上橋菜穂子『獣の奏者Ⅳ完結編』読んだ | これ、いいな♪

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縁があってわたしが出会ったものたちを書いています。最近は、自分の忘備録にしています。

★★★*☆(3.5点:個人的な感想)

講談社文庫2012年8月10日

2009年8月単行本刊行

ファンタジー

 

この物語は、

ⅠⅡ 当初発表された物語

ⅢⅣ 続きが描かれ、完結

Ⅴ  外伝

の構成です。

 

【あらすじ】

王獣を増やし、その部隊を作る命令を受け入れる。

その先に大きな災いを予感しながら、

エリンは進み続ける。

 

【感想】

ネタバレ感想です。

 

・・・やっぱりそうなるよなー、という結末でした。

全てを引き受け、責任を持って終わらせる、というのは、

これまで読んできたエリンの行動として、とても自然で、

一本道ではないかというほど、予想通りでした。

 

ただ、あの戦いの渦中、あの行動の前に、

リランの耳を塞ぐ、ということはできたのではないかと思えます。

 

生きたいと望みながら、自分の手で終わらせることを選んだ結果なのでしょうね。

けれど、生きていく姿を読みたかったです。

 

うさぎ   うさぎ   うさぎ           うさぎ   うさぎ   うさぎ