サルヒツのグルメ探訪【第154回】
つくばらーめん 鬼者語
℡)非公開
カテゴリ:ラーメン
往訪日:2022年8月5日
所在地:茨城県つくば市榎戸685-5
営業時間:(木曜定休)
(L)11時~14時30分
(D)17時30分~21時
■カウンター9席+オープンテラス6席
■アクセス:万博記念公園駅から約4㌔(徒歩約50分)
■駐車場:あり(15台程度)
■予算:1,000円~1,500円
■予約:不可
■支払い:券売制
※食券購入して店内の椅子で並ぶ
※限定メニューは日々変わるみたい。HPで要確認
※単品+替え玉がオーダーの定番。替え玉量多し
※単品半分くらい食べたところで替え玉半券を提示
《替え玉じゃなくてこれ追加メニューですね(;^_^A》
ひつぞうです。最近外食はラーメンばかり。黙食に適しているし、なにしろ早い。そんな訳で今回もちょっとばかり早い夏休みを頂いて、北茨城のプチ旅の前哨戦として、ここ《鬼者語》さんを訪ねました。
「きしゃご?」
「おにものがたり」って読むんだって。
「どーやって見つけたのち?」
たまたまスカイマークに乗った時、機内誌で“つくばラーメン”の特集記事を読んだんだ。スカイマークは茨城空港に離発着してるでしょ。
「どんな系統のラーメンなのち?」
群馬ラーメンと同じかな。スープや麺に固有のタイプはないね。都内のDNAが派生している感じかな。
「でもなんでつくばなのかにゃ」
機内誌の説明によれば、つくばって研究都市で若い学生や研究者が多いから、早くて安いラーメンの需要も高いらしい。その割にレベルの高い店が揃っているんだって。ただ、群馬と一緒でロードサイドが基本なので、車がないと往訪できないのが弱点かな。ある意味、客が殺到しなくていいかも。
「そんなわけないだよ。ラーメンマニアの執念は」
ま。自分がそうだし(笑)。
★ ★ ★
ということで、平日ということもあり(ガソリン代もいまだ高騰しているので)超低速&下道走行でつくばの街にやってきた。電話非公開で住所だけがナビ設定頼みの綱。同じ番地に別のラーメン店が隣接するなど初見だと判りにくいかもしれない。
「危うく違う店に飛び込もうとしたにゃ」
(天気ワルっ!大分旅行で晴れの運を使い切ったからね)
開店と同時に到着した。先着は二組。後続は四組。一番グループに間に合った。
鬼者語の看板は「鶏」と「煮干」。どちらも美味い。そのうえ限定としてフレンチ風あるいは無国籍風もある。ラーメンっぽくない進化系。限定メニューはほぼ日替わりなのでHPで事前チェックが必要。リピーター増殖に一役買っている。
替え玉は200円~400円。しかし、替え玉とは言えない量で出てくる。小食の方は(少な目にするとか)スタッフと要相談。
この日の限定は五種類。替え玉は四種類。そこにジビエも。なお番号は価格帯のカテゴリーを表す。
おサルは鬼者物語ブラック(800円)+鴨肉の梅酒漬け(500円)。
僕は雲丹と煮干(900円)+トムヤムクン(350円)にした。
「きたきた💛」
おーっ!黒い!確かに。
「ちょっと食う?」
麺は菅野製麺所製のストレート細麺。程よいアルデンテで腰があって食べ飽きない。キレイなスープは濃密な醤油と昆布の味で食欲をそそるね。以前北海道の島で食べた利尻ラーメンを思い出した。
雲丹と煮干しも麺とトッピングは同じ。鳥ハムとロースト鴨肉に芽キャベツ&イタリアンパセリ。
あれ?でもどこにも雲丹がないけど??
なんと!スープに惜しげもなく裏ごしして投入しているようで、口に含んだ瞬間、煮干しと雲丹のハーモニーが広がる!すっごい!美味い。これラーメンなの?
「ジビエくださ~い」
おサルのセカンド。左から鴨肉の梅酒漬け。口直しの栗の甘露煮が続く。脇には本ワサビに岩塩。
鴨が名物なお店だけにローストも絶妙。目の前でガンガンに鴨肉をスライスしてバーナーで豪快に炙る。そろそろ僕も替え玉を一丁!
トムヤムクン
これ…替え玉なんですね。すごい量です。替え玉というくらいだから、さっきの汁そばに入れるべきなんだろうか。わからん。しかし、これは単品で食いたい。食ってみる。
「どお?」
う、うまい!
さすが若い頃にバックパッカーとして世界を放浪して、美味いメシを食ってきた店主さんだけに本場の味なのよ。パクチーとレモン、トッピングのコチュジャンが濃厚すぎる。周囲は岩塩、ナツメグパウダーかな。ナンプラーも垂らしてある。なので、全部混ぜ込むとなかり塩辛くなる。巧く自分好みの味に仕上げよう!
最高でした。混んでなかったし、スタッフの皆さんもとても感じがよかったです。つくばラーメン虜になったかも。この後、今夜のお宿目指して、下道三時間の旅だ!!
「えーっ!高速道路使おうよう!」
(つづく)
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