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昨日は北杜市高根町下黒澤で開かれている「世界ヒバクシャ展」にいってきました。
7月30日から開催されていた展示もあと二日ということになり、お天気が回復したところを見計らって訪ねました。
ヒロシマの被爆の写真から始まってフクシマの被曝まで古民家の会場の中に6人のフォトジャーナリストの写真が展示されていました。
どれも、フォトジャーナリストそれぞれの問題意識と視点から写された力作で見応えがありました。
その中で私が思ったのは、ヒバクは過去のではなく現在の、特定の国のではなく国境を越えた世界の、つまりユニバーサルな問題だということでした。
それを、展示写真は物語っていました。そこには、朝鮮人が、核実験場となった地域の住民が、作戦に従事した兵士が、放射能を浴びた生活者と動植物がいました。
展示された数々の写真は、ヒバクを生み出す私たちの思考と行動のあり方を点検するように、迫ってきました。
そのことは、ウクライナ侵略をめぐるロシア大統領の核使用を仄めかす発言によって、現在なお生々しく実感されます。
「世界ヒバクシャ展」は9月25日の今日までです。
まだ観にいっていないという方には、ぜひ訪れることをお勧めしたいと思います。