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 一昨日、fbでも触れさせていただきましたが、年内最後の「ひやざき通信」を持って市内を回っていましたら、「ほくとこ」という素敵なフリーペーパーに出会いました。

 山梨県北杜市の小学生がプロのデザイナーやライターなど多彩な大人たちと一緒に作った情報誌です。「自慢したい!」と思ったところを子どもたちが取材にいき、話を聴いて、イラストや写真で記録して、原稿で書いたものをプロのデザイナーがまとめています。

 教育を地域づくりの軸にして活動している話したら、「渡したいものがある」といって持ってこられたのがこの情報誌でした。

 御自身もコーディネーターとして参加されている水の山子ども情報局の事務所は、旧高根北小学校に置かれていて、今号のお披露目の発表会もそこで開かれました。冊子をめくると、わたしの知っているかたも何人か取材を受けていて嬉しく思いました。

 自分たちが住んでいる「まち」を知るために、興味のある人や場に出向いて、知りたいことを取材して回る「COLOMAGA projectコロマガプロジェクト」という活動を聞いて思い出したのは、わたしが小学生の頃にした郷土の史跡回りです。自分の通う小学校の発祥の地や関係する場所など、所縁のある史跡を大人と一緒に回り、由来などを知ることによって故郷や先人に対する感謝愛着誇りを育みました。

 COLOMAGA projectは主に現在活動している地域の人やお店を取材していますが、今後地域の歴史を取材して回ったりするとより骨太なフリーペパーに仕上がるように思いました。

 また、子どもたちが自分の住む「まち」を取材し、プロのクリエーターと一緒にローカルマガジンを作るという取組みは、地域の人との関わり合いを通して、地域を知り、地域の課題解決策を模索し、最終的には自分がどう生きるかということへつなげていく、プロジェクト型学習と呼ばれる探求学習にも通じていると思いました。

 北杜市の他にも、東京都、静岡県、山梨県、長野県、広島県の5県7エリアの地域が参画して地域を越えた交流を行っているということなので、各地域で蓄積されたことを共有・交換して関わる人みんなでこのプロジェクトが成長していけることを心から願います。

 ちなみに、「ほくとこ」vol.2で取材されている株式会社ファーマンの井上能孝さんにはわたしが担当しているFM八ヶ岳「暮らしの羅針盤」2021年1月6日と13日の回に出演していただきます。井上さんが代表をつとめるNPO法人大志についてもお話を伺う予定です。こちらもどうぞお聞きいただけたらと思います。