サルヒツのグルメ探訪♪【第195回】
てんぷらと和食 山の上
℡)03-3293-2831
カテゴリ:天婦羅懐石
往訪日:2023年5月27日
所在地:東京都千代田区神田駿河台1‐1
営業時間:
(L)11:30~15:00
(D)17:00~21:00
アクセス:JR御茶ノ水駅から徒歩約3分
■56席(カウンター12+テーブル28+座敷16)
■予算:(D)18,000円~26,000円(税別)
■予約:要
■支払い:カード可
《ネタよし 味よし 器よし》
ひつぞうです。名建築に泊る《山の上ホテル》の食事篇です。
★ ★ ★
おサルの御意向に従って《てんぷらと和食 山の上》の夕食プランにした。
何よりも天麩羅が好きなのだ。
「寿司もウナギも」 全部好き
節操ないね。
開店の17時ちょうどに暖簾をくぐった。他にも数組開店を待っていた。1954年創業時にはホテルの左脇、現在の立体駐車場のあたりに別棟が立ち、《てんぷらロッジ》の愛称で親しまれていたそうだ。
今夜の献立。
「まずは酒だにゃ」
日本酒を見てみる。稀少銘柄から入手しやすいものまで数種類。
(※宿泊者は記載料金から10%割引になります)
まずは激レアから。
鄙願(ひがん)
生産者:大洋酒造㈱
所在地:新潟県村上市
タイプ:大吟醸
@3,200円/1.5合(税込)
あてのジャコが嬉しい。鄙願は大洋盛で知られる大洋酒造が地元の酒販店《酒・ほしの》さんと組んで創りあげたプライベートブランド。一流料亭にしか降ろさない幻の酒らしい。一升瓶を見てみたかったけれど、お銚子に注いでくるシステム。残念!
「すっきりした辛口だにゃ」
そうだね。鑑評会向け的な優等生タイプ。お魚にはよく合うね。
前菜三種
えだまめ豆腐 鯛の手まり寿司 真名鰹の南蛮漬け
「美しいにゃあ」
えだまめ豆腐は粗濾しの豆の食感がある。手まり寿司も程よくグルタミン化していて旨い。
スタッフが本日の具材を見せてくれた。どれも綺麗。みずみずしい。
お造り
鮪・鰈の二点盛
鰈には本山葵は少しでいい。どちらも身が厚い。
「いまから天ぷらだにゃ」
まずは定番。極上かっぱえびせん。揚げ立ての食感は一瞬で終わった。
「サッサと喰わんから」
二本目は神亀。オール純米酒の先駆けだけど、実はにごり酒以外は飲んだことがない。
神亀
生産者:神亀酒造㈱
所在地:埼玉県蓮田市
タイプ:純米酒
@1,900円/1.5合(税込)
「こ、こりは…」
純米特有のクセがダメだったかな(笑)。
「あかん…こればかりは」
慣れると旨いんだけどね。しかし、鄙願と神亀。セレクトの幅が広い。
活車海老
身がプリプリ!
「活だからにゃ」 それもくれ~♪
これもできるだけ早めに頂戴しよう。
塩は沖縄産。粟国(あぐに)の釜炊き。しっとりとして粒度が細かい。
「旨味と苦みもあるにゃ」
えんどう豆
鱚(高知産)
油キレがよくてトレイに置いても全然垂れないね。
「そりゃそうだよ」 プロの技だもん
おサル。丸十ってなんだろうね。
「頼んでみればいいんじゃね」
1時間かかるそうなので先に注文。会計の際に判ったが、お値段2,500円(税込)。焼き芋なのに…。
まだどんどん出てくる。
茄子(熊本産)
熱あつの処を頂戴しよう。トロリと糖化していながら、瑞々しさも蓄えたまま。
「プロの味♪」
琵琶湖の稚鮎
ワタの苦みと身の甘味。サクサクした触感。個人的には稚鮎が一番だったな。
水尾
生産者:㈱田中屋酒造店
所在地:長野県飯山市
タイプ:特別純米酒
@1,500円/1.5合(税込)
神亀よりもリーズナブルだけどフルーティで複雑な余韻。初心者は飲みやすいね。
「サルもこっちが好き」
茗荷
アスパラガス
太刀魚(淡路産)
千葉沖も有名だけど淡路産も旨いね。身が厚くてジューシー。
「揚げ方も大事よ」
そりゃそうだ。丸十きたね。
確かに○を十字にカット。薩摩藩の家紋がアイデアの源?
これはすごい!薩摩芋とは思えない黄金色。
すごい粘度だね。殆ど栗きんとん。
「なんでも食うにゃ」 そんな甘いものをよくもまあ…
おサルは絶望的なまでに甘いものが大嫌いなのだ。
ということで天麩羅はここまで。
食事
ご飯は掻き揚げの茶漬けかどんぶり。どちらかを選ぶ。
「おサルは茶漬け」 サラサラで食えるにゃ
掻揚げ丼はガッツリたれの味。
デザート
デザートも二種類から。
僕はほうじ茶ジェラート(あんこつき)。
「おサルは小玉西瓜」 歯ざわり最高!
ご馳走様でした。
ということでお腹はいっぱいになったのだが…
「飲み足りん」 飲もうぜ ケケ
と悪魔が囁いた。
(つづく)
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