2024/7/13更新

 

 

さて。今回は小型ハープの選びかたシリーズ全12回の総決算・・

小型ハープの選び方にはじまり、小型ハープとほかの楽器と比較してきた流れの終着点のお話です。

 

ヒヨコここからすべては始まった・・『小型ハープの選びかたシリーズ』

 

 

今回は、ハープの向き不向きを考えたいと思います。

ただ、本当のことを言えば、

すきだって思えるなら、始めようって思えるなら出来ると思いますね♡


ひとって、できると思うから始めたいという気持ちが湧くのだと思うしニコニコ

そこで制限をわざわざ自分でかけちゃうのは、もったいない。

 

もちろん、世の中には

やりたいと思っても「適性」や「不向き」という理由でできないことって

ありますよねー

 

でも、それをふまえて結論をいま言ってしまえば

ハープに適性はない・・というのが私の答え。

 

ハープは、とはいっても

ここではグランドハープを除くレバー付きのハープに限定して言っちゃいますが、向き不向きはないという稀有な楽器です。

 

もちろん、段階はあります(レベルと言い換えてもいいですが、ニュアンスが違うんですよね)ニコニコ

逆に言うと、

段階それぞれで楽しむことができる楽器と言えるのかもしれませんニコニコ

 

楽器って、向上し続けるというか

上を目指し続けるというイメージが私にはあるんですケド

小型ハープに限って言うと「私はこの段階が心地いい♡」というレベル感を自分で選べるし、その段階で楽しむ方法がたくさんあります♡

 

教えてくださる先生も階層ごとに分かれているという感じ。

 

指1本、2本だけで楽しく弾きたいひととか

もう一段階あがって、簡単な楽譜を弾いてたのしみたいひと

ほどよく、中級くらいのところで学びを終えて楽しむことに専念するひと

私のように終わりのない段階を目指すひと(・・は、あまりいないんじゃない??)

 

つまりそれぞれの段階で完結しているとも言えるので

自分に合った段階で楽しむことができる楽器なのです。

ちなみに、世間一般でいうところの「初級」段階のひとが

いちばん多いかもしれないな、なんて思っています。

 

でも楽器の音色がすてきなので、初級っぽさがないというか。

 

ピアノは世間の認知度が高いし

弾ける人が多すぎるので、誰もがある程度馴染みがあるものだから

初級感が誰にでもわかっちゃいますよねー

小学校から身近にある楽器ですし。

 

でも小型ハープの場合、グランドハープさえ馴染みがないので

初級感なんてみんなわからないし、誰も気にしないと思う知らんぷり

 

弾いている本人も音色に癒されて初級だなんて意識にのぼらない気がするなあ。

技術なんてどうでもいいこと。

 

 

 

そして身体的に、ということもないです。

 

私は小学生並みの小さい手で、指も短いです。

Sサイズの手袋でも布が余るくらい短い。

けれど、趣味で楽しむ分には演奏においてのデメリットもほぼないです。

 

まず指4本を駆使して弾くところまで到達するには

早くても数年かかります。

でも、実際そこまで自由に指を動かせるひとが、どれだけいるかというと

あまりいないと思います。

両手8本を自由に動かせる段階ってたぶんもう上級クラスだと思います。

そして、そんな楽譜はあんまり売ってもいない・・

 

ハープの講師をしている方(大人になってからハープを始めたかた)でも

その段階に達しているかたは少ないというのが私の印象です。

 

でもさきほど書いた通り、段階によることなので

「両手で指8本を駆使して弾く」という段階に全員がいく必要もないし、行けなくても成立するのが小型ハープ♡

 

たとえばピアノなら左右の指10本で弾きますから

初級でも10本使いますが・・というか親指から小指までワンセットなので

使わないことがあっても概念的に「両手」って感じですよね。

 

ハープは小指を使わないのでデフォルトは8本。

そして小型ハープの場合は、小指は使わないという前提のもと

そこから先は自由な世界です。

 

自分の段階によって使う本数を選んじゃっていいのです。

というか、選ぶのが普通って言ってもいいのかもしれない。

(私も選ぶタイミングが何回もあって、結果的に8本を選択しています)

 

それが成立する楽器なのです。

 

 

ハープをはじめるタイミング。年齢ってどうだろう?

小型ハープって、セカンドシーズンに入ったひとが始めることが多いイメージです。
子育てがひと段落して・・とか、子どもが巣立って・・とか。

年齢についてはいくつであっても始められる、というのが私の先生の見解です ヒヨコ


実際におばあちゃまの生徒さんもいらっしゃいます。

私はベッドから起き上がれないときでもベッドにハープを持ち込んでいたので、わりと身体的にも門戸は開かれていると思います。

70歳でも80歳でも始めることはできます ニコニコ

 

年齢に合った楽しみ方ができることが小型ハープの特徴のひとつです。

 

体の向き、不向きってあるのかな?

小型ハープと言えど、全身運動ではあります。
でも、全身を使わず指先だけでちょこちょこ弾くのだってアリ。

 

指がちょっと・・というひとならギターのピックを使って弾くだってアリ。

椅子に座って膝に乗せて弾くことがメインですが、床に置いて弾くのだってありです。

うーむ。ハープが向かない人というのがちょっと思いつかないですね ニコニコ
親指と人差し指でピックを持つことさえできて、肘を動かせるなら寝ていたってつま弾くくらいはできるのではないかな。

身体的であっても、能力的であっても、それぞれ出来る範囲で楽しんだらいいのではないかなーと思います♡

 

もし、ひとつ懸念があるとしたら・・

左右の手を使って弾くので

左手と右手で別々のことをするというむずかしさはあります。

 

でも、段階に合わせた楽譜がありますし・・

 

そうだなあ。

たとえば、右手3本だけで弾くとしても

小型ハープは十分成立するし本格的な演奏ができるので

その場合なら左手は2本くらい使えれば十分。

それなら、慣れでできるんじゃないかなあ。

 

もしくは左は和音だけで構成するという手もありますので

ピアノほど「左手も使う」ということへのプレッシャーは不要ですニコニコ

ベイビーハープなら右手だけでも十分ですしね♡

 

まとめ

向き不向きと一緒に出てくる問いに「ハープはむずかしい?」っていうものがあります。

関わり方というか、最終目標をどこに置くかによっても答えは変わってきちゃうんですケド・・


ハープは人間じゃなくても、動物だって前足ではじけば音が出る楽器。
そういう意味では、かんたんです。

これが肺活量が必要で何かしらの音が発生するまで何か月もかかるという楽器でもないですし、ドの音を正確に発音するまでに試行錯誤しなくてはいけない楽器でもありません。

たとえば「きらきら星」
この曲を人差し指だけで弾くなら、その場で出来ますよ。

たぶん、ハープの体験レッスンってそういうことやるんじゃないかな?・・知らんケド 知らんぷり


できます、たぶん。ヒトなら。

ついでにいいますと。

ハープに近いのはやっぱりピアノです。


ピアノと同様でハープも、ドの弦をひっぱって指を放せばドの音がまちがいなく出る楽器です。

音の並びもドレミファソラシドの順番に並んでいるので、これもピアノと一緒。

私は小学校時にピアニカを弾けたひとは

ハープもふつうに弾けると思っているんですが、いかがでしょう ヒヨコ

ちなみに、こちらの記事はワタクシ個人の意見を書いています♡