2024年 第18戦「資生堂レディス」初日 | ひよこきんぎょのJLPGA(日本女子プロゴルフ)ツアー観戦記

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菊地絵理香選手を中心に、試合レビューを書いていきます。
※記事中の人名はすべて敬称略とさせていただきます

 きょうは昼スタートだから朝はいつもよりゆっくりだ。

 

 なんと自宅駅から乗り換えなしで、戸塚カントリーの二俣川駅までいけるのだ。相鉄新横浜線というのが開通してくれたおかげだ。

 

 ……などと書いてみたが、二俣川にまだ着いていない。乗車中の都営三田線から現地まで全線詰んでるよ。

 

 

 車両点検と急病人と線路内立ち入りだ。

 線路内立ち入りはアレだ。犯罪のやつだ。バレて詰められ、線路に降りて逃げたやつだ。上から4つはそれのせい。すごい破壊力だな線路内立ち入り。もし捕まっていないのなら、どうかそいつの部屋に今夜、直径1m程度の隕石が直撃しますように。

 

 

 横浜でJRに乗り換えて東戸塚へ。もう2度と相鉄線にゃあ乗らん。

 

 

 10時45分、予定より45分遅れて、やっとコースに到着。

 

 ギャラプラで詰め込むだけの飯を食べて、ドライビングレンジに駆けつけたが、すぐに終わってしまった。パターも終わってるのか、行かないか。遅かったんだよな。線路内立ち入りマン、許すまじ。

 

 11:55。本日帯同する35組の3人は定刻通り10番よりティーオフ。

 


 まずは菊地絵理香選手のおはよう(こんにちは)バーディでスタート。まさに教科書通りの完璧なバーディだった。続く11番のバーディパットはくるりんぱで惜しくも外すが、13番パー5でバーディ・ゲット。さらに15番でも2オンから6mのパットを沈め、きょう3つ目のバーディ。

 ここまでショットは1度もフェアウェイを外していない。すべてパーオンの安心・安全すぎる展開に、私のほっぺたはゆるみっぱなしだ。

 

 しかし、絵理香選手は決勝のことを考えたのだろう。

 次の16番、ティーショットをラフに(わざと)打ち込み、2ndも狙ってラフに入れ、3オンはカップまで15mを残した。

 2パットですんなりパーで収めたあとに、何かメモメモしていたので、ラフの性質や素材など詳細を記載していたのだろう。

 決勝に向けてアプローチもやっておこうと、18番で2ndをグリーン奥に故意にこぼして15yをフェザータッチでピン真横にピタリ。

 

写真はアルバより拝借。前髪イン。今後もこのままインでお願いします

 

 前半は3バーディ・ノーボギーのエクセレントなラウンドだった。

 

 後半に入ると一転、ショットがラフに吸い込まれまくる絵理香選手。アプで美技を魅せてくれたり、4番で意地のバーディをとってくれたが、後半は1バーディ・1ボギーのEVEN。

 トータル4バーディ・1ボギー、-3は8位タイ。上々のスタートを切ったといえる。


 一方、同組の渡邉彩香。

 先月のインタビューでも「自分で何をしでかすのかわからないのが私のゴルフ」と言い放った〝レディ・ハザード〟の異名をとる彼女。

 彼女のいわゆる「彩香劇場」も見どころ満載だった。



ティーショットの「ビキィ!」って音に、ギャラリーから口笛が吹かれる。ここはアメリカか?

 

 まずは最初のパー5で、おなじみの2オン待ちから舞台は始まった。

 絵理香先輩とゆうかちゃんはレイアップして、どうぞ〜と道を空ける。

 そこに「シルシルシルーーッ」というものすごい回転音をたてながら低い弾道のボールはグリーンに一直線。惜しくも2m足りなかったが、客(私)は大喜び。まずはお約束のネタをひとつ披露して場を温めていく。

 この2オンチャレンジが見られただけでも楽しかったのだが、今日の彩香はノリがいい。なんと、ここからチップインイーグルを決めてしまったのだ。

 表では明愛のショットインイーグルが、やんややんやともてはやされているそうだが、こっちの報道も頼みますよ。

 

 彩香劇場の第二幕は4番パー4。2ndを絵理香選手、ゆうかちゃんともバーディチャンスにつけた。最後に打ったノリノリ彩香はピンガシャ。ピンに当たらなければ大オーバーだったが、ピン真下にボールは落ちて楽々バーディ。客またも大喜び。わざとじゃないんです……と苦笑いの彩香プロ。ちなみにここは3人ともバーディだったので、4番ホールはアットホームな雰囲気に包まれた。

 

 このように彩香劇場、大いに盛り上がっているが、何かが、スパイシーな何かが足りない気がしていた。

 もちろんスター本人はそれを、ちゃんと解っていたのだ。

 最後の9番ティーショット。思い切りぶっ叩いたボールは、右の林に真っすぐ飛んでいった。


 「ファーーーーーッ」

 

 お後もよろしい彩香劇場に、きょうは絵理香選手ちょっと喰われてしまったかな。

 でもスコアは同じ-3。明日もいっしょに仲良く楽しいゴルフを。

 

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 ほか、上位は以下。

 桑木志帆が単独トップで初日を終えた。主催側の意図のあるペアリングにひとつ落とし前をつけたといえよう。

 ホールアウト後の表情は、たいへん引き締まってかっこよかった。闘気をまとってはいるが、それを内側に押さえ込んでいるような雰囲気がある。普通に今週勝ちそうだ。そうしたらあべみゆの時と同じく、原稿は書き直しになるがぜんぜん構わない。

 

圧倒的なスコアで初日首位に立った桑木ちゃん。ただ勝つのではなく、完全優勝を果たすことで、昨年のTOTOの分もリベンジしたことにしてしまおう



 最終日最終組が「絵理香・彩香・志帆」だったらもう一度現地に行くぜ。もちろんJRでな。

 

 

さくちゃんもしっかりいるし……。琴っちゃんも良い位置だね。でも絵理香先輩か彩香ちゃんか桑木に勝ってもらいたいなあ