≪笑ってるよね?≫
ひつぞうです。この週末はオミクロン株の猛威に恐れをなして、自宅に籠ってストレッチしたり、酒を飲んだりとダラダラな日々でした。そんななか、おサルがÉCHURÉ(エシレ)でお買い物してきてくれました。
「早めに行ったのに行列だった」
大丈夫なの?
「間を空けて並ぶようにスタッフが指導してたにゃ」
いろいろ買ってきたね。
「お土産あるだよ♪」
この巨大な源氏パイは?
(グランパルミエのことです)
「売ってなかったにゃ。横に並んでいるショソンを買っただよ」
ふたつとも横浜高島屋の限定品だそうです。ひとり三点まで?
「一個で十分だにゃ。ふとゆ」
(女性の方には既知の事実かもしれませんが)エシレのバターは発酵無塩バター。巨大な木製チャーン(攪拌機)で練り上げられたのち、空輸でフランスから届けられるのです。そのためでしょうか。首都圏と名古屋しかパティスリー・オ・ブールは出店していません。出来たての焼き菓子はその日のうちに戴きましょう。
しかし、この物々しい梱包はいかがなものかと。ご時世的に。
「一個も三個も同じパッケージみたいよ」
開けると保冷剤とともに一個だけ可愛らしく入っていました。
(普通は三個買うんだろうね。せっかく並ぶんだし)
木の葉柄のパイ生地にバタークリームがこれでもかと絞り込んであるそうです。しかし、食べ物を前にしてこういうのも何ですが、僕には入れ歯にしかみえない。
「言われてみれば…」
角度を変えてみました。
なんか笑っているよね。
全盛期のエディ・マーフィのような。ニカっとした笑い。違う?
「…」
すみません…。おとなしく頂きます。
ふたつに割るとどんだけクリームが入っているか判りますね。確かに危険な食い物だ。食べてみます。
「ぜんぜん重くないにゃ」
濃厚ねっとりなバターの口当たりを想像していたのですがフワフワ。口の中で溶けてなくなるね。フィタージュ(パイ生地)もかなり繊細でサクサク。ということはこれも相当なバターが練り込んであるという証し。ヤバいね。
「もう遅い。一緒にヨガやるだよ」
結局一歩も出ることなく一日が終わりました。
「ボナノッテ!」
(おわり)
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