旅の思い出「血の池地獄」が一番綺麗な瞬間に訪れる(大分県) | ひつぞうとおサル妻の山旅日記

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ひつぞうです。
おサル妻との山旅を中心に日々の出来事を綴ってみます。

国指定名勝 血の池地獄

℡)0120-459-554

 

往訪日:2022年7月22日

所在地:大分県別府市野田778

営業時間:8時~17時(年中無休)

入場料:一般400円 小人200円

アクセス:東九州道・別府ICから約10分

駐車場:150台

 

《やっぱり地獄めぐりは晴れの日に限る!》

 

ひつぞうです。今夜も大分湯けむり紀行partⅢです。

 

★ ★ ★

 

別府の豚骨ラーメンに満足したあと、地獄めぐり再開。いずれも近場だし、見学も短時間で終わる。と高を括っていたが、血の池地獄は少し離れていた。ここは20年余り前に、大阪勤務時代に世話になった“お姉さま”ご接待のために、わざわざ福岡から僕の車でご案内せざるをえなかったした苦い記憶の思い出の場所である。日頃おこないの悪いメンバーがいたのだろう。その日は冴えない曇り空だった。なので、まさに“血の気のない”血の池地獄のイメージしか、記憶に残っていない。

 

 

全然観光客おらんな。大丈夫か。

 

 

こんなに綺麗だったっけ?全然覚えていないよ。

 

「ここ案内とか資料とかないね」サル

 

お土産コーナーを通過しないと見学できない処は同じだね。

 

 

土産物コーナーを素通りすると眼の前に地獄があった。

 

 

これはすごい!こんなに鮮やかな色だったんだ。

 

「どんな記憶?」サル

 

もう、なんていうか、数日冷蔵庫に入れっぱなしにしたマグロのサクって感じ?

 

「それはカンベン願いたいにゃ」サル

 

 

これ。酸化鉄酸化マグネシウムの堆積物なんだよね。

 

「不思議だよにゃ。たくさんジゴクがあるのにここだけ赤いって」サル

 

 

この堆積物=湯の花は《血の池軟膏》として売られているんだね。

 

 

温度は78℃。この湯壺の中央の地下から自然湧出しているそうだ。

 

 

「温泉ってこと?」サル

 

pH=2.7

ナトリウム・塩化物・硫酸塩温泉

 

もうね。立派な温泉なんだよね。

 

「どーして温泉利用しないのかにゃ」サル

 

実は以前は湯治宿だったらしいよ。

 

(僕自身が写り込んで見づらいです)

 

「いいにゃあ。残って欲しかったにゃあ」サル

 

でも、酸化鉄の湯の花が浴衣に染みついて大不評だったそうだよ。事実、一時期、染料として利用されていたそうだし。そして、とどめとなる事件が起きる。

 

 

昭和2年(1927年)に大爆発して、熱水が220㍍も噴出したという記録が残っている。その噴出物を浴びた周辺の樹々は諸とも立ち枯れてしまったそうだ。一種の水蒸気爆発だったんだろうね。

 

「じゃ仕方ないにゃ」サルアッサリ

 

 

今は御覧のとおり。不気味に湯気が沸き立っている。

 

 

でも足湯が新設されたから、気分だけは味わえる。

 

 

「なにこれ!めっちゃ熱い!」サル

 

オサル、激アツ好きじゃん。

 

「足湯は興味にゃい。尻をつけるのがいい」サル

 

ヘンタイだよ。

 

 

分析書だけ見ると入りたいなあって思うよね。

 

やっぱり再訪してよかったよ。随分綺麗になってたし。大分(おおいた)観光愉しいね!

 

「だんだん無性に愉しくなったようだにゃ」サル

 

むきゃ~♪

 

「それ。サルの専売特許だにゃ」サル

 

 

ということなので、もう少し粘って観光する。

 

「はいはい」サル

 

それ。僕の専売特許。

 

(つづく)

 

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