こちらの記事は・・

別ブログ「ゼロから小さいハープをはじめたい♡」から移動した記事です

 

さて今回から詳しく話していきたいと思います。
小型ハープを選ぶときの基準、目安になるように細かく見ていきます。
でもこの項目は人によってまちまちで、気にしない項目はスルーしちゃってください ^^

小型ハープの弦の数について、です。

小型ハープは19弦~29弦だというお話を前回しました。
今回は各弦について、メリットデメリットを考えていきたいと思います。

 

19弦

19弦といえば有名どころではピクシーハープです。
ファから始まるハープ。

そしてこのピクシーハープの音域に合わせた楽譜というのが販売されているので楽譜は「あるにはあります」。
ただ、もし弦の始まりが「ド」だったらビミョー。
その場合はせっかく弦が19弦もあるにもかかわらず、15弦ハープ用の楽譜で探す感じになるかも。

私もおとつぶハープの19弦を持っていますが(ファ始まり)わりと楽譜が見つかりますね。
25弦用を100としたらたぶん70%ぐらい。

小型ハープと言うより15弦ハープみたいなノリで使いたいというのだったら、19弦はちょうどいいかもしれません。
小型ハープ用の楽譜が一部使えますし、もちろんベイビーハープ用の楽譜が使えますからね ^^

19弦はベイビーハープのようにも、小型ハープのようにも使えるサイズ感♡

 

 

20弦

じつは、19弦ハープを買うのであれば、もう1弦足して20弦を買うのがおすすめ。

私も最初20弦を買ったのですが、いろいろあって19弦にトレードしました。
でも、この1弦の差はとーっても大きいです。

ファ始まりの19弦の最高音はドですが、レまであると弾ける楽譜がぐんと増えるのです。

もし19弦か20弦で悩む場合は20弦がおすすめです。

私はすきな曲、弾きたい曲を弾きたいというこだわり派なのですが、そんなに曲にこだわりがなくて、手に入る身近な楽譜の中から弾ければ十分♡という感じなら、19弦でもいいですけどねー ^^

 

22弦

こちらも同じくファ始まりならわりと楽譜があります(もちろんソでもOK!)
22弦でファ始まりなら「イヴ」が有名です。

イヴはアイルランド音楽のハープを習っている人には人気という印象があります。

22弦ハープというのは、けっこう多いかもしれません。
グレースハープさんでお取り扱いが多い印象があります。

ただ、何度も言いますけれど・・ド始まりは19弦ハープで書いたように楽譜が急に少なくなります。
 

23弦

沙羅ハープですね、23弦は。

でも沙羅ハープは始まりがミなので、実質的にはファ始まりの22弦ハープと同じと考えていただくとよさそうです。

つまり25弦以下のハープの場合、ファ始まりなら楽譜があると覚えていただくいいかなと思います。
ミとかド始まりのハーブは音楽経験者のひとが自分でアレンジするときに重宝するハープ。

きっと自分でアレンジできるひとにとっては無限の可能性を感じるハープなのかもしれないのですが、売っている楽譜の中で弾く人にとっては制限しかないハープ、といっても過言ではない・・とおもってます。

 

 

25弦

一番メジャーなサイズ。
小型ハープ楽譜はサウルハープ用の楽譜が一番充実しているので、売っている楽譜の中で一番弾ける可能性が高いのがサウルハープです。
サウルでなくてもいいです、ソ始まりでド終わりの25弦ハープなら同じ意味です。

でも難はひとつあって、ピクシーハープ用楽譜は弾けないこと。
低音のファがサウルハープにはないので・・
だから私は低音のファがあるおとつぶハープとサウルハープの2台持ちをしています♡

サルヴィ社のJUNOはミ始まりらしいのでピクシーハープ楽譜も弾けることがメリット。
それがサウルハープとの違いです。
そして最高音がラまであるので、サウルハープ用楽譜の7~8割は弾けると思います。

JUNOは低音のファを得たことで可能性が広がるハープ。

 

27弦

JUNOは27弦もありますが、こちらはド始まりっぽい。
あとカマック社のオデッセイもここになりますが、楽譜の使い勝手がよくないですね。

中型サイズのアイリッシュハープ用楽譜から多少は選べるのかもしれませんが、最高音の設定を確認する手間が増えます。

小型ハープ楽譜で探すなら低音弦が増えてもメリットはないんです。
こういうのは自分で楽譜を作る人向けハープ。

私もハープを始めた頃、よくわからなくて間違ってアイリッシュハープ用の楽譜を何回か買ってしまったことがあるのを思い出しました。
このくらいの弦数はアイリッシュハープ用楽譜も場合によっては弾けることもあるのかもしれませんが、たぶん買ってからでないとわからないと思います。

29弦

サウルハープに29弦がありますが、25弦の下、低音に4つ音を増やしているので27弦同様、市販楽譜で調達するひとにとってはメリットが少ないサイズです。
 

まとめ

小型ハープは、すでにグランドなりアイリッシュハープなり弾いている人が手を伸ばす楽器・・という印象が私にはあります。

それはどういう意味かというと、
「自分で楽譜をアレンジできる素養がある」ことがある意味デフォルトになっているからです。

こちらのブログを「音楽初心者さん限定」にしているのは、メリットデメリットが相反するからなのです。

今回は「弦」に関してだけ比較しましたが、比較ポイントは弦だけではもちろんありません♡
ということで、また次回に。