吠える!
近所 2020/5/6
近所と言っても、ウロウロ気ままに歩いていると
いつの間にか、全く知らない場所に立っていることに
突然、気が付いたりします。
夢遊病じゃありませんよ。
方向感覚はいいほうなので、迷ったりはしませんが
空模様が怪しくなってくると、さすがにちょっと焦ります。
この日もそうでした。
雨上がりだったのですが、再び黒い雲で覆われはじめた空。
そろそろ引き返さないと、そう思った時でした。
誰も住んでいないような、古い木造アパートの敷地。
伸び放題の雑草の中に、ちらりと紫色の花が見えたのです。
タツナミソウ
咲いた花の姿が波のしぶきのように見えることから。
これも元住民の名残かな・・・
ファインダーを覗くと、「シャーッ」っと、
猫が威嚇するような、そんな声が聞こえてきそうでした。
この一枚にまつわる真実
近 所 2020/5/6
ハルジオン
ヒメジョオンとそっくりですが
花にも草にも結構明確な違いがあるようです。
ようです・・・というわけで
僕は知りませんでした。
ですが、この花はハルジオンです・・・タブン
まあ、いつかしっかり見比べてみようと思います。
(いつかと違って、随分とおざなりじゃないか?)
もともと撮影する気がなかった花(そういう花もあります)でした。
でも撮影しました・・・いえ、撮影させられたのです。
その時の事は今でも鮮明に覚えています。
チョット回想
その時は、オニタビラコに悪戦苦闘していました。
ちょっと風が強くて、なかなかピントが掴み辛かったのです。
それにも増して、白くて丸いのが
フワフワ、フワフワ、フレームの中に邪魔しに来るのです。
「何だ君は・・・」
ファインダーから目を離し、その白いフワフワを確認すると
それはオニタビラコの斜め手前にいた、ハルジオンでした。
「何だ君か・・・君はいいや・・・」
一瞥して再びファインダーを覗こうとする僕の耳に
確かに届いたのです。
「ちょ、ちょと待ちなさいよ!」
えっ!空耳?っと、もう一度ハルジオンに視線を向けました。
するとどうでしょう。
あれだけしつこかった、嫌がらせのような風が
ピタリと止み、どんより曇っていた空から
スポットライトのように光が下りてきて
ハルジオンに半分降り注いだのです。
その神々しい光景に、思わず目が釘付けになりました。
「い、いいじゃないか、き、キミ」
僕は夢中になってシャッターを切りました。
ほんの数秒の、気まぐれのような太陽の光でした。
ハルジオンの「どや顔」
どうよ!って感じに見えるでしょうか?
ちなみに
創作ではないですよ。
声が聞こえたのは本当の話で
声の主は、子供を叱っているであろう、どこかの家のお母さんでした。
物凄い偶然とタイミングの賜物でした。






































