ロド
僕は特別、車に興味があるわけでもなく、
いろんな車を所持してきたわけでもありません。
あくまで移動手段のひとつとしての認識しかないのです。
ただ
その認識をひっくり返した、一台の車との出会いがありました。
2007年から5年ほど所持していた車
ユーノス・ロードスター NA-6(MT)
とにかく車を運転していて、これほど楽しかった記憶はないです。
乗り心地は最悪の部類、馬力もないし、スピードもでない、夏は地獄
急な雨の時はパニック、空き缶放り込まれる・・・
ですが
クラッチを切って、ギアチェンジして、アクセルをふかす
車のメカニカルな挙動が全身に伝わってくるのです。
運転ではなく、まさに自分で操縦しているという感覚。
交差点やカーブでハンドルをきったら、その挙動に
誰もが「ニヤッ」っと、自然に笑みが浮かんでしまう車。
専門の中古車屋に、現物視察のつもりで出かけたその場で即決!
そこまでの過程が、どうしても思い出せませんが
一目惚れでした。
漆黒のボディに、赤で統一された内装、金色のホイール
幌を開けた時のスタイリングの良さ
そう、この車は
幌を閉めることができる車なのです。
この意味わかるでしょうか?
この車は秋や冬の寒い日に
信号の少ない道を、オープンで走る車。
大柄な米国人が、この小さな車で車中泊しながら
大陸横断とかするのです。
走行距離 「月まで届け!」
そのくらいタフな車です。
僕は寝苦しい夏の深夜
交通量の少なくなった都心を
あてもなくさまよい走るのが大好きでした。
そういう時のBGMに一番ふさわしいのは、バッハの小フーガ
たまたまFMで流れていたのですが
吐き出すマフラーサウンドとエンジン音とのセッションが最高でした。
そして同じロードスター同士がすれ違いざまに
パッシングしあう仲間意識も嫌いじゃなかったです。
自然な風景よりも、都会の夜景とかの方が
きっとふさわしかったですね。
手放す前にもっとたくさん写真を撮っておけばよかったと
今ではそう思います。
いなくなって初めて
その価値がひしひしと伝わってきます。
人間に対して、決してそんな感情は抱かない僕でも・・・。
プランターより
ヒューケラ・・・花より葉に価値があるようですね。僕も真っ先に葉の色に視線が奪われました。
クレマチス・・・花弁が8枚だと風車 6枚だと鉄仙と言うそうです。
ネモフィラ・・・開園と同時に、あの丘に真っ先に上りたがる人の行動が理解できません。
勿忘草・・・中世ドイツにて、恋人の為に岸辺の花を取ろうとした騎士が、誤って川に落ち
最後の力を振り絞って、「僕の事を忘れないで!」と言って投げた花という伝説。
モノワスレグサと言ってた僕の過去など、忘れていただきたい。
プリムラ・マラコイデス・・・マルコイではありません。まんまサクラソウのミニチュア版ですね。
この家の薔薇はとてもよく手入れされています。右の奥には薔薇トンネルもあります。
自慢じゃないですが、我が家ではないです。
近 所 2020/5
自分で気になって撮影した花ですが
どんな花なのか知りたい時があります。
たいがい「春の花 白」とか「春の野草 赤」とか
キーワードを入力して検索します。
あとは撮影した画像をGoogleの画像検索にかけると
AIが世界中から似た画像を探し出してくれます。
これがまた、時にとんちんかんな画像を集めてくるので
ちょっとイラッとします。
近所を散策している時に
「あれ?この花は・・・どこかで見た記憶があるぞ」
と、さも前世の記憶が呼び起されたかのような
運命的な出会いとでも言いましょうか。
そういった錯覚に遭遇することがあります。
毎日、同じような検索で調べていれば
何度も何度も視覚から記憶されていくのですよね。
どこかで・・・それはパソコンの中で・・・
道端の主
アカカタバミ
(この筒の中に種子があり、時期が来ると弾け飛ぶそうです。)
近所 2020/5/7
古くから日本で咲くカタバミ
とても小さな黄色い花です。
実は日本五大家紋のひとつ、「丸に片喰」とは
この花の葉をモチーフにしているそうです。
蛇喰夢子のバミですね。(ドウデモイイ)
その繁殖力と生命力の強さは
子孫繁栄を願う家紋にはピッタリですね。
今ではこれも雑草、しかも最強クラス。
都会のアスファルトの片隅で
三つ葉を見かけたら、ほぼこの花です。
いわゆる「三つ葉のクローバー」とは異なりますので
見つけても幸福になれないかも知れません。
天気の良い昼間にしか花を開かないのですが
これは都会で生き抜くための本能のようです。
(省エネの為らしいです。)
花にも・・・
ペチュニア・・・かな?
米粒爪草
ゴギョウ
近所 2020/5/5
何の関連性もない三種の花
実は咲いていたのは空き地
しかも最近、更地になったような場所
の
本当に隅っこの角に
隠れるようにひっそりと咲いていました。
チラッと白く見えたのですが、ビニール袋かな?
っと、一度は通り過ぎたのです。
数歩歩いて、なぜか引き返して発見した次第です。
僕の住む町は、昭和の香が漂う古い家屋が多かったのですが
ここ数年で、どんどん更地になって、すぐに新しい家が建ちます。
前の家主さんが愛でていた花だったのかは知りません。
ですが
その姿を愛でる人がいなくなっても、花は咲くのです。
早くあの人に会いたい
春になって、温かくなったら
またあの人の、優しいまなざしに包まれたい。
そう思いながら、一生懸命花を咲かせたのでしょう。
ここで出会ったのも、泡沫の縁
こんな僕でもいいなら、愛でようじゃないか
っと
腰を下ろした瞬間
「あ、痛っ!」
尻になにかトゲトゲの葉っぱが刺さりました。
まるで拒絶されたようで、ちょっと悲しくなりました。
クラナドは人生・・・
花にも人生・・・
芹葉飛燕草
近 所 2020年5月4~6日
明治時代に中国からやってきた帰化植物
その名の通り葉っぱが芹に似ていて
咲いている姿がツバメのようだからなのだそうです。
僕は大好きなトンボに似ていると思いました。
雑草扱いされるわりには、つつましく
繊細な美しさを感じました。
とある住宅の庭の隅で、わさっと茂っている様は見事でした。
一枚目の画像を最初に見た時に
「花の頭に妖精が乗っている!」
っと、脳内お花畑な僕が歓喜したことは内緒です。
この花の色も好きですが
何と言っても造形が気に入りました。
特に後ろにシュッと伸びた距(キョ)と称される部分。
そして密集することなく、まばらな距離感。
そのあたりが、エンゴサクやケマンと異なります。
実は花の名前を知るために、随分と時間を要しました。
だいたい途中で諦めてしまう事が多いのですが
これはどうしても知りたかったのです。
何度PCに向かって「君の名は!」っと叫んだことでしょう。
この時期、似ている花はいくつもあるのですが
決定的だったのは、やはり「葉っぱ」でした。
見慣れない花を見た時は
葉っぱをきちんと撮影しておくことの大切さを
あらためて実感しました。










































