4歳のグレーな娘・律と、0歳の息子・樹を育てています。
【律(りつ)】
1歳半健診で引っかかってから親子で迷走中。
保育園の加配有り、半年に1回の発達相談有り、受給者証や療育は無しの、グレーオブグレーな娘です。
【樹(いつき)】
2023年10月誕生。今の所は定型発達?
詳しくはこちらをお読みください。
入院2日目はいよいよ手術!
朝一(9時から)の手術で、当日の朝から絶食、朝の7時からお茶やお水も禁止になりました。
前日は早めに寝かせて6時過ぎに起床。
歯磨きや最後のお茶を済ませた後は前日遊んだ塗り絵の続きをしてご機嫌だった律ですが、手術の時間が近づくとさすがに不安そう。
手術開始の30分前に手術着に着替えた時は、
「やっぱり手術やめる。」「おうち帰る。」と、涙目に。
こちらも悲しくなりましたが、「手術室で寝たらすぐに終わるよ。」「ママとメロンパンナちゃん(人形)も近くにいるよ。」と励ましながら直前まで遊んで気を紛らわせました。
手術開始5分前に看護師さんが迎えに来て移動。
エレベーターを降りるだけなのでギリギリです。
本来なら歩いて手術室まで行くそうですが、律の手術着が身長ギリギリで裾を引きずってしまうので、抱っこで行きました。
手術室の自動ドアを抜けると、執刀医である耳鼻科の先生を始めとするチームの皆様が総出迎え。
みんな女性の方で、「メロンパンナちゃんと来たの!?可愛いねー。」「あっちのお部屋にもアンパンマンいるよ。」「ママの抱っこでベッドまで行こうね。」と次々に声をかけてくださり、緊張しつつも嬉しそうな律。
「アンパンマンと誰いるの?」「もっと歩くの?」とお喋りする余裕さえありました。
廊下を歩いて複数ある部屋の1つに入ります。
機械やモニターに囲まれた真ん中にベッドがあり、まさに手術室!という雰囲気。
さすがの律も表情が強ばります。
が、先生方の「ここにゴロンできるかな?」「落ち着いてるのすごいね!」というひっきりなしの声かけに、「できるよ。」と言いながら大人しく寝転がる事ができました。
寝転がった瞬間、「偉いねー!」という歓声と共に、持参したメロンパンナちゃんの人形と、どこからともなくやって来たアンパンマンとドキンちゃんのソフビがやって来て、律の顔の横に!
アンパンマンメンバーに囲まれキョロキョロする律。
そのまま全身麻酔の酸素マスクを顔に当てられ、「吸ったり吐いたりできるかな??」と麻酔の先生。
いよいよ全身麻酔が始まりました。
想像と大きく異なる人形まみれな律と賑やかな雰囲気に、先生方の「泣かせる隙を与えない!」という強い意思を感じました。
全身麻酔が始まりましたが、マスクをあてられてもすぐに眠るという訳ではないようです。
目はトロンとしているものの閉じずにキョロキョロしていたし、突然足を上げて抑えられる姿もありました。
麻酔効くのかな?大丈夫かな?と心配していると、「お母さんはそろそろ出ましょうか。」
結局、眠る律を見る間もなく手術室を出る事に。
ただ、振り返っても律と目が合う事は無かったので、意識は遠のき始めていたのだと思います。
その後は、手術の待合室に通されて、呼ばれるまで待ちました。
大きな手術でも無いので、そんなに緊張感も高くなく暇でした。
暇ついでに作ったあるあるをご覧ください。笑
【手術の待ち時間あるある】
◯「今頃何してるんだろう?」と手術の様子を一瞬想像するが怖くなりすぐにやめる。
◯他に家族の手術を待っている人を発見すると、安心感がすごい。
◯家族待合室に医師や看護師が入って来る度「うちの子か!?」とドキドキする。
◯予定時刻を1分でも過ぎると不安になって来る。
…以上です。お粗末さまでした。
手術は2時間くらいといわれていましたが、ほぼピッタリの2時間と3分程で看護師さんに呼ばれました。
手術室の前で待つとすぐに、ストレッチャーに乗った律が出て来ました。
もう麻酔から覚めて横になったままボーッとしていました。
「麻酔から覚めて暴れないのはすごい事なんですよ!」と看護師さんから褒められましたが、実感が湧きませんでした。
(事前に、手術後はせん妄が出る場合が多いと説明がありました。)
が、次の瞬間ムクッと体をあげ、「やだ!もう降りる!!」と叫び先生方に押さえられるのを見て、せん妄の一端を垣間見て納得しました。
…が、すぐに落ち着いてそれ以降泣き叫ぶ事は無かったので、可愛らしいものでした。
部屋に戻って来てからは、寝たり起きたりを繰り返している律でした。
先生から改めて手術の内容についての説明がありました。
アデノイド除去の他にしたのは、右耳の鼓膜切開のみでした。
「両耳切開で必要があればチューブ」と聞いていた私は処置の少なさに驚きましたが、アデノイドがかなり大きかったので、除去だけでも浸出性中耳炎の治療には相当な効果があるだろうとの事でした。
指しゃぶりは中耳炎にあまり良くないようで、「やめさせるのは…難しいですよね。」と言われました。
手術の不安からさらに指しゃぶりが増えている娘でした
鼻水をすする癖も良くないですねとの事でしたが、これまで何度も練習したもののまだ難しく。
手術は無事に終わりましたが、今後の課題だらけで耳が痛くなる母でした。
その後は部屋で2人きりで過ごしましたが、看護師さんが定期的に見に来てくれました。
喉が乾いてしょうがない様で、3時間後に許可された後は大量にお茶を飲んでいました。
そこからは割と目が覚めてDVDを観たりスマホのゲーム(トッカライフ)で遊んだり、いつもの様子に戻りつつある律でした。
昼食は無しで夕食の治療食からスタートしましたが、早速ぶどうゼリーを完食しました。
喉を切ったばかりと言うのにたくましかったです。
全がゆは当然のごとく食べないので私がもらいましたが、味付けゼロだと空腹がスパイスにならないレベルの不味さでした。
他の刻み食と混ぜて何とか完食しました。
昼によく寝ていたので夜が心配でしたが、朝までぐっすりでした。
やはり体力の消費が激しかったんでしょうね。
以上、手術と術後の様子でした。
本当によく頑張りました!!