朝日軍道を歩く/朝日連峰主脈縦走②(以東岳~大朝日岳~長井葉山) | ひつぞうとおサル妻の山旅日記

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ひつぞうです。
おサル妻との山旅を中心に日々の出来事を綴ってみます。

以東岳(1772m)/寒江山(1695m)/竜門山(1688m)/西朝日岳(1814m)/大朝日岳(1871m)/平岩山(1609m)/御影森山(1534m)/中沢峰(1344m)/長井葉山(1237m) 山形県・新潟県

 

日程:2019年9月13日~16日

天気:(2日目)快晴

行程:(2日目)以東小屋4:45→4:55以東岳5:25→6:35中先峰→7:15狐穴小屋7:25→8:25寒江山8:40→9:28竜門小屋9:40→10:05竜門山→11:15西朝日岳→12:30大朝日岳山頂小屋

 

≪竜門山に至る緩やかな稜線≫

 

こんばんは。ひつぞうです。「朝日軍道」二日目の記録です。この日いよいよ大朝日岳まで足を進めます。詳しくはいつもの山行記録で!

 

★ ★ ★

 

鼾もかかず、寝言も言わず、皆が皆行儀の良い一行だった。二日目は一斉に朝日岳山頂避難小屋を目指す。ちょうど三連休の初日。しかも待ちに待った晴天。混雑は必至。早目に到着して寝床確保しようと相談しあった。少人数で行動を共にすると自然と連帯感が湧いてくる。

 

判で押したように午前三時半に起床。朝食のペンネに明太子ソースとペペロンチーノソースを同時に投入してしまった。が、奇妙な濃厚さが生まれて悪くない。単調になりがちな山の食事では、アクシデントも好いスパイスになる。

 

 

暗闇のなかヘッデンを点して僅か10分の山頂へ。殆ど無風。暑くなりそうだ。

 

 

満月だったのだろう。叢雲を被った月は恨めしそうに鈍い光を放っていた。やがて周囲が明るくなってきた。

 

 

この日目指す縦走路。最奥にゴールの大朝日岳の尖峰が見える。

 

「遠~い!」サル

 

 

そして前日歩いてきた稜線。右奥には月山

 

 

大鳥池もこの時間は静かに凪いでいた。

 

 

ご来光と秋の空。

 

 

これから向かう峰々は御覧のとおり。

 

 

これを以って東となす。でも朝日連峰の西のはずれなんだけどね。

 

 

そろそろ出発するとしよう。午後二時までに到着しないと、碌な寝場所を確保できないからね。

 

 

縦走に繰り出したのは僕らを含めて三パーティとソロ一名だった。

 

 

まず目指すは中先峰。ぐんぐん高度を下げてゆく。

 

 

や~。気持ちの好い笹原だ。

 

 

以東岳を見返す。とても2000m未満の山とは思えない貫禄。

 

 

豪雪地帯の連峰としては意外だが、朝日軍道には池塘は少ない。

 

 

いい山だ。

 

 

三方境までは、こうした緩いアップダウンが続く。

 

 

中先峰に到着。

 

 

まだまだ同じ様な起伏が続く。

 

 

狐穴小屋が見えてきたね。

 

 

ここらで来し方を振り返る。あっという間にここまできたよ。

 

 

イワインチン。これも初めて観察した。

 

 

新発田市(新潟)方面の海岸線が見える。鷲ヶ巣山の威容も。まだ時期的にはヒル山でしょうな。

 

 

飯豊連峰同様、全山を通じて花崗岩が多かった。

 

 

まもなく狐穴避難小屋。ここで水を補給しよう。

 

 

大量に溢れかえっていた。小屋番さんは若い女性だった。ちょっとびっくり。

 

 

以東岳と狐穴避難小屋を振り返る。

 

 

三方境に着いた。ここで障子ヶ岳方面への長い稜線が分岐する。

 

 

こんな感じね。

 

 

朝日連峰のハイマツ帯でよく見かけるアミハナイグチ(可食)。

 

 

三方境と目と鼻の先の北寒江山からは相模山に続く稜線が伸びている。健脚向けのコース。

 

 

初めて眼にする相模山はかなりの貫禄だった。越後百山の一座。

 

 

次々に眺望が変化するので飽きがこない。お次はピラミダルな寒江山。スケールの割には意外にサクッと登れてしまう。この辺りで離合者が現れ始めた。

 

 

ミヤマトリカブト

 

 

着いた。寒江山だ。二日目の行程のほぼ半分を消化したことになる。ここでゆっくりすることにした。

 

(写真の関係で二回に分けます)

 

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