ぐるめ探訪「叙々苑 六本木本店」で至高の焼肉をいただく(東京・六本木) | ひつぞうとおサル妻の山旅日記

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サルヒツのぐるめ探訪♪【第114回】

叙々苑 六本木本店

℡)03-3478-8989

 

カテゴリ:焼肉

往訪日:2020年9月18日

所在地:東京都港区六本木7-14-4 レム六本木ビル2F

営業時間

(L)11時30分~15時

(D)15時~22時

■56席

■予約:可能

■アクセス:六本木駅徒歩1分

■予算:8,000円~10,000円

■クレジットカード:可能

※2020年4月より全席禁煙

※当面平日の翌午前4時までの営業はありません

(営業時間変更の可能性があります。公式HPで確認ください)

 

≪本格焼き肉で流行りの赤身を≫

 

こんばんは。ひつぞうです。ついに四連休が始まりました。いろいろ考えたすえ、後半に某所で登山をすることにして、金曜の夜はおサルを大人のデートに誘いだしました。

 

「ていうかさ。行きたがってるのはヒツヒツの方じゃん」サル

 

行きたくない?平日はダイエットでキャベツと納豆しか食べてないから貧血気味で…。

 

「いいけど六本木まで行かなくても近くにあるにゃ」サル

 

いやいやいや。オサルコよ。やっぱり本店の味を確かめないと。

 

「確かに店舗でコンセプトやメニューも違うっていうし」サル

 

 

僕のおごりということで(酔狂にも)やってきた。東京もGOTO対象になったばかりで、まだまだお客の数も少ない。逆に今が狙い目かもしれない。高級店の良い所は名折れになってはならないのでコロナ対策に抜かりがない点。逆に弱点は懐に厳しいということ…。

 

★ ★ ★

 

1976年創業の叙々苑の歴史はここ六本木に始まる。最初は小さな路面店だったが、バブル景気を梃子に拡大の一途を極めて、都内を中心に展開しているのはご存知のとおり。とりわけテレビ業界でのロケ弁で、その名前を知った人も多いのではないだろうか。

 

 

予約の10分前に到着した。現在の本店は新しいビルの二階に移転したばかり。黒を基調にしたモダンで高級感溢れる内装である。パーテーションで区切られた半個室なので、コロナ禍の今、安心してサーブを受けることができる。

 

叙々苑の素晴らしさは、提供される素材の確かさもあるが、スタッフの最高のもてなしにもある。

 

 

アラカルトで頼むことにした。

 

 

この日は、夏に逆戻りしたのかと疑うほど無性に蒸し暑かった。なので最初は四季柑サワー(700円)で乾杯した。これが全然甘くなくて柑橘の酸とほのかな果実味だけの大人の味。

 

 

隣りのブースはどうやら業界人の飲み会らしい。ここが六本木であることを感じる。

 

「ヒツは九州の田舎者だしにゃあ」サル

 

ほっといて。

 

 

おしぼりとメニューを持ってきたかと思えば、着火に戻ったりと、スタッフが出たり入ったり。落ち着くまで時間がかかった。

 

最後にタレの説明があった。(上の写真の)右から叙々苑特製タレ塩レモンタレ、そして柑橘搾りタレ

そろそろお肉のお出ましである。

 

≪上タンねぎ塩焼≫

 

粗くペースト状にした葱を挟むようにして焼いていただく。叙々苑の肉は焼きすぎてはいけない。

 

≪叙々苑サラダ≫

 

定番の前菜。ドレッシングの胡麻の風味が効いていて美味しい。水切り加減が絶妙で、決して水分で味がボケるということがない。

 

 

まるで京都のおたべみたい。

 

まったく臭みがない。美味しい。肉だけで充分旨い。特製ロースターも秀逸で、煙に燻されてもいいように態態着替えたのが(勝手知らずを自ら晒してしまって)恥ずかしかったね(笑)。

 

「全然煙がでないにゃ」サル

 

そして、ひとつ焼き尽くすと、そのたびに網を交換してくれる。

 

≪ロース赤身厚切り焼≫

 

ロースは赤身にした。刺しが入った方がそりゃコクがあって旨い。だがしかし。そろそろ自分の胃袋の齢も考えないと。ということで健康重視で赤身をセレクト。

 

「ヒツ。酒がにゃい」サル

 

エクセレントな日本酒のセレクトだったが、やっぱり、お肉には赤ワインでしょう。

 

≪ペンフォールズ BIN8 2017≫

 

意外にもワインの数はさほど多くはなかった。イタリアワインはキアンティ。六本木だからね。ここ。

でも、この肉には弱い。シラー、カベルネ主体のオージーワインが一番合う。

 

ガブ飲み系というには少し贅沢なブーケと味。きちんと飲み頃をサーブ頂いた。ちょっと如何かなと思ったのはテイスティングの意思を確認しなかったこと。これは「この客はワインが判らない」と給仕が言っているようなものである。サーブマナーとしてはNG。

 

「硬いこと云わずにどんどんお食べよ」サル

 

 

焼き過ぎないように一切れずつ網に落としていく。

 

 

サンチュはマストでしょ。

 

≪つぼ漬けカルビ焼≫

 

そして真打登場。ふたを開ければ…

 

 

御覧のとおり。タレに漬け込まれたカルビの上に野菜やニンニク、林檎などが載っていた。彩りが最高に美しい。叙々苑の料理は味はもちろん、彩りや配置にも工夫があった。

 

 

肉のかたまりが大きすぎて何処に措くべきなのか判らない(笑)。

 

 

ま、こんな感じかな。

 

「なんか蛸足みたいでグロいにゃ」サル

 

 

喰えば旨いよ。

 

 

切るのが予想以上に難しい。旨く切れん!

ということで最初の三品を美味しくいただいた。

 

いつもであれば、ここらでおサルは満腹宣言するのだが…

 

「お肉に嫌なくどさがないからまだまだ食べられそう」サル

 

≪豚肉三点盛り≫

 

追加してしまった。

九州人としては焼肉に豚がないというのは許せないのだ。左から、ロース、豚トロ、豚バラ。

 

 

もうこれで、しばらく肉もいいな。大満足。

 

「ヒツ、夢に見てたもんにゃ」サル

 

いくらダイエットと云っても肉抜きはつらいよ。

 

 

ここのマッコリは殆ど甘味がなく、本場韓国のそれと同じだった。

 

≪ユッケジャンクッパ≫

 

おサルの大好物のクッパ。これでしめることにした。

 

「満足した。もう帰る」サル

 

 

立ち上がりかけたおサルだが、「まだデザートがありますよ」とスタッフに呼び止められる。そう。このデザートの無料サービスこそ叙々苑の名声に一役買った名物。チョコレートコーティングされたアイスクリームとジェラート。

 

お暇して、六本木の街に出た途端、もう一軒どこかにいきたいとイヤイヤと始めたおサルだったが、電車に乗った途端寝てしまった。サルっぽい。

 

 

やはり、本店には本店の雰囲気と味があった。奮発して来てよかった。

 

早く東京の街にも、落ち着いた賑わいが戻ってきますように。

 

(おわり)

 

いつもご訪問ありがとうございます。