ファンタジー、ミステリー
映画化もされました、超有名な作品ですが、
東野作品の中で、まちがいなく上位に入る作品です。
母と娘が事故に遭い、母親の肉体と娘の魂が失われます。
残ったのは、母親の魂が入った娘の肉体。
娘を亡くし、その娘の姿になってしまった直子と、
夫であり、父親である平介。
ふたりの、奇妙で切ない生活…
と、こんなあらすじですが、
よくできた話です。
タイトルが持つ、深い意味にも感心します。
文庫も出ていますが、できればハードカバーの単行本で読んで、
読後、カバー下をご覧になることをオススメします。
そこにも、「秘密」が隠れているので。
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文藝春秋