★★★☆☆ 3.0点(個人的な好みとして)
警察小説。
ミステリー。

関西で、大地震が起こった朝、
N県警では、問題が持ち上がっていた。
警務課長の不破が失踪したかもしれないという。
女性の存在や、事件との関わりも見えてくる。
警察内部では、個人の思惑や立場が複雑に絡み合い…
災害と事件があるのに、描かれているのは、
それらの捜査よりも、警察内部の人間模様です。
家族もあわせて、みんなドロドロモヤモヤ…
話が遅々として、ちっとも事件?の解決に向かっていこうとしない。
ミステリーというより、
警察小説として、人間関係のドラマを描いた作品です。
うーん。私の感想としては、人間関係がドロドロすぎ。
現実に、こんな人間関係、人間模様ってあるのかな。
読んでいて、気分が悪いです。
一般市民である私は、
何かあったときには、警察に頼りたいと思っています。
その警察がこんななんて、信じたくない。
かけらも現実にはあってほしくない。
最後のオチも、個人的には『半落ち』同様、
すっきりせず、という気持ちです。
これは、好みの問題だと思います。
警察官とその妻たちの、立場や関係、対立…
そちらの方は、それはもう、しっかりと楽しめます。
ドロドロの昼ドラなみです(笑)。
05.7 発行
朝日新聞社