こんにちは、キキです。
新年度になりましたね。
今年度からライセンスに公認心理師が増えましたが、特に変化なく仕事をしています。
さて、今日は久しぶりの心理学者ランキングです。
45 エドワード・C・トールマン Edward C. Tolman
アメリカの心理学者。新行動主義を代表する心理学者の一人でもある。
潜在学習の理論を提唱したことで有名。
潜在学習とは、行動の遂行には直接現れることはないものの、目に見えない部分(潜在的に)で実は学習している状態です。
実験ではネズミを迷路に入れて行いました。ゴールしても無報酬だとちんたら、走っていたネズミが、ゴールすると餌をもらえるとわかったら、素早く迷路を走ったことから無報酬でも頭の中に迷路の地図は出来上がっていたのではないかと説を唱えました。
44 ロジャーWスペリー Roger W. Sperry
アメリカの神経心理学者。ノーベル生理学。医学賞の受賞者。
大脳の分離研究を行ったことで有名で、この実験で左右の大脳半球の機能分化の理解に大きく寄与した。
43 ハロルド・H.ケリー Harold H. Kelley
アメリカの社会心理学者。ハイダーの発想をもとに、人間が普段から無意識に行っている原因分析や、
責任の所在など、因果関係の推論の経過を明らかにしたり、理論によって導き出した因果関係と現実に生じている
因果の関係を明らかにする立場を帰属理論と名付けた。
42 ゴードン・H・バウワー Gordon H. Bower
アメリカの心理学者。アサーショントレーニングの一つであるDESC法を夫人とともに考案したことで有名。
41 ソロモンE・アッシュ Solomon E. Asch
アメリカの心理学者。ゲシュタルト心理学者で、同調実験を行った。
この実験は実験協力者が長さの異なる線のうち1番長い物を選ぶのですが、他の参加者(研究者側が用意したサクラ)が間違った答えを選ぶとそれにつられて間違ってしまうというものでした。
今日は社会心理学者や行動心理学者など基礎系の人が多かったですね。
エビデンスを持った支援を行うためにも、基礎心理学をしっかり学ぶことは公認心理師、臨床心理士の責務です。
これから学ばれる方もしっかりと基礎を学び、理解したうえで心理的支援にかかわれるようにしましょう。
参考文献
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