★★★☆☆ 3.0点個人的な好みによる
ホラー。ミステリー。
(連作)短編集

「身内に不幸がありまして」
「北の館の罪人」
「山荘秘聞」
「玉野五十鈴の誉れ」
「儚い羊たちの晩餐」

先日ご紹介しました
『Storry Seller 』 で、気になったので、読んでみました。
知らない作家さんでしたので、調べてみましたら、
ヤングミステリー出身なんですね。
だから、この設定なのかな。
設定が、大正あたりの、
お嬢様や使用人といった、ちょっと…特殊な感じで…
物語も、似たような話です。
新潮社は、ミステリーとしていますが、
私は、ホラーにではないかと思います。
読んでいて、ぞっとします。
短編集ですが、多少のつながりもあるので、
順に読んだ方がいいです。
この本、新潮社から出ているのですが、
紹介が、おかしい!
読書の楽しみを、奪ってしまいかねないようなことが、
オビにも、新潮社のHPの本の紹介にも、書いてあります。
気になりますか?
一応、何が書いてあるのか、抜粋します。
本を読まれる予定の方は、読むと、腹が立つかも。
ご注意!
水色部分です。
オビの表
あらゆる予想は、最後の最後で覆される。
ラスト一行にこだわりぬいた、暗黒連作ミステリ。
オビの裏
‥略‥ラストで鮮やかに真相をひっくり返す‥
略‥収録作すべてが、ラスト一行で落ちるミステリは本書だけ!
新潮社のHP
これぞ、究極のどんでん返し!
なんで、こんなこと書くんでしょう
おかしいよ!
っとに、新潮社は、読者の楽しみ奪ってどうすんのよ
私は、中の1作を、何の先入観もなく、
他の本で読んだのですが、
そのほうが、ずっとおもしろかったもの。
それで、この本を読もうと思ったのに。
本を売るため?
それとも、読者の方は、
この情報があった方が、楽しめるのかしら?
でもね、これから読まれる方へ。
そんなに気にして、読むことないですよ。
たしかに、ラスト一行は、
引き締める文になっていますが、
ちょっと、あおりすぎだと思いますので。
08.11発行
新潮社