんから「水は5分毎に舐めるように」との指示に従って摂るも
手がむくんでパンパンになり尿意も全く無いため「これは脱水の兆候、予定よりも早い」
<塩タブレット>を多く摂り、水飲む量を増やすも手の変化無し。

危険を感じる頃<ビバーク・野営地>が見える。

 

これがまた見事で、30キロ移動してるのに[スタートゴールゲート・選手テント・トイレ]等が
見事に出来上がっており、まるで数日前から建っているよう。

 

午後2時前にゴールしたので、一番暑い3~4時をテントで過ごせたのには助かった。
1,5Lペットボトル3本の水をもらい、明日の朝までこれで過ごさなければならない。

 

今日中に飲む、スポーツドリンク750mlを2本作った残りのボトルの底に、安全ピンで穴を開け
シャワーにして、汗・砂だらけの身体を流し、サラサラの予備のウエアに着替える。

 

それからコンロで湯を沸かして夕食。 メニューは
<アルファ米牛飯・カップヌードル・サラミソーセージ・プロテイン・ミドリムシとミネラル類>

ラーメンは三日目に食す予定を軽量化の為、今日明日で食べる事に変更。
とにかく、もっと軽くしなきゃ。

 

〖先週のトレーニング〗
04/24(月):休み
  25(火):ウエイトトレーニング
  26(水):休み
  27(木):①ラン:8,0K(47分) ②バイク:50分(スピニング)
  28(金):休み
  29(土):休み
  30(日):①バイク:60分(ローラー台) ②ラン:10,1K(1時間02分)

                       〖腰痛・膝痛 さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗

 

現在、疲労のためやる気が起きず、上記のようにたくさん休んでいます。
気持ちがやる気になっても、身体がダラダラしてなかなかスタートせず時間・距離が減ります。
「燃え尽き症候群」ではないので「やりたくなければやらない」事にしています。

 

6月4日『彩の国トライアスロン』なので、現在<低速ハイパワーアドベンチャー型ボディー>
を5月中にどこまで<3種目対応スピードパワー・バランス型ボディー>にできるかが問題です。