11月15日に北杜市長選挙が執行されます。それに向けてわたしは後援会会報を相次いで発行し、市民の皆様の間を廻り、政策提言を行うなど、活動を続けて参りました。そうしていたところ、同じく北杜市長選挙に立候補を予定されている上村英司さんから、「飛矢﨑さんと合同したい。」というお願いをいただきました。

 それによると、「移住者の本当の気持・考えについて、飛矢﨑さんを通して把握したい。」「独自の哲学をもって日本国憲法の平和主義を追求した石橋湛山を尊敬する者どうし、停滞した北杜市政を刷新していきたい。」というお話でした。

 この依頼を受けて、わたしは熟慮、検討した結果、これに応じることを決めました。その理由は、この2年間上村さんがわたしの主宰する「市民政治塾やまなし」や「近現代史学習会」、「政治家の学校」に出席され、わたしの理念に理解を深められ、その上でわたしの理念と政策を実現したいとお話を持ってこられたこと。魅力ある学校づくりを通して、魅力ある持続可能な地域づくりを目指すことで一致したこと。そのために、従来にとらわれない発想で、上村さん自身が新しいことに恐れることなく挑戦することを約束されたからでした。

 そして合同するに当たって、上村さんとわたしは次の四つの政策協定を結ばせていただきました。

 

 ①医療・介護・教育現場で働く人びとから始まって、受けたい人が受けられるようなPCR検査体制を行政として整備すること。

 ②学校と地域との協働により、子どもの多様性を認め、少人数であることを活かした教育を行うこと。

 ③従来の保育・教育に係わる公的支援が受けられない認可外保育・教育施設に対し、従事者の処遇向上を目的として助成を行うこと。

 ④北杜市は自衛官募集協力のため、若者の名簿を作成し、自衛隊山梨地方協力本部に提出することを中止すること。

 

 わたしたち二人は話し合ううちにお互いに対してそれまで抱いていた幾つかの疑問も氷解しました。そして一緒にいろいろ協働できる余地が大きいことが分かりました。少子高齢化、人口減少、財政難、新型コロナウィルス感染拡大など、北杜市は現在大きな課題を抱えています。こうした課題に向かい合いながら、持続可能な地域をつくっていくために、二人が合同することによって北杜市政に貢献できるということで、一致したのです。

 今回の合同に当たって、わたしと上村さんとの特別講演会を以下の日時と場所で企画させていただきました。

 

 〇日時〇2020年10月31日(土)午後7時〇須玉ふれあい館会議室

   〇2020年11月1日(日)午後2時〇甲斐駒センターせせらぎホール

 

 以上今回の北杜市長選挙における上村英司と飛矢﨑雅也の合同の趣旨について、御報告致します。