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MJGP「Fastest-M」3~4話!!(゚∀゚)ノリメイク


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さて、昨日に引き続き「Fastest-M」第3~4話のリメイクでする~(゚∀゚)ノ

元記事は期間も1年くらい空いており、探すのが物凄い面倒くさかったのでつが、今回は連続にて掲載でつ!!

ストーリーとしては起承転結の「転」の部分に当たり、モータースポーツのソレっぽい記事になってきたころでする~(゚∀゚)ノ

当時作成の光景をチーム監督が、面白い生き物を見るように眺めていたことを覚えていまする(´・ω・`)

モータースポーツに興味がある人も、そうでない人もマンガの立ち読みのように楽しんでいただけると幸いでする~(゚∀゚)ノ

リメイクに際し、若干だけ文章やフォント、構成等を変更しますた。


 


「さぁ!!2011MJGPモナコ!!なんと常勝レーシングまんじゅうを追撃するのは、今回MJGP初参戦の新人!!ちびまんじゅうです!!お聞きください、凄い歓声です!!」



■第3話 「レーシング・アクシデント!!」


 



「・・・いいか、ちびまんじゅう。落ち着いて行くんだ。今ポジションは2位だ。つまり、お前は優勝争いをしているんだぞ!!」


ピットからの無線が興奮気味に伝わってくる。


・・・・・分かってる、分かっているけどっ!!信じられない!!


「レーシングまんじゅう」は、ヒーローだった。MJGPに参戦できただけでも信じられない事だったのに、今僕は憧れの「レーシングまんじゅう」とトップ争いを展開している。


そう考えただけで、心臓は早鐘のように打つ。とても冷静な気分ではいられなかった。



「いやぁ~、この新人「ちびまんじゅう」素晴らしいパフォーマンスです!!まさに天才!!この時点で初参戦としては大金星と言っていいでしょう!!」


アナウンサーの声が、興奮で上ずっている。

 



・・・・でも・・・・速いッ!!


ANN-KO量の違いだけでは無い。レーシングまんじゅうは、冷静にラインをトレースしていく。その大きな車体に似つかわしくない軽快なコーナリングは、ちびまんじゅうにオーバーテイクの隙を一切与えない。

 


登りでは、ついていくのがやっとだ。パワーの差が歴然としている。

しかし、十数ラップする間に「ちびまんじゅう」は、ある事に気が付いていた。


 



路面は、スキン(注:まんじゅうを覆う皮)と「粉」が擦りつけられ、徐々にグリップが増している。

ヌーベルシケインで差を縮めることができれば、ホームストレートでスリップストリームにつけることが可能かもしれない。


・・・・・やってみよう!!

 



シケイン手前でギリギリのレイト・ブレーキングを行う「ちびまんじゅう」。

 


「レーシングまんじゅう」のリアが視界に大きく映り込む。


スキンから煙を上げ、一瞬バランスを崩すが何とか姿勢を戻す「ちびまんじゅう」。


眼前に、ホームストレート。コース内において唯一の直線が開ける!!


 


スリップストリームについた!!

車体は、空気抵抗の減少から、吸い寄せられるようにちびまんじゅうの車体を前に押し出していく。


 



「おおおおおおおおおおっ!!なんと新人ちびまんじゅうが、王者レーシングまんじゅうをオーバーテイク!!今まさに歴史が変わろうとしている瞬間です!!!まさに突如として現れた天才!!」

アナウンサーの絶叫をかき消すかのように、グランドスタンドの歓声が地鳴りのように響く。観客は総立ちだ。

 


その頃、バーニー・キョロチャーンは、ピット脇で苦々しい表情を浮かべていた。そして、不意にニヤリと不敵な笑みを浮かべると、どこへともなく立ち去って行った。

ピットでは、メカニック達がガッツポーズで歓喜を爆発させている。

・・・・やった!!

思わず天を仰ぐ「ちびまんじゅう」


しかし、次にコースへ目を戻した瞬間、信じられない光景が視界に飛び込んできた!!


 


あッ!!!! 危ないッ!!!

コース脇から、何かが飛びだしてくる。

とっさにフルブレーキングを行うちびまんじゅう。ギャギャッとスキンが煙を上げ、ロックする。

同時にステアリングを左に目一杯切り、回避行動に移る「ちびまんじゅう」

 


「ああっと!!ちびまんじゅうが露骨にレーシングまんじゅうをブロック!!危ないっ!後方から追いすがるレーシングまんじゅうとラインがクロスするっ!!!」


鈍い音が響いた。


続いて、激しい衝撃が体を襲う。

 



「アアッと!!接触ーーーーー!!!これは危ないッ!!」

 


「大変なクラーーーッシュ!!!!乗り上げたレーシングまんじゅうのマシンが横転していくッ!!」

 




乗り上げた「レーシングまんじゅう」が、激しく横転を始める。


凄まじい衝撃音と同時に、グランドスタンドから悲鳴が上がる。

 



時速300km/hで宙に放り投げられた「レーシングまんじゅう」は、激しくアスファルトに叩きつけられ、真っ二つに引き裂かれる。


「こっ・・・これはっ!!・・・・・」


あまりにも酷いクラッシュに、アナウンサーが絶句する。


 



轟音

横回転から更に縦に激しい回転を続けるレーシングまんじゅう。既に原型は留めていない。

観客の女性たちが目を覆う。

グランドスタンド脇のマーシャル、観客達が蜘蛛の子を散らしたように逃げ惑う。

レーシングまんじゅうの車体は、回転を繰り返し、ただの塊となってホームストレート上に撒き散らされた。

サーキットが静寂に包まれる。

 



「なんてことだ―――ッ!!!ちびまんじゅうの露骨なブロックで、レーシングまんじゅうが大クラッシューーーー!!あまりにも無謀すぎる若さが引き起こした大惨事だーーーッ!!」

泣きながらコース脇に停車し、叫び続ける「ちびまんじゅう」


「ちがうっ!!!ちがうんだ!!うわぁぁっ・・・誰かレーシングまんじゅうを助けてーーー!!!」

その悲痛な声を、救急車と消防車のサイレンがかき消していった。



■第4話 「Rebirth」
 


「君の危険な走行には、もはや釈明の余地は無い」

「君の危険な走行で、レーシングまんじゅうは、死線を彷徨っている。無論、レース生命は絶望だろう」

バーニ・キョロチャーンは、感情無くそう言うと、新聞から目を上げてちびまんじゅうを凝視した。凍りつくような目だ。

 


「君のSML(スーパーまんじゅうライセンス)を剥奪する。悪く思うな。今後、MJGPの全てのレース及びテストに参加することはできない。しかし、MJGP-3などの下位カテゴリーへの参加までも否定するわけではない。もちろんこれは私の最大限の君に対する慈悲だと捉えてもらってかまわないよ。しかし、誰が君を拾ってくれるかね?そもそも・・・」

バーニーは饒舌に話し続ける。

ちびまんじゅうは、ただ茫然と宙を見据えていた。

 


アナウンサー:「さぁ、今チェッカーフラッグ!!MJGP3 最終戦。栄光のチェッカーフラッグを受けたのは、YOMOGI-jr です!!惜しくも2位はもみじまんじゅう、3位は・・・・4位は・・・・・元MJGPドライバーのちびまんじゅうは、17位で完走しています。」

 


観客A「なあ、お前知ってるか?あのちびまんじゅうってヤツ。以前MJGPで走ってたみたいだぜ」

観客B「ウソだろ!?あんなに遅いのに!!オレ冗談かと思ったよ。あの遅さ」

観客A「いや、実際かなり金を積んでたみたいだぜ。じゃないとムリだろ?あの走りじゃ」


 



「僕は・・・もう終わったのかな?」

SMLを剥奪された後、MJGP-2では声がかからなかった。なんとかMJGPー3に参戦できたものの、もうかつての様には走れなかった。

― 引 退  ―


そんな2文字が脳裏をよぎる。


正直、再び自分が表彰台に登ったり、ステップアップしていく姿を思い描く事はできなかった。


それに、どんなに焦がれても、もう二度とMJGPに行く事はできないのだ。

「ひさしぶりだな、ちびまんじゅう」


聴きなれた懐かしい声が、不意にパドック横から「ちびまんじゅう」を呼びとめた。

 


「ペーターキョロチャ!!!」

「わははは、元気そう・・いや、無事でなによりだ。どうだ?MJGP-3は?古巣に戻った感じだろう?」


「ペーター・・・・僕はもう・・・・」


ちびまんじゅうはうつむく。

ペーターに顔向けできる立場ではないのだ。



ペーターは、そんなちびまんじゅうをじっと見つめると、こう切り出した。



「ちびまんじゅう。もう一度MJGPに来ないか?


「!!??えっ?? 、で、でもライセンスは永久に停止・・・・」


「先週、バーニーが逮捕されたよ。サーキット内における危険行為でね。これがその証拠写真だ」

 


「動物をしかけたのは、バーニーだった。つまりオマエさんは、オマエさんをMJGPから追い出したいバーニーの罠にはまったというわけだ。たまたま近くにいた君のファンが一部始終を写真に収めていた」


「・・・・だけど・・・・僕にはスポンサーも無い。チームも今さら僕を迎えてくれるか分からないよ。」

 


「ふむ・・・オマエさんは、今までもずっと一人で走っていた。そう思っているのかね?もし、そう思っているのなら、オマエさんは永遠にレースで勝つことはできない」

 


「これを見たまえ。君の新しいウィングだ。全て君に合わせて設計してある。みんなオマエさんの帰りを待っているんだ」



美しいウィングだった。


チームは財政的に厳しいはずだ。新しいアップデートパッケージを作成するのに、いったいどれだけの費用と努力が必要だったか。


徹夜で作業するクルー達の姿が目に浮かんだ。

 


ちびまんじゅうの目から涙があふれた。


「はっはっはっ、どうした?そんな顔をするな!!さぁ忙しくなるぞ!!次戦モナコまでは時間が無い」

ただ、気がかりな事はそれだけではない。



「だけどレーシングまんじゅうは・・・」


「レーシングまんじゅう?はっはっはっ、奴は今、ヘレス・サーキットにいるよ」


「ヘレス?」

 





 

 

 

■さて、次回はついに最終回!!(`・ω・´)シャキーン
伝説として語り継がれる「ちびまんじゅう」と「レーシングまんじゅう」の死闘をご覧くだされ!!(゚∀゚)ノ
「ねこままん」初期創作系ブログの集大成でつ!!(`・ω・´)お楽しみに

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