サルヒツのグルメ探訪♪【第170回】
とんかつ まい泉 青山本店
℡)03-3470-0073
カテゴリ:とんかつ、和食
往訪日:2022年12月24日
所在地:東京都渋谷区神宮前4-8-5
営業時間:10時~22時(年中無休)
■203席
■アクセス:地下鉄・表参道駅から徒歩約3分
■予算:2000円~4000円
■予約:可
■支払い:カード可
《香りも絶品…熱いうちに頂戴しよう》
ひつぞうです。サントリー美術館で智積院の名宝を鑑賞したあと、表参道まで移動して“箸で切れるとんかつ”で有名なまい泉青山本店でランチしました。以下往訪記です。
★ ★ ★
とある年の納会のこと。コロナ禍など考えもしなかった頃だ。支店の代表が地元の特産と銘酒を持ち寄り、一年の労を労いあった。その本社チームの“お取り寄せ”がまい泉のカツサンドだった。マイセンと聞いて舶来品と勘違いしたのは僕だけだっただろう。声に出さなくてよかった。
「WOWWOWをずっとバウワウだと思ってたくせに」犬か
そのカツサンドのなんと柔らかだったことか。聞けば本店は青山にあり、元来はとんかつの老舗らしい。とんかつは柔らかい方がいい。しかし、本当に箸で切れるのか。その疑念を晴らすために、今回ついに表参道まで足を延ばした。
「ただの思いつきでしょ」
さすがに行動制限が解除された最初の年末だけに、表参道は人の波波波。
御覧の大行列である。席数203にも関わらず。ただし、これは食後の写真。うまいこと店内で待つことに。メニューはどんな感じ?
「ピンキリだの」
御膳じゃなくてとんかつセットでいいんだけど。
「それでもピンからキリまであるにゃ」
黒豚が最高峰なんだね。
「3500円だす」
ちょっとご予算が…。年末年始もあるし。
「茶美豚なら1850円」
それいいね!お得な感じ。でもなに?茶美豚(ちゃみとん)って?
「お茶の葉で育った三元(交配)豚らしい」それ以上はしらん
脂がくどくないらしいね。じゃそれで。
「お席はいかが致しましょうか」と注文を訊きにきたスタッフが問う。本当ならば元銭湯で有名な天井の高い大フロアで頂戴したいが、なにぶん混雑している。二階のテーブル席に案内してもらった。
「いいじゃん。ここ。静かで」
確かに数組しかいないね。
最初におろし大根に鰹節がでてくる。消化を助けるそうな。これって醤油要らないの?
「そのままで好いんじゃね」細かいことは気にすんな
隣りの客には「醤油をかけてお召し上がりください」と説明してるよ。
「マジ」
とりあえずなんか飲みたい。
カツサンドをツマミに。ちょっと無理があるけど。
そして15分ほどで出てきた。茶美豚ヒレカツ定食(1850円)。
「肉はヒレでしょ」
タレは甘口と辛口。甘口はオタフクソース系。ナツメヤシの甘味が濃厚。辛口はサラサラ醤油主体系。
ということで辛口を適量垂らして練りからしをトッピング。かじってみた。
「やわらかいにゃ!」激ウマ!
ほんとに箸で切れるよ。これ。ミンチじゃないかと疑うほどに。
「判ってないにゃー。ミンチはもっとポロポロになるだよ」食う資格なしだにゃ
プラス料金で豚汁にしてもらった。豚肉の量がすごい!
ということでご飯もキャベツもお代わりできるけど、僕はこっちの方が。
八海山・特別本醸造
普段は飲まないカテゴリーだけど、昼の食事には本醸造でも旨いんだよ。
「好きにしたまえ」サルはそういうのは遠慮すゆ
ということで、些か食べ過ぎた気もするが、翌日の登山でスッキリ解消するつもり。
ただ、結果的にはそんなお気楽登山にはならなかったのだが、それはまた後日。
★ ★ ★
これで年内の更新は最後になります。山旅の記録含めて持ち越しになりますが、来年もまた(多少なりとも皆さまの参考になるような)備忘録を残していければと思います。よいお年をお迎えください。
「サルは旅に出ゆ」
僕も行くんだけど。
(おわり)