5月18日


2021年2月に突然の交通事故で亡くなったA(私の大切な人)の事故現場へお花をお供えに行きました。

電車で片道2時間です。


自宅の最寄り駅の花屋さんで、500円のミニブーケを買いました。

あんなに一生懸命生きていたAには、大きな花束を送りたかったですよ。

でも、お掃除の方に迷惑がかからないように、小さな花束にしたのです。

花屋さん「リボンおかけしますか?」

私『いりません。』

リボンなんてつけたら、お掃除の方が更に大変になると思って断りました。

本当は、綺麗なリボンもつけたかったですよ!



私『脱脂綿はついていますか?』

花屋さん「はい。おつけしています。」

2時間もかかるので、水分を含ませた脱脂綿がついていないと枯れそう。

前に買った時もつけてくれた記憶がありましたが、一応聞いてみました。



ネットで調べたところ、事故現場の花束の処分は、近隣の住民の方がしてくださっている様子。

そして、すぐに持ち帰るか、3日後くらいに片付けに行くのがマナーだそうです。


そういう記事を読むと、「お供えするのはやめたほうがいいのかな……」と何日も迷いました。


でも、『小さいブーケを一度だけお供えして、それ以降はお供えしませんので、近隣の方には申し訳ありませんが、どうかお許しくださいしょぼん』と思って、行くことにしました。

大切な大切なAの最後の場所を見ておきたかったし、どうしても一度だけでいいから、お花をお供えしたかったのです。




Aの事故現場の最寄り駅に着きました。

最寄り駅から徒歩で9分くらい歩きました。

Googleマップを見ながら歩いたので、方向音痴の私でもすぐにわかりました。






目標地点の赤い看板のお店に近付きました。

道路に白い自転車マークと進行方向を指す↑が書いてありますよね。

この一番左側の道を、Aはバイクで走っていました。

まさかこの数秒後に、赤い看板のお店から車が急に飛び出して来るとは知らずに。

私も、Aが進んでいたのと同じ気持ちになって、歩いて行きました。






警察署の看板に、Aのことが書いてあったのでとても驚きました。

『やっぱりここで事故に遭ったというのは本当なのね……ショボーン

ちゃんと看板にして呼びかけてあるのは、嬉しかったです。







このお店で買い物を済ませた90歳代男性の普通乗用車が、右方向を全く確認しないで道路に飛び出したせいで、Aは即死でした。


そりゃ即死でしょうね爆弾パンチ!メラメラバイクと普通乗用車ですもの。

だいぶ飛ばされて、道路に叩きつけられたのでしょうえーん


脳挫傷、肋骨が折れて心臓を強打、服は血まみれだったえーん汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗とAの母親から聞きました。



【ある日突然、警察から連絡が来て、慌てて病院へ行ってみたら……我が子の変わり果てた亡骸を見せられた ご両親の姿を想像してみてください。】


この90歳代の犯罪者が、道路に倒れているAに声をかけた時には、もう息をしていなかったそうです。

私は、この犯罪者の胸ぐらを掴んで言いたいですね。

『声をかけたって本当か!?ちゃんと大きな声で呼びかけたのか!?救急車が来るまで呼び続けたのか!?人を殺めても笑っているようなやつが、そんなことしたはずがない!!爆弾パンチ!メラメラ



事故で倒れている人がいた場合、諦めずに大声で呼び続ければ、蘇生する可能性があるのですよ。

私がその場にいて、大声で呼び続けたかったです!!

Aの母親も、同じことを言いました。


そして、Aの母親は、「私が代わりに死にたかった。」と言いました。








小雨が降っていたので、ブーケをくくりつけていたらスカートがかなり濡れてしまいました。


暖かい季節だったし、『死にたくないのに亡くなったAに比べたら、こんなの大したことないわ!』と、気にしませんでした。

白い紐とハサミを自宅から持参しました。


手を合わせて『A、来たよー!まだここにいるってことはないよね?あなたは事故に遭って亡くなったんだよ。知っているよね?大変だったね。よく頑張ったね。』と声をかけて、お経を少しあげました。




事故現場に来るまでは、そんな場所を見たら精神的に不安定になり、倒れてしまわないかと不安でした。

不安だったけど、頑張って来てみました。
「気分が悪くなりそうな時は、戻ればいいのだ。」と自分に言い聞かせて。

でも、手を合わせてお花をお供えしたら、スーッと気持ちが軽くなりました。



※後日、このブーケは、Aの母親が片付けてくれました。我が子の事故現場になんて二度と行きたくないだろうに、気丈できちんとした方です。他の方からの花束もご両親で片付けに行ったそうです。


事故現場から駅までの道にあるお寺のお言葉。


「今月はなんて書いてあるかな~♪」と楽しみにしていたのに、もう二人並んで読むことはない………汗


2021年5月のお言葉は
【無駄づかい お金じゃないよ この時間】


知ってはいたけれど、命の時間って限りがあるんですね………。




でも、Aには、このお言葉は当てはまらないな!

「命には限りがあるから、一分一秒を大切に生きている。」といつも言っていたので。

20年間びっくり、【筋トレ】と【マラソン】を欠かすことなく続けて来た人ですよ。

【瞑想】も精神に良いと知り、亡くなる寸前まで毎朝5年間、一日も欠かすことなく続けて来た人ですよ。

健康に十分に気をつけて、時間管理もとてもきちんとした人でした。



乗り換え駅から見えたインド料理のレストラン


Aと私のお気に入りのお店で、何度かお食事しました。


もうこのお店へ二人で行くことは永遠にないな。


そして、Aとは二度と会えません。
サヨナラも言っていないのに、二度と会えません。



帰宅してから友人に『事故現場を見てきた』と報告しました。

サトさん「ここが、Aさんの最後に見た景色なんですね。」

その言葉に『そうか…………ここが、こんな綺麗でもない道路と、自分に向かってくる車が、人生最後に見た景色なのか………』

自宅で花を眺めながらとか、そういう風に人生が終われたら良かったのだろうけど………



Aを殺めた普通乗用車を運転していた90歳代の男性は、逮捕されることもなく、自宅でのんびり暮らしています。



私は、事故から4ヵ月経過した6月15日の現在も、この犯罪者には怒っていますよパンチ!メラメラ爆弾


全然、反省していないからです!


Aのご家族に説明して、「帰る時に笑っていた。

【人を殺めておいて笑っていられる老人に、警察は免許証を与えるんですねガーン




※ちなみに、この事故現場のお店は、この犯罪者の家からは遠いです。

遠いお店、しかも狭い駐車場から出にくいお店に、90歳代が一人で運転して行くなんて。

ちゃんと家族がいるんだから、止めてくださいよ!!

私は、この家族のことも許しません。

このだらしない親なら、その子供達も、人を殺めておいても全然気にしない最低の生き物だと思いますから。

子供が一度も謝罪に来ないのが、その証拠です。


犯罪者とその家族、一度もAのお墓参りに行かないよね。自分達の命が尽きるまで、這ってでも行き続けなさいよ!誠意が全然見えないんだよプンプン


ブログだから控え目な言葉遣いをしているけどね、目の前にいたら私は容赦しないよ。


二度と立てないくらいに、言葉で徹底的にしばきあげる。







2021年2月のある日

私の大切な人が空へ旅立ちました。


4車線道路の左側をバイクで走行中、道路外にある店舗の駐車場から飛び出して来た普通乗用車に跳ねられて即死。


普通乗用車を運転していたのは、90歳代の男性90歳代の男性は右側に出ようとしていました。左側から何台か車が来ていたのでそれだけに気を取られ、右方向は確認せずに飛び出したそうです。



事故の2日前に二人でカラオケに行きました。

事故の2日後にまた会う約束をしていました。


明日はどうするのかなと思ってLINEしてもずーっと未読のまま。

おかしいなと思いながら電話したら、ご家族が出られて「昨日の昼間、交通事故で亡くなりました。」


『えっ……』

心臓の鼓動が鳴り止みません。

それから数日間、ご飯を食べれない、足に力が入らず全然歩けない状態。


一週間くらいして数歩ずつ歩けるように頑張って、今は外出できるようになりました。


90歳代の男性は、現行犯逮捕されました。でも、高齢者で動揺しているという理由で自宅にすぐ帰されました。


長い文章を読んで頂き、心から感謝申し上げます。


Aも喜んでいることと思います。


皆様も、交通事故にはくれぐれも気をつけてくださいね。