ガキの頃から面倒くさがりで、
宿題も試験勉強もしない生意気な
クソガキでした。
試験の前に、友達が「教えてくれ。」
と言うのに乗っかって
教えたふりして自分の復習代わりに
してました。
囲碁の普及、なんて大義名分を
振りかざして早20年くらいで
しょうか。
なにしろ、ボクらの年代で
囲碁を打つ
なんて言ったらかなり
恥ずかしい事でしたから。
上は大体10歳くらいは上、
下は見えない状況でしたから。
高校時代に
インベーダーが大流行り。
大学生の頃にはバブルの走り。
そんな時代に囲碁なんて
ダサいこと、誰が
するんだ？
って勢いでしたからね～♪
かく言うボクも大学、仕事に
かまけて囲碁もそこそこ。
ただ、何故か疲れると囲碁を
打ちたくなる。
何も考えずに
石を持てるのが
楽しかったんだと
思います。
気がつけば30になり
ようやく初段になれたのは
代々木の碁会所にお世話に
なったからだと思います。
ちゃらんぽらんに
囲碁を打っていたボクに
盤を通していろいろな事を
教えてくれました。
基礎が出来てない。
これはよく言われた事。
ただ、沢山の手が「見える」
事が強みなんだと。
そして、席亭に連れられて
「囲碁初心者教室」に参加
する様になりました。
初心者さんたちに
教えるのは「基礎」です。
ボクは初心者さんたちに囲碁を
教えるために、まずは自分の
「基礎」を固めなければ
なりませんでした。
そう。
学生の時と同じ。
知ったフリをして
教えて、自分の復習にして。
ですが
初心者の方たちに教えるにつれ
さまざまな事に気がつきます。
当たり前だと
思った事が説明
できない。
なんで？？
と自問自答をしながらなんとか
答えを見つけなければならない。
そうするうちに
初心者のみなさんに教える事で
自分のスキルアップにもなって
来たのです。
ボクは 初級者の方が
初心者や囲碁を始め
たい人に教えるのが
一番だと思ってます。
それは「なにがわからないか」を
一番リアルにわかるはずだから。
自分がわからなかった事や
初心者の人がなにに引っか
かるのかをリアルにわかる
から。
で、自分でそれをどう説明
するか、理解しているかを
知る事で自分の中の
「囲碁」を整理する事が
できるからなのです。
「自分は始めたばかりだから」
ではなくて
「自分も始めたけど、囲碁って
面白いよ」と
まわりに教えてまわればいい。
つまらなくて続ける人なんて
いませんよね？(^ ^)
まだよくわかんないけど、
面白いんだよ、ほら。
って。
なんだか、大会目指して
「石取ゲーム」をしていた頃を
懐かしく思いますね。
そんな気持ちを忘れない為にも
ボクは続けているのかも
知れません。
あなたも、周りの
人に勧めてみては
いかがですか？