帰り道、きれいな虹が出ていました。
「虹に向かって走っていくから、縁起がいい。
日本に帰ったら宝くじでも当たっているかもしれないよ」
タクシーの運転手さんに言われ、ニコニコになる単細胞。
ちなみに上の台詞は日本語で言われました![]()
「これはなかなか見られない端まである見事な虹だよ」
あらそーう?
虹に詳しくもなんともないのだけど、そんなこと言われたらじっくり
見ちゃう、縁起いいかしら。
「ハワイの虹は7色ではなく6色なんですよ、何色か日本語忘れたけど」
そうなんだー!
見ても何色なのかちょっとよくわかりません、何色なのかさえ。
「お客さん、ハワイ初めて?」
「何度か来ています、いいところですね」
「そう?何食べた?」
「ポキが好きです、あとはステーキが美味しかったです」
運転手さん、そこで明らかにグワッと食いつく![]()
「ステーキ?どこの?」
「アラモアナホテルの上の...」
「あぁ、高級なステーキハウスが入っているね」
「ハッピーアワーで食べました、とても美味しいお肉でした」
「ふふん、でもステーキは途中で飽きますね」
この辺りで私は思いっきりぴんと来ておりました。
会話は夫と運転手さんなので、そのまま聞き耳を立て続けます。
「ステーキは飽きるでしょう?ずっと同じ味ですから」
「そうですか、僕はお肉が好きですから」
「お肉が好きならば、やはりコリアンバーベキューが一番です」
「焼き肉ですか、美味しいですね」
焼き肉がいかに素晴らしいかを語る。
「それにしても日本語がお上手ですね」
「ソウルで育ちました。
その後日本で語学学校に行った後何年も会社をやっていました。
稼いだ後、ハワイに来てドライバーになったんですよ。
あと何年かしたら今度はドイツにでも移住しようと思っています」
なんかハチャメチャだけど、それが事実でもなんでも面白いお話です。
どこの国でも生きていける強みというか。
私は若い頃、どこででも生きていける人間に憧れていたけれどなれず。(体力面も嗜好の面でも衛生面でも)
おじさん、ドイツに行けるといいね。
続きます。
ご清聴ありがとうございました。
是非またお立ち寄りくださいね^^





