サルヒツ酒飲みライフ♪「ドメイヌソガ アルバリーニョ 2019」(小布施ワイナリー) | ひつぞうとおサル妻の山旅日記

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サルヒツの酒飲みライフ♪【第26回】

ドメイヌソガ アルバリーニョ 2019

 

ヴィンテージ:2019年

生産者:小布施ワイナリー

タイプ:白

使用品種:アルバリーニョ

 

≪なるほどアルバリーニョ!そして小布施のテロワール≫

※個人的なテイスティングノート&日記です。興味のない方はスルーしてくださいませ。

 

こんばんは。朝から生爪剝がしかけて意気消沈のひつぞうです。平日の夜でしたが、仕事上の難題も片づいたので、取っておきのチーズとワインで祝杯を挙げることにしました。国内外の様々な生産者のワインを常時セラーに寝かせているのですが、近頃は長野の小布施ワイナリーの逸品を開けることが多いです。原点回帰ですね。

 

「我が家の第二次ワインブームのきっかけのワインなのち」サル

 

抜栓してグラスに鼻先を寄せると、柑橘と春の樹花を合わせたような爽やかな香りを感じます。さっそく味をみてみましょう。

 

「なめらかな舌触りだにゃ。無駄な甘さもなくて大人の味にゃ」サル

 

きゅっと引き締まる優しい酸も全体のバランスを整えていると思います。そして、ラストに鉱物的なニュアンスを感じます。これが小布施のテロワールでしょうね。ボトル裏面には(いつものように)曽我さんの熱いメッセージが記されているので、公平を期して掲載しておきましょう。もちろんテイスティングするまでは読んでいません。印象表現を解説に引きずられないようにね。

 

 

「びっしり書かれているにゃー」サル

 

小さすぎて老眼鏡がないと読めないですあせ

 

確か国内で最初にアルバリーニョを導入したのは新潟のカーブドッチだったと記憶します。曽我さんも大学卒業後はカーブドッチで修行されているので、殆ど同時期だったのかもしれないです。ま、僕の記憶と推理なんてあてになりませんが。

 

★ ★ ★

 

 

敢えて解説するまでもなく、アルバリーニョはスペインのリアス・バイシャス地方で生産される品種。イベリア半島の北西先端にリアス式海岸が続くエリアです。なのでアルバリーニョは海岸部のテロワールに相応しいともいえるのですが、小布施は北信の山あい。しかしそこは、さすがはドメイヌソガです。スペイン産ワインだともっと味と香りのアクセントが情熱的なのですが、抑制された「気品」がオープンになっている。といったら身贔屓すぎますかね。

 

実は今夜は(申し訳ないですが)ワインよりもチーズが主役。

 

 

卵焼きではありません。フランス・ノルマンディ地方のウォッシュタイプ≪リヴァロ≫です。

 

「周りのゼンマイみたいなのはナニ?」サル

 

これはレーシュ。葦のような植物。それをぐるぐる巻いて整形するわけ。小さいプティタイプではあまり意味をなさないから飾りのようなものだね。

 

「強烈なニオイがするにゃ💦」サル

 

アンモニア臭がすごいけれど味はマイルド。同じウォッシュの王様モンドールの濃厚さに較べれば。

 

「赤ワインの方があうんじゃね?」サル

 

フルボディの赤かカルヴァドスが相性がいいというね。でも、熟成がそんなに進んでいないから、白でも合うかなと思って。

 

 

断面はこんな感じ。熟成が進むとトロトロになるんだけど。まだ弾力があるし。

 

「あ!意外に合うかも」サル

 

若干ベクトルが逸れたかもしれませんが悪くありませんでした。半分は残して、ドロドロになったあたりで赤ワインと一緒にやりたいと思います。いい気持ちで眠ることができました。今週末は登山に行けそうですね。

 

(おわり)

 

ご訪問ありがとうございました。